「スマートフォン for ジュニア SH-05E」レビュー

2013.12.28 端末レビュー ライター:__agar

おそらく年内最後となりますが久しぶりのスマートフォンレビューです。お時間があればお付き合いいただければ幸いです。
今回はdocomoから発売されているスマートフォン for ジュニア SH-05Eのレビューとなります。


その名の通り子供向けに作られているスマートフォンで、小学校高学年〜中学生くらいをターゲットにした端末だそうです。
発表時は様々な反響がありましたが、来年2月に後継機となる「スマートフォン for ジュニア2 SH-03F」の発売が決まっているところからすると一定の需要はあったのでしょう。

さて、なぜわざわざそんなものを入手したのかと言いますと、理由の1つはどのようなアプローチで子供向けのスマートフォンというものを実現しているのか興味があって確認してみたかったということ、もう1つは購入前に各所の情報を調べてある程度手を加えてやれば普通のスマートフォンとして使うこともできなくはないということが分かっていたので遊んでみたかったためです。

開封・外観


docomo端末ではおなじみの赤い箱です。
最近のスマートフォンとしてはかなり大きめの箱ですね。


本体,リアカバー,バッテリー,卓上ホルダ,イヤホンとクイックスタートガイドや保証書などが入っています。


卓上ホルダは横置きで高さのあるタイプ。不安定そうに見えますが、見かけの印象よりしっかり固定され安定しています。


ブルー,ピンク,ホワイトの3色がありますが今回購入したのはホワイト。
この色だと一見普通のスマートフォンっぽい雰囲気で、予備知識がなければ気付かないかもしれません。


シンプルなデザインですが外観上の特徴となっているのがこの音量キーの間に設置されたオレンジのボタン。従来のキッズケータイにもあった防犯ブザー機能のためのもので、周りの音量キーと一緒に押し込むと防犯ブザーが鳴ります。

少々誤操作が怖い配置ですが、同時押しが必要でかつそれなりに固いのでさほど心配はいらないのではないでしょうか。


左側面には上端側からイヤホンジャック、micro USB端子、卓上ホルダ用接点が配置されています。
このあたりの配置はベース機種になっているAQUOS PHONE si SH-01Eと同じですね。


背面を見ると、丸みのあるフォルム、中央に縦に並んだカメラとフラッシュライト、十字型に開口されたスピーカーなどauの「IS05」に印象が似ています。
メーカーは同じSHARPですし、もしかしたら同じデザイナーさんが携わっていたりするのでしょうか?


裏蓋・バッテリーは取り外し可能。
バッテリーは1660mAh、SH-01Eと共通の物です。最新機種と比べると少いですがSnapdragon S4(MSM8960)採用の端末としてはそこまで極端に少ないというわけでもないですね。

ソフトウェア


まずはホーム画面。ご覧の通り割と普通の機種と変わりない外観です。
オンスクリーンキーは他のSHARP製端末と同じデザインの4キーのもので、ホームアプリはdocomo端末ではお馴染みのPalette UIです。


Palette UIと言っても他の端末に搭載されているものとは若干違うようで、分かりやすいところで言えばアイコン背景のデザインが丸みの強いものに変わっています。


SHARP製端末ではおなじみのエコ技も搭載しています。バッテリー容量がそう多くない点や、基本的には初スマートフォンのユーザーが中心であろうことを考えるとジュニア向けモデルとは言えこの機能を削らずに搭載したことはなかなか良いと思います。


OSバージョンはAndroid 4.0です。おそらくアップデートはありませんが機種の性質を考えるとあまり気にすることではないのでしょう。

この機種の特徴の1つが、安全面を考慮して外部からのアプリ導入を基本的に封じている点。

Playストアは導入されていませんし、ブラウザを使ってapkをダウンロードすることもできないようになっています。
唯一の例外としてmicro SDに入れたapkのインストールだけはできるので完全に不可能というわけではありません。そのあたりは保護者の方の判断でできるように、ということでしょうか。


そのこともあって、プリインストールのアプリはユーザー層を考えたラインナップが初めから整っています。
ゲームが数個プリインストールされており、学習用のアプリなどもあります。


スマートフォンの安全な使い方を学ぶためのコンテンツなども収録されています。
実際にこれを買ってもらって初スマートフォンでわくわくなお子さんがこれを見てくれるかなぁ…?とも思ってしまいますが、無いよりは良いのではないでしょうか。

この機種を買い与える親御さん側の視点なら間違いなく一番のポイントになるであろう保護者制限の機能をチェックしてみます。


設定画面の中の「保護者設定」という項目の中に各種制限の設定があります。この項目は本体のロック解除のためのパスワードとは別の「保護者パスワード」というものを設定しておけば実際に使うお子さんは勝手に変えられないようにできますので、購入後お子さんに渡す前に最初に設定しておくのが良いでしょう。


利用時間の制限などをアプリごとや時間帯などで設定することができるようになっています。

このようにお子さんに使わせるためのある程度の制限をする仕組みを付けたり年齢層を考えたアプリを揃えてある一方で、最初にも書いたように意外と普通のスマートフォンだなという面もあります。ある程度のルール作りや制限をしつつお子さんにスマートフォンを持たせてあげたいということなら適した機種と言えるのではないでしょうか。