NECカシオ最後のスマホ、MEDIAS X N-06Eレビュー

2014.06.18 ガジェットレビュー ライター:__agar

NECカシオといえば昨夏を最後にスマートフォン事業を撤退、今は新モデルはフィーチャーフォンのみの提供になっています。
その最後のスマートフォン、MEDIAS X N-06Eを購入しました。


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丸みを帯びた形状、下部のスペースのデザインが特徴的です。この部分の余白が大きいおかげで文字入力などの際の安定性が高いです。
MEDIAS Xシリーズですが、BR(IS11N)あたりにも似た女性的な雰囲気のデザインです。


この部分にはイルミネーションがあり、スリープ/スリープ復帰時や通知などで光ります。上の動画はロック解除の際の点灯を撮影してみました。
また、上の動画でも使用していますが銀色のラインの下にロック解除のためのボタンが配置されています。電源キーは別の場所にありこちらはあくまで補助的なのですがかなり便利。前モデルのN-04Eにも搭載されていたものと同様です。

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側面を見ると下部が最も薄く、上に行くと厚くなるデザイン。8.5mm〜9.5mmということで決して非常に薄い機種というわけではないのですが、デザインの妙か体感的にはかなり薄く感じます。
このあたりは「普通の」スマートフォンになっていた先代のN-04Eから少し、薄さをアピールポイントにしていた初代からのMEDIASシリーズの流れに原点回帰したところでしょうか。

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キーは右側面に集約、左には卓上ホルダの接点のみ用意されています。

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裏面はシンプルなデザイン。割と普通かな、という印象ですが蓋を開けてみると少し変わっています。

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カメラの下に電池パック、基板という順で並んでいます。なるほど、この構造のおかげで下部が薄くなり、ホールドした際に薄く感じるようにできているようです。
ただ一つ残念なのが、この構造ゆえに「持つ部分が一番熱い」ということ。せっかくヒートパイプ内蔵という革新的な機構で放熱の速さを強みにしているのに、実使用の上ではいまひとつ感じにくいです。
Snapdragon600世代の機種ということもあり発熱は多め。休ませると熱が抜けていくのが速いかな?というところでヒートパイプの効果を見られるといったところでしょうか。

SoCの話題ついでに触れておくと、同世代の機種としては動作は良好です。Snapdragon600搭載機は背伸びしてフルHDディスプレイに手を出したメーカーが多かったですが、N-06EはHD解像度。無理をしない組み合わせのおかげかSnapdragon800世代の機種に触れた後でも比較的ストレスなく扱えます。

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ロック画面やホームはシンプルテイスト。従来の機種では標準のAndroidランチャーを使用していたMEDIASシリーズですが、独自性のあるものになっています。

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ドロワーはdocomo提供のホームアプリにも似たような感じ。

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通知領域はトグル部分が別ページになっているタイプ。「ブルーライトカットモード」などの独自機能が引き続き搭載されていることが分かります。

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標準ブラウザには拡大鏡付き。そして高速スクロールが縦ではなく横にシークする変わった形になっています。

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ギャラリーには画像をフリックするだけで共有できる機能が。標準風のソフトウェアに一工夫加えたものが随所に見られますね。

4.7インチHDと同期の中では控えめなポジションでちょっと男性からは敬遠されがちなデザインなこともあってかあまり目立つ機種ではありませんでしたが、とても撤退前最後の機種とは思えないほど意欲的なチャレンジの見られる一台です。とても最後にするには惜しいと感じます。

2011年初頭に驚異的な薄型・軽量でインパクトのあるデビューをしたMEDIASシリーズ。国内メーカーの中では比較的初期からの参入ですが力及ばず2013年夏で終わりとなってしまいました。そんなNECカシオ最後のスマートフォンを見届けたいということならば一見の価値はあるでしょう。

幸か不幸か、最後となったこの機種はdocomoのご愛顧割機種の一角に加わり終焉を迎えようとしています。今が最後のチャンスです、気になる方はお早めに。