「INFOBAR A02 (HTX21)」レビュー

2013.10.01 端末レビュー ライター:__agar

メインの携帯電話として使用していたXperia VL(SOL21)の調子が悪くなりそろそろ買い替えようかと思っていたところ、偶然お手頃な価格で発見したのでINFOBAR A02を購入しました。

開封・外観


本体のみで特に付属品はないということもあってかなり小さめの箱です。手前に置いたRAZR(IS12M)と比べてもその小ささが分かるかと思います。


オンスクリーンキーの端末なので前面は非常にすっきりしています。


ディスプレイ部分はラウンドガラスで、側面も丸みを帯びているので前面から背面にかけてなめらかにつながっています。美しいですが保護フィルムを貼りたい方は困るかも。

歴代のINFOBARシリーズの中ではINFOBARらしさの出ている部分が少ないA02ですが、電源キーや音量キーなどの配色に個性が出ていると思います。


裏面は装飾が少なく、いかにもプラスチックな質感でもあり少々寂しい印象。もう一工夫欲しかったですね。


裏蓋・バッテリーは取り外し可能です。

UI・機能


A02はINFOBARならではのiida UIを搭載しています。
ホームアプリはA01/C01に搭載されていたもののデザインを踏襲しています。



Windows Phoneのホームにも似た構成ですが、アプリアイコンやウィジェットのような機能を持つ特殊パネル、装飾のためのパネルなどを配置することができます。
一般的なAndroidのホームにあるドロワーにあたるものはないのでこの画面にすべてのアイコンが並びます。

このiida UIのホーム画面は独特のアニメーションがついて動作するようになっています。見た目が楽しいのはもちろんですが効果音も凝っていて癒やされるものです。
実用性を重視してアニメーションなしでキビキビ動いてくれたほうがいいということであればアニメーションをオフにもできます。



ホーム画面のタイルのデザインはいくつかのテーマから選べるようになっています。プリインストールの物が5種類、au Market経由で配信される追加テーマが現時点で3種類の合計8種類のテーマが用意されています。


この機種のUIのもう一つの特徴が、側面のキーを押すといつでも呼び出せるList Viewというメニュー画面です。
アプリの起動などができるので使いようによっては非常に便利な機能ですがこちらも起動する際と閉じる際にアニメーションがあり、また呼び出した画面からショートカットを開くためにはさらに1ステップ操作があるのであまりアクセスしやすくはないと感じました。

一方で、この機能のためのファンクションキーが他のところで便利に感じる部分は多々あります。
たとえばスリープの解除をする際に本体上部の電源キーまで指を伸ばさなくとも側面のこのキーで起動することができたり、カメラアプリ起動中にはシャッターキーとして利用できるという点です。いっそList View呼び出し以外の操作を割り当てることができても良かったように思います。


こちらはステータスバーを下ろした際の通知領域です。
省電力オンのトグルに1段割かれていたり、音楽再生中はbeats audioのトグルにまた1段割かれたりと正直不満に感じる仕様です。

上の画像では各種のトグルが並んでいますが、他のHTC端末と同様、標準ではこういったトグルはついていません。私はPower Togglesというアプリを使って上のようなトグルを設置して使っています。


ロック画面もiida UIの外観になってはいますが、上に引っ張ってロック解除するアイコンや4つのアプリが配置できるショートカットなど構成はSense UIのそれとよく似た構成です。

思い出せばSHARPが製造していたINFOBAR A01ではロック画面は同時期のSHARP端末に使用されていたものがそのまま使われていましたし、意外とメーカーの色が残る部分もあるのかもしれませんね。

動作・電池持ち


この機種のスペックで若干の不安があったRAM容量についてですが、ざっと一通り使ってみた感触としては問題はないように思います。

上の画像はプリインストールのタスク管理アプリを使ってタスクキルした直後のものです。最大限に開けると400MB程度の空きが確保できました。
普通に使っている状態ならば常に250MB前後は空いていたのでまず問題ないでしょう。

電池持ちを少し試してみました。
途中で待受時間が1時間弱入ってしまっていますが、それ以外はほぼずっと使用している状態で負荷をかけています。

UserStreamを使用するtwitterクライアントを開きっぱなしにして、ゲームをしたり音楽を再生しながらブラウジングをしたりとかなりがっつり使ってみました。


90%程度から始めて自動的に省電力オンになる15%程度まで使用して途中スリープにしている時間があるので、そのあたりを考慮すると100%から0%までなら5時間程度は使用できるのではないかと思います。
もちろん使い方によって大幅に変わりますが、このくらいの負荷をかけて5時間連続使用できるならば電池持ちに不満はない印象です。

不満な点

1.外装の作りが甘い

良いデザインのハードだけに、作りが甘いのが惜しまれます。
私の個体ですと前面ガラスの左下部分が浮いてしまっており、ネット上でも同様の報告が多数あります。

2.イヤホン出力時のノイズ
最近の他のHTC機同様、音自体はそう悪くないものです。
ですがホワイトノイズが多く、動画視聴時など無音の場面があるとかなり気になりました。

3.画面サイズの割に本体サイズが大きい
こちらは購入前から分かっていたことではありますが、4.7インチのディスプレイでありながら幅は70mmに及び、昨今流行の5インチ級のスマートフォンと差がありません。
重さについてもこの機種より大きい5インチの同メーカー製端末、HTL21より重いです。

デザインに重きを置くiidaブランドの端末であるという性質上、他の端末と単純な比較をすべきではないと思いますが気になる人は気になる点かと思います。

まとめ


多少気になる点はあるものの、独自の世界観を持って作り込まれた美しいUIは一見の価値がありますし、基本性能やカメラなども十分実用に足るものです。
ピンと来るものがあれば買って問題ない機種でしょう。