「URBANO L01(KYY21)」レビュー

2014.02.02 端末レビュー ライター:__agar

auの2013夏モデル、「URBANO L01(KYY21)」を購入しましたのでレビューします。


後継機のURBANO L02が2月上旬に発売予定という微妙なタイミングですが、ハード的にはあまり変化がなく、またデザインやカラーバリエーションが現行のL01の方が好みだったのであえて待つ必要はないかと購入。

開封


外箱は白いシンプルなもの。


白い箱をスライドさせると内箱があり、こちらはそれぞれの本体色に合わせられているようです。今回はブルーを購入しました。


本体の他に卓上ホルダとACアダプタが同梱されています。
最近では付属品が簡素な機種も多いですが、充電器まで揃っているのは初めてスマートフォンを持つユーザーを想定しているあたりも関係しているのでしょうか。

外観


まずは前面。京セラ独自の「スマートソニックレシーバー」を搭載している機種なので、受話口はなくディスプレイ部分はフラットです。
下部には本体色が回り込んでいて、黒一色でないのが良いですね。


最近では珍しい物理キーの端末です。
細めで本体を完全に横切っている感じがXperia arc/acroあたりに少し似ている気がして懐かしくなりました。


背面は色によって質感が異なります。ブルーの場合はさらさらした手触りの仕上げ。


カメラ、LEDフラッシュ、FeliCaアンテナ、赤外線ポートなどがまとめて配置されています。
側面に並んでいる5つの点は卓上ホルダ用の接点です。


右側には音量キーと引き出し式のワンセグ用アンテナ。
電源キー、micro USB端子、イヤホンジャックは本体上部にあります。


下部にはストラップホールがあります。中央にあるので左右どちらの手で持つにも使いやすそうですね。


4.7インチのディスプレイで幅65mmに抑えているので握りやすいです。かまぼこ状の断面なのも効いています。

ただし、物理キーかつ画面とキーの間が広いということで高さは結構あり、片手ですべての操作を快適に行えるとは言えないと感じました。


裏蓋を取り外してみますと2700mAhのバッテリーが入っています。最近では少数派の着脱可能なバッテリーですね。
バッテリーを外すとmicro SDカードとnano SIMのスロットがあります。


付属の卓上ホルダは横置き。
傾斜が小さいのでこのまま動画を見たりといったスタンドとしての利用には向かないでしょう。


卓上ホルダへの給電はmicro USBではないので、直接充電したい場合は付属のACアダプタ以外に別途購入する必要があります。

2.7A出力の付属ACアダプタ+卓上ホルダの組み合わせのおかげで、2700mAhの大容量バッテリーでも短時間で充電できます。1時間ほどで20%→80%に回復できるので充電を忘れてしまったという時でもなんとかなってしまいそうな速さです。
そこまで速いとバッテリーの劣化も気になりますが、着脱式ですし劣化したら新品のバッテリーを購入して入れ替えることもできます。利便性を考えれば許容できるところではないでしょうか。

ソフトウェア

フィーチャーフォンから移行するユーザーを想定していることもあって、分かりやすさを重視したUIカスタマイズが施されている部分が多いです。

例えばホーム画面。2種類のホームアプリがプリインストールされています。



ひとつは「エントリーホーム」と言うもので、フィーチャーフォンの待ち受けやメニュー画面を意識した構成になっています。


もう一方は普通のホームアプリなのか…?と思いきやそうでもないようで、こちらのほうが一般的なAndroidのホームアプリに近く使える機能も多いのですが、やはり同様にフィーチャーフォンの画面構成を意識した作りになっています。



ドロワーの展開時にメニュー画面が挟まれていたり、ドロワー自体もジャンルごとにフォルダ分けされるようになっています。
ホーム以外にも、設定画面が初期状態では最低限の項目しか並ばないようになっていたり、ギャラリーや音楽/動画のプレイヤーが統合されているなど独特の作りになっています。Android端末に慣れている人のほうが戸惑ってしまうかもしれません。

もっとも、システムアプリが使いやすさ重視の構成になっているだけでごく普通のAndroidスマートフォンですから「余計なお世話だ」という方はPlayストアなどから任意のものを導入して置き換えてしまうのが良いでしょう。

ミドルレンジのモデルなのでSnapodragon S4 MSM8960(デュアルコア)にHD解像度のディスプレイと控えめな性能です。

ちなみにベンチマークスコアはこのくらい。

最新のハイエンド機と比べると当然見劣りしますが、一方でSnapdragon S4搭載機なら「もうこれで十分じゃない?」と感じる程度には動くこともまた事実。

Android自体が最新のスペックを持つ端末でなくともそこそこの動作で使える成熟したOSになってきた今だからこそ、こういうコンセプトの機種はアリなのかもしれません。
さすがにハイエンド機から乗り換えると若干もたつきや引っかかりを感じる部分が時たまありますが、極端に待たされたりといったことが起きるほどではないのでさほどストレスは感じませんでした。

「妥協している」のではなくて「あえてこういう構成にしている」のだなと思わせるのが、抑えたスペックながらRAMはしっかり2GB搭載していたり、スペックに対して大きめの2700mAhのバッテリーを搭載したりといった部分です。

コンテンツやゲームを楽しむことを重視するならば5インチ超えの大きなディスプレイ、フルHDの美麗な液晶、クアッドコアのCPUなどは確かにあっても良いですが、一方であくまで携帯電話としてはこういったバランス重視のモデルも一つの到達点であるのではないでしょうか。

控えめなスペックながら強化すべきポイントはしっかりしていて、キャリアやメーカーとしてはライトユーザー向けの位置付けのようですがなかなか魅力を感じます。価格もこなれてきていますし、バランス重視ならおすすめできる機種です。