「ThinkPad Tablet 2 Bluetoothキーボード」レビュー

2014.06.12 アクセサリーレビュー ライター:__agar

Lenovoから発売されている「ThinkPad Tablet 2 Bluetoothキーボード」を購入しました。


先日Miix 2 8を購入し、フルに活用するにはやはりキーボードと何らかのポインティングデバイスが必要だ、という少し本末転倒な感じもする結論に至ったのでBluetoothキーボードを用意することに。

これまでにもBluetoothキーボードは何枚か購入していて、人に譲った物もあるものの一応ひとつは手元に残っていて買う必要はない…はずだったのですが色々と検討した結果、新たに購入してしまいました。

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これまでに買ってきたBluetoothキーボードはApple Wireless Keyboard,MicroSoft Wedge Mobile Keyboard,それからELECOMのTK-FBP052BKの3枚。しかし残念ながらどれも自分的にはあまり使わず定着しなかった…というのが正直なところです。

最後に購入したTK-FBP052BKはかなり廉価で毛色が違うのですが、Apple Wireless KeyboardとMicroSoft Wedge Mobile Keyboardに関しては出自こそ違うものの近い印象でした。どちらもアルミ外装で質感にも気を使っていて、キータッチや配列も無理がなく扱いやすかったです。

Apple Wireless Keyboardはアイソレーション、Wedge Mobile Keyboardはギッシリ詰まった配置なので好みは分かれるでしょう。筆者は普段MacBook Airを使っているということもあって、同等の入力環境を得られるApple Wireless Keyboardのほうが好みではありました。もちろんどんなOSのデバイスと組み合わせて使うのか、というところにもよるとは思います。

キー自体に対する不満、という点はこの2枚に関してはあまりなかったのですが、ではなぜ使わなくなってしまったのか、というところを考えてみますと、2点ほど思い当たるところがありました。


まず一つ、個人的な理由なのですが、折りたたみ式以外のモバイル可能なBluetoothキーボードとなると電池ボックスをキーボード後部に配置して角度を付けたものが多く、これが合わないと感じます。
普段主に使用するのはノートパソコン主体なので角度が浅いものに慣れており、角度が急すぎるように感じてしまいました。

そしてもう一つ、これを言ってしまうと元も子もないですが結局のところ「めんどくさい」と思ってしまうことです。Bluetoothキーボードがあってもちょっとした入力ならばソフトウェアキーボードで済ませてしまいあまり出番がなかった…という経験をお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。

なぜめんどくさいのか、というところを考えると

1.「タブレットを出す」だけで済むところが「タブレットとBluetoothキーボードとスタンドを出して設置する」に準備が増えてしまう
2.キーボードがあってもマウスがなければ結局タッチ操作を併用する必要があり、移動距離が増え操作自体が手間のかかるものになる
3.ペアリングがめんどくさい

などが挙げられると思います。「ペアリングがめんどくさい」に関しては保留として、残りの2つならばキーボードの選択で解決できるかも。


1.「タブレットを出す」だけで済むところが「タブレットとBluetoothキーボードとスタンドを出して設置する」に準備が増えてしまう

タブレット+Bluetoothキーボードという組み合わせの場合、大抵はスタンドも必要に。見過ごされがちですが実使用の上では面倒に感じやすいところです。

タブレット自体にスタンドが内蔵(例:Yoga Tablet)されているか、そうでなくてもキーボード自体にスタンドが内蔵されていてくれれば「タブレットとBluetoothキーボードを出して設置する」と少しだけ手間が省けます。意外と大事なところかもしれません。


2.キーボードがあってもマウスがなければ結局タッチ操作を併用する必要があり、移動距離が増え操作自体が手間のかかるものになる

操作の行き来が多くなってしまうとせっかくBluetoothキーボードで入力操作を短縮できた分が無駄になってしまいます。それならば全部タッチパネルで、となってしまうのも無理はありません。

ならばBluetoothマウスも用意してしまえば良い、確かに良い手です。しかしそれをしてしまうと「タブレットとBluetoothキーボードとスタンドとマウスを出して設置する」とまた準備や片付けが増えてしまい機動力が落ちるのも難点。ならば簡易的でも良いので何らかのポインティングデバイスのあるキーボードを選べば楽に使用できるのではないでしょうか。


長い前置きになってしまいましたが私がタブレットの相棒にするキーボードとして「ThinkPad Tablet 2 Bluetoothキーボード」を選んだ理由はざっとこんなところです。
一言で言えば「タブレットとキーボードさえ置いてペアリングすれば全部揃ってる」というモノが欲しかったのです。

さて、レビューに入ります。

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アイソレーションキーになってからのThinkPadのキーボード部を取り出した、といえば分かりやすいです。

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裏面はThinkPadの天板にそっくり。

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既にお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、ThinkPadのキーボードそのまま、と言っても残念ながらポインティングデバイスはあのトラックポイントではなく、光学式で指で何度もなぞって動かすタイプです。ロープロファイル版でも良いのでトラックポイントを積んでほしかった、と感じます。

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少しへこんだ形状のキートップも再現されています。

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右端寄りのキーはかなり小さく詰め込まれている印象はあるのですが、思い切った小ささにした分か配列に無理は少なく、伊達にThinkPadの名を冠してはいないという印象。こだわるならば不満を感じるかもしれませんが、10インチタブレットと同じ幅まで抑えたモバイルキーボードとしては打ちやすい部類だと思います。

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スタンド部は開くと一部分のパーツが少し後ろに飛び出し安定感を出すなど、こだわりの見られる作りです。
ただ、角度が固定でかなりきつめなので購入前に要確認です。

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本来の用途であるThinkPad Tablet 2との組み合わせの際は重ねて持ち運ぶことも想定されているようで、4ヶ所にゴム足が備えられており画面に触れないよう重ねることができます。
サイズが近いものならば他のタブレットでも恩恵が受けられるかもしれませんね。

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1万円強とモバイルキーボードとしては決して安くないのですが、いくつかの欠点こそあれど価格に見合う品だと感じます。