Walkman NW-A16レビュー(後編)

2014.11.13 ガジェットレビュー ライター:__agar

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11月8日に発売された新型Walkman NW-A10シリーズのレビューです。前編はこちら


数日使用してみて気になったポイントから触れたいと思います。

・デザイン中心の考え方に思えるボタン配置
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開封時にも取り上げましたがやはり気になります。
菱型の操作ボタンも独特ですが、従来のWalkmanでは円形の操作ボタンの斜め上に置かれていた「BACK」「OPTION」のキーが画面側に入っています。ボタン周りのアルミ部分には同心円状のヘアラインが入っていて綺麗に反射するなど外観に気を使っている様子が見えるので、アルミ部分に極力刻印をしたくなかったのかな?という意図が透けて見えますが…
ZやFではなくAシリーズを待っていた層というのは操作性を少なからず重視しているはずなので少し的外れな変更ではないでしょうか。

・HOLDスイッチの挙動
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他の独自OSモデルでも同じ挙動をするのでしょうしA16への不満として挙げるのはどうかと思いますが引っかかります。
HOLDスイッチを入れておくと各キーの操作がロックされて誤操作を防げるのですが画面点灯はしてしまいます。鞄に入れておくと結構フロントのボタンが押されてしまうことはあるので、無駄な点灯でバッテリーを使われるのは精神衛生上良くないです。久しぶりに物理キー操作のウォークマンを使って感じたことでした。

・NFCの仕様が中途半端
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NW-A16/17はNFCやBluetoothを搭載していますが、NFCは現状ワイヤレススピーカー/ヘッドホンの接続にしか使えないようです。
Bluetoothでスマートフォンにファイル送信する機能があるのにそちらではNFCでのペアリングは対応していないなど中途半端な仕様に思えます。

・外装に歪みがあった
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背面側のパネルが歪んでいて片側が浮いていました。側面から見てもこちら側だけ溝が大きい状態。
皆さんももし購入されたら使い始める前に外装のチェックをおすすめします。

不満編は以上です。


・ハイレゾ音源の再生について
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非AndroidのWalkmanでは初めてのハイレゾ音源ということで、関心の高い方からすると今の時代ではハイレゾ対応で初めて選択肢になる、ということもあり得るでしょう。最初から入っているサンプル楽曲にもハイレゾのものが用意されていましたので試聴してみました。

確かに「これいい音する!」という感じはありましたが、私はオーディオに関しては決して知り尽くした人間ではないので詳しい方の見解を引用させていただきましょう。
ハイレゾ音源の実態と潜むニセレゾ。見直すべきCD。ハイレゾに踊らされていませんか?【音源編】(とまブロ!)

こちらのとまブロ!さんの記事、A16購入よりずっと前に読ませていただきましたがとても勉強になります。ぜひご一読をおすすめする記事です。いわく、「ハイレゾだから良い」のではなく、通常の音源とハイレゾ音源でマスタリングが違うケースが多々あり(その理由は元記事でご確認ください)、そちらが大きな差になって現れるとのこと。

それを踏まえると「ハイレゾ対応のプレイヤーを使っているのだから聴く曲も全部ハイレゾ音源にしなきゃ」なんて風に身構える話ではなくて、どんな音源でも再生できる器であることにこそハイレゾ対応の価値があるのではないでしょうか。
圧縮音源にだって良いものはありますし圧縮音源オンリーで使ったっていいんです。ハイレゾ音源なんて持ってないよ!という方でも先を見据えて買っておく価値は十分にあると考えます。