MacBook Airをモバイルルーターに

2013.11.15 Mac・PC ライター:__agar

実用性の是非はともかく、Macでインターネット共有を使って他の機器をMac経由でインターネット接続することができるので試してみました。その備忘録として筆を執った次第です。


今回使用したのはMacBook Airです。インターネット共有をすると言ったって有線LANのない(変換アダプタを使えばできますが)MacBook Airで何を共有するんだ…というところですが、今回使ったのはコレ。


LTE/3G対応のUSBモデムです。MacBook Airを持ち歩く日はこれも合わせてカバンに入れているので、どうせならこのL-03Dに入れている回線を何らかの形で他のモバイル機器でも使えたら良いのに…と思ったことが今回の記事のきっかけです。

さて、USBモデムをMacBook Airに接続し、Mac経由でインターネット共有する手順を見て行きましょう。
事前にUSBモデムのユーティリティを起動しておきましょう。


まずはシステム環境設定を開きます。


次にシステム環境設定の中の「共有」を開きます。


設定は簡単で、「共有したい接続経路」と「相手のコンピュータが使用するポート」を選択すればひとまずOKです。
今回はL-03Dのインターネット接続をWi-Fiで共有するので、「共有したい接続経路」はdocomo L03D、「相手のコンピュータが使用するポート」はWi-Fiを選択しました。


SSID、パスワード、使用するチャンネルを決めます。


Macのインターネット共有では、対応している機種であれば5GHz帯も設定できます。
5GHz帯の屋外使用は電波法で禁じられているので、使うとしたらあまり無いと思いますが自宅内でテザリングが必要なとき…ということになるでしょうか。

あまり活躍の場はなさそうですが、チャンネル選択の画面で線が引かれている部分の下4つ(36/40/44/48)がそれに当たります。
屋外で使う場合は絶対にこの4つは選択せず他のチャンネルから選びましょう。


さて、これで設定が済んだので左側の「インターネット共有」の項目にチェックを入れて共有を開始しましょう。確認のポップアップが出てくるので開始を押します。


ステータスバーのWi-Fiアイコンが共有中の表示に切り替わりました。これで他の機器から接続できる状態になりました。


試しにスマートフォンから接続してみます。先ほど設定したSSIDがちゃんと表示されているのがわかります。

スピードテストしてみました。

あまり速度が出ていないのは今回使用したL-03DにはBIGLOBEのMVNO SIMを入れているためなので気にせずご覧いただきたいのですが、通常のモバイルWi-Fiルーターで同じ回線を使用した場合、あるいはスマートフォンにSIMを刺して使用した場合などと比べても速度の差はあまり無かったので十分実用的だと思います。

インターネット共有できるのはMacをスリープにしていない時だけなので「カバンに入れておけばいつでも使える」というわけには行きませんし、別途本来の用途があって持ち歩いているであろうMacのバッテリーを消費してしまいますから常用は厳しいと思います。
普段からバリバリ使うなら本職のモバイルルーターにはかないません。

しかし、十分な接続速度を得られることや、モバイルルーターとして見ればかなり大きいバッテリー容量(今回使用した11インチMacBook Airでも4,000mAhを超える容量です)などを考えると、大した荷物にはならないUSBモデムを1つカバンに忍ばせておくだけでいつでもモバイルルーター代わりにできるこの方法は非常用の手段としてはかなり有益で覚えておいて損はないのではないでしょうか。