「isai LGL22」レビュー

2014.01.06 端末レビュー ライター:__agar

isai(LGL22)を購入したのでレビューしたいと思います。

開封・外観


左がisai本体の箱です。この外箱の色は本体色によって違うようですね。

ケースは着けないことが多いのですが、サイズが大きめでストラップホールもないのが心配だったので今回はクリアケースを合わせて購入しました。


箱の中身はとてもシンプルでした。本体とイヤホン、クイックスタートガイドや保証書のみです。


表面、裏面ともに注意書きの入ったフィルムが貼られているのはまあ普通ですが、側面を一周しているアルミのフレーム部分にもしっかりテープが貼られて保護されていました。非常に丁寧ですね。


外観は兄弟機のG2とは大きく異なっています。
防水機能などの兼ね合いがあるのでしょうが、G2ほどギリギリまでベゼルを狭くしているわけではありません。だからといってベゼルが広いわけでもなく至って平凡な見た目。
前面にはキャリアやメーカーのロゴはなく、画面下に「isai」のロゴが入っています。


背面もとてもシンプル。
G2ではカメラの下に音量キーや電源キーが並ぶ独特の配置となっていますが、isaiの場合それらは側面に配置されており至って普通のスマートフォンに。


側面はヘアライン加工されたアルミフレームが一周しています。
ここは若干特徴がありますがやはり外観的には異彩を放つような強烈な個性があるわけではないです。

ただそれは悪い事ではなく、シンプルで端正なフォルムなのです。
G2そのままの仕様で出すよりはしっかり日本人好みにアレンジしてきているようで好感が持てます。


Optimus GやOptimus itなどと同様に、isaiもイヤホンジャック/micro USB端子ともにキャップレス防水となっています。


SIMカードサイズはnano SIMです。SIMスロットは裏蓋内にあり、さらに金属製のトレイを引き出してSIMを入れるようになっています。

このトレイ、非常に出し入れが固く、特に押し込む際は場所が間違っているのではないかと不安になるくらいに抵抗があります。本体の構造を見ると裏蓋にパッキンはないので、SIMトレイが防水のための蓋の役割もしているのでしょう。

ソフトウェア


isaiのホーム画面はなかなか特徴的ですね。
アイコンなどが白で統一されていてシンプルで綺麗だと思います。


Playストア等から追加したアプリのアイコンも変更できるようになっているのでホーム画面の雰囲気に合わせやすいです。

Nova Launcherなどのカスタマイズできるホームアプリではアイコンパックなどの形でお馴染みの機能ですが、こういったことが初めからできるのはLGの標準ホームアプリの魅力かもしれません。
このホームアプリ自体は他の機種にも搭載されていますが、そこにisaiならではのシンプルなアイコン類を新たに用意して適用してあるという感じでしょうか。


アイコンを変えられるだけではなくて、壁紙一部のウィジェットなどを含めたデザインを一括して変えられるようになっています。
初期状態ではisaiテーマとBasicテーマが入っていました。


BasicテーマにするとLG G2そのものですね。

また、LG Smart Worldから新たなテーマを追加することも。

テーマを変更してisaiテーマに戻してもしっかりアイコンなどの設定は維持されていたので気軽に試してみても良いのではないでしょうか。


このホーム画面には「isaiスクリーン」という機能が付いています。
簡単に言えばニュースフィードのような機能です。
ホーム画面に表示されるのですがウィジェットではないので移動させたりということはできません。ホーム画面1ページに1項目、初期状態では4ページ4項目が表示されています。「それちょっと邪魔じゃないの?」というところですが、初めてスマートフォンを持つ方でも複雑な設定なしにこういった機能を楽しめるというところを意識したものなのでしょうね。


まったく弄れないというわけではなく、設定画面から表示項目を絞ることはできます。全項目チェックを外せばisaiスクリーンは表示されなくなります。とてもシンプルな設定内容です。


こちらはアプリドロワー。
いくつか緑色に光っているアプリがありますが、使用頻度の高いアプリが目立つようにしているとのこと。確かに言われてみれば目に留まりやすいです。
特にプリインストールのアプリの多くはデフォルトでは白いアイコンで統一されているのでこういった形で判別しやすくしてくれるのはありがたいですね。



ロック画面は他のLG端末でも見られるような、スワイプすると円が広がっていってホーム画面がチラ見えするデザイン。
この円の周りのエフェクトはいくつかの種類から選べます。


ロック画面ウィジェットにも対応していました。



G2の設定画面は上の写真のようなごく一般的なものなのですが、isaiでは4つのカテゴリに分けてタブ式になっています。


Androidに慣れている者からすると若干面倒にも思えるのですが、初心者にも扱いやすい、分かりやすいようにするための配慮をしている機種でもあるそうなのでそういった工夫のひとつかもしれませんね。



ステータスバーを下ろした様子。
上の画像が初期状態ですが、正直機能が多すぎてゴチャゴチャしているように見えます。
これは「Qスライド」「Qリモート」のための項目がすべて開かれているせいで、これらは上のトグルでON/OFFができるので使わない時は閉じておいたほうが見やすいかと思います。


その2つを閉じてしまえば一般的な範囲です。最上段に各種のトグルスイッチ、その下に輝度調整や音量調整のスライダーがあります。
一番右にある「音量設定のための歯車アイコン」と曜日の横にある「本体設定を開く歯車アイコン」が紛らわしいなど、いまいちこなれていない印象も受けるのが惜しい点。


ただ、音量設定のアイコンをタップした際に開かれるメニューはなかなか優秀。
着信音量やメディア音量などを設定画面に行かずとも個別に操作できます。


isaiを触っていて気付くのが、特に初心者層への分かりやすさを重視した機能が多いことです。

例えば「クリーンビュー」というものが用意されています。
これはカメラやギャラリーなど一部のシステムアプリでのみ使えるものなのですが、下をご覧ください。


これはギャラリーアプリですがいかがでしょう、非常にシンプルな表示ですよね?
初心者の方でも「ここを押せば写真が見られるんだ!」とばっちり分かります。

一方で既に使い慣れている方ならこの画面を見て「クラウドストレージ上の画像も見たい」「フォルダ名がないじゃないか」「複数選択ができないぞどうなってるんだ」となるかもしれません(実際私も複数選択ができず困りました…)。

ここで見るのが画面右下。メニューキーの右になんだか見慣れないキーが追加されていますね。これが「クリーンビュー」機能のポイントです。
このキーを押すとより詳しい表示に切り替わります。


仕組みに気付かないと少々混乱するかもしれませんがなかなかよく考えられた機能だと思います。
初めての方にはより扱いやすく、そしてもう分かっている方にはいつも通りに、とうまく共存させたUIではないでしょうか。




一方で、上級者向けの機能も犠牲にはされていません。
最近の他のLG製端末にも搭載されている、「Qメモ」「Qスライド」「スライドウィンドウ」といった独自機能はオミットされておらず、他社のスマートフォンとは一味違う使い方をすることができます。

スペック

LGL22は、Snapdragaon 800にRAM 2GB、ROM 32GBといった構成です。
ディスプレイは5.2インチのフルHD。

参考までに、AntutuとQuadrantでベンチマークスコアを取ってみました。


antutuで35000、quadrantで20000程度となりました。Snapdragon 800搭載機としては妥当なところでしょう。

実際の動作も非常に満足の行くレベルです。
もっとも、反対に同じくSnapdragon 800を搭載する機種で動作がひどいと思う物を挙げてくれということになっても思い当たる機種はありませんし、もう動作という面ではどの機種も横並びと言っていいくらいのところまで最近のAndroid端末は来ているように思います。

スペック面でisaiに不満を感じる点があるとすれば、やはりバッテリー容量です。
2500mAhというのは正直このスペックに対しては少なめだと思います。
かつてのバッテリー食いの機種のようにまるで1日使えないというようなことはありませんが、使い方によっては少々物足りないですね。

まとめ

使いやすさをサポートする独自機能が充実している点、大きいながらも持ちやすいよく出来た筐体設計などが気に入りました。

単にG2をベースに赤外線/FeliCa/ワンセグなどの日本独自機能を付けるというだけの話ではなく、ソフト・ハードのデザインも含めた日本人受けする仕様にローカライズされているのが良いですね。
実際の売れ行きはイマイチなようですが、隠れた良機種だと思います。