「SELP18105G」購入

2015.01.25 カメラ ライター:__agar

EマウントのAPS-C用レンズ、SELP18105Gを購入しました。18mm〜105mm(35mm判換算:27〜152.5mm)と少し長めの標準ズームレンズです。また、型番からも分かるようにEマウント初のGレンズでもあります(現在はSEL70200G、SELP28135Gの2本も加わっています)。


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箱は最近の他のEマウントレンズと同じくαのシナバーカラー。

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中身はプチプチに包まれたレンズとフード、数枚の紙類。簡素な中身ですがGレンズとはいえ定価の安めな方なので妥当といえば妥当でしょう。

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鏡筒の上側には「4/18-105」の表記。そこそこ高倍率なズームを持っているのに開放F値の変わらない通しズームとなっているのはなかなか扱いやすいです。

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APS-C専用のEマウントレンズとしてはかなり大柄で、望遠のSEL55210と並んでも長さはほぼ同じ、太さと重さはSELP18105Gのほうが上というくらいのサイズです。人によっては気になる大きさかもしれないので購入前によく確認しておくのが吉ですね。

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フィルター径も72mmとかなりの迫力。

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フードを付けるとこんな感じです。


後半は試写です。
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F4通しとは言え望遠寄りではそこそこぼかすこともできます。

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最短撮影距離は0.45〜0.95mと若干遠いですが、長いズーム域を活かしてテーブルフォトも十分に可能です。

軽く使ってみた感想としては、電動ズーム仕様ではありますがキットレンズとして採用されているSELP1650の電動ズームと比べるとかなり滑らかで、通常のズーム機構を搭載したレンズとの違和感は抑えられています(展示機を触った限りだとより後発のSELP28135Gの電動ズームだけは別次元で、そちらに比べるとまだ鈍い印象)。

電動ズーム仕様のデメリットとしては起動時間がワンテンポ遅くなってしまうことと、広角端から望遠端に一気に飛ばしたい場合(あるいはその逆)に1回転では送れず瞬発力にかけること。起動時間は致し方ありませんが、ズーム速度のほうは動画撮影時のことを考えた速度設定になっているので例えば設定で静止画向きの速いズーム速度と切り替えられたりすると良いのではないかなと思いました。

メリットとしては売りになっている動画撮影時の安定性もありますが、個人的に地味なポイントですが便利だったのが焦点距離がEVF(あるいはライブビュー)内での表示になる点。元々SSや絞り,ISO感度などはメイン画面内での表示なので焦点距離まで入るとファインダーから目を離さずに操作を完結できます。
直接は関係ないですがこのレンズはインナーズーム仕様となっているのでズームしてもレンズの長さは変わらず、特に近くの物を撮る時など被写体との距離感がつかみやすいです。

思わぬ収穫だったのがSELP18105Gはこれまで使ってきた他のEマウントレンズと比べると手ぶれ補正の効きが強いこと。何段分相当の補正効果があるのか、というスペックデータが公式には記されていないので分かりませんが、少し遅めのSSで撮らざるを得ない時に頼りになりそうです。

動画撮影に力を入れた一本ですが電動ズームの挙動さえ慣れてしまえば静止画メインでもある程度使い物にはなる一本です。電子補正前提で歪曲収差が大きめになっているという難点がありますがjpegの場合は自動補正、RAWの場合はレンズプロファイルで対処が効きますしある程度のレベルでの解決は見られるでしょう。

何よりSELP18105G抜きで考えるとキットレンズ(SEL1855,SELP1650)かお値段の張るツァイス(SEL1670Z)かしか選択肢がないというのが今のAPS-C Eマウントの標準ズーム。「G」の称号に見合うかの是非は置いておいても、被写体に困らない広いズーム域にF4通しで比較的リーズナブルと来れば多少の癖を理解した上なら選択肢になり得るのではないでしょうか。