Android端末でのtwitter読み上げについて考える

2013.09.30 Androidアプリレビュー ライター:__agar

twitterのタイムラインを追う方法は何も読むことばかりではありません。自動音声に読み上げてもらうという手段もあります。
先日、iOS用のtwitterクライアント「The World」を使用していた時に初めてそのような機能を体験したのですが、普段常用しているのはAndroid端末なのでそちらでも同様のことができないかといくつかの方法を試行してみたので記録しておきます。


まず、Androidでtwitterの音声読み上げを行うにはTTS(Text To Speech)エンジンと呼ばれる音声合成を行うエンジンと、行いたい動作をするアプリ(この場合はtwitter読み上げ機能を持つもの)を組み合わせて使用することになります。ですので、まずTTSエンジンを用意しましょう。

Androidに標準搭載されているTTSエンジンが実はあるのですがこれは日本語に対応していないので自分で用意する必要があります。このTTSエンジンに何を使うかによって読み上げの音声が変わります。

主要なものはいくつかありますが、私はAquesTalk TTSを使用しました。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんがこれはいわゆる「ゆっくり」の声です。こちらは246円の有料アプリになります。

無料で済ませたいということであれば、KDDI研究所のN2 TTSがおすすめです。無料ながら男声/女声の選択ができるなど十分な性能を持っています。

どちらもPlayストアから導入できます。

さて、TTSエンジンの用意ができたらいよいよtwitter読み上げに使うアプリを選びます。

Twitter読み上げったー 1.3
カテゴリ: ソーシャルネットワーク
販売元: Etthi
サイズ: 488k
インストール数: 500~1,000
更新日: 2013年7月14日
対応OS: Android2.3.3 以上
平均評価: 3.8 (5件の評価)
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はじめに試したのがこちらのアプリです。名前からしていかにもといった感じですが、正直内容は頼りなく感じました。1分あたり3ツイートしか読み上げられないこと、その3ツイートも無作為な選択であることなどを踏まえると機能的には不十分かと思います。タイムラインから目を離して作業に集中したいといった用途ですと力不足です。

次に目を付けたのがiHear Network/Voice TTS Readerというアプリです。英語のアプリですが設定さえ行ってしまえば基本的には聞くだけなのでその点は問題ないかと思います。
こちらはtwitterだけでなくfacebookにも対応しているということがポイント。また、TLの読み上げではなくmentionsの読み上げをさせたりリストを使って取得させられるメリットがあります。
しかし、新着の取得が遅く、また起動時に取得する数がかなり多く、非常に古いものから読み上げ始める上、そのあたりの設定を行えないことにストレスを感じました。こちらも前のものと同様にハンズフリーでタイムラインを追えるという手軽さがかなり削られてしまうように感じました。機能的には十分なだけに改善されるとかなり使えそうだなあとは感じます。

結局読み上げ専用のアプリで求める条件を満たすものを見つけられなかったので、方向転換しました。
何も読み上げ専用のアプリではなく、通常のtwitterクライアントで読み上げ機能を持つものを探せばいいのではないか?と。
これなら読み上げを聞いていて気になるものがあったらすぐに開いて操作しやすいというという利点もあります。
アカイトリ 1.8.2
カテゴリ: ソーシャルネットワーク
販売元: matsumo
サイズ: 677k
インストール数: 10,000~50,000
更新日: 2013年6月14日
対応OS: Android1.6 以上
平均評価: 4.3 (228件の評価)
Google Playで詳細を見る

アカイトリというクライアントを使用して読み上げさせることにしました。通常のtwitterクライアントですがしっかりTTSエンジンを使用した読み上げに対応しています。UserStream対応のクライアントなので読み上げるツイートの取得にも不満はありません。もっとも、他の方法でも共通の問題ですがあまりにも流れてくるツイートが多いと読み上げが追いつかずどんどん遅れていってしまうので運用は考えなければなりませんが…

このアカイトリには他の多くのtwitterクライアントと違ってmentionsタブのようなものはないので、読み上げさせるのも必然的にタイムラインすべてということになります。ただし、タイムラインの代わりにリストや検索を表示させることができるようになっているので、そちらを使えば読み上げるツイートも対応したものになります。検索を使って自分のIDで検索させておけば自分宛のリプライだけを読み上げさせる方法の代用にはなります。また、リストを活用すれば読み上げが追いつく程度に確認しておきたい人のツイートのみを追うこともしやすいですね。

以上が私が今回試したAndroid端末でのtwitter読み上げの方法です。この他にも今回は見た目で敬遠してしまいましたが、ささやくヤーツというものもあります。見た目で実用性を疑ってしまったのですがN2 TTSと同じKDDI研究所が開発ということで実は実力派なのかもしれません。みなさまもtwitterを読み上げさせる方法を探してみてはいかがでしょうか。