MacBook AirにWindows10を入れてみた

2015.02.07 Mac・PC ライター:__agar

正式リリースの時期も目処が立ち、またWindows 7/8.1からのアップデートは1年間無料で提供されることも発表されるなど期待されている方も多いと思われるWindows 10。そちらをいち早く試すことのできる「Technical Preview」と呼ばれる期間限定の試用バージョンがありまして、そちらを使ってMacBook AirのBootCampにて試してみました。今回はそのWin10の第一印象でのレビューのようなものです。

普段はMacメインではあるのですがWin8/8.1のデバイスを使う機会はそこそこありまして、それでもどうも登場から数年経った今も馴染めないなあと感じる部分がありました。
動作などに関していえば8.1なら7に固執するより良い環境が得られるのは間違いなかったのですけれども…8登場時から感じていた「タブレット向けとしてもデスクトップ向けとしても中途半端な操作体系、ちぐはぐなUI」という印象が拭えなかったのです。Win10ではそのあたりで比較的大きな見直しが入っているようで期待していました。

では早速BootCampを使ってMacBook Airに導入してみましょう!


Bootcampという機能はMacで簡単にWindowsとのいわゆるデュアルブート環境を作れるよう用意されているもので、USBメモリにisoイメージを書き込む、ドライバを用意する、SSD(HDD)のパーティションを分ける…といった環境構築に必要な作業を一括して行えるかなり便利なツールです。
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まずはこちらを使ってOS Xで起動した状態で初めの準備を進めて行きます。必要なものはUSBメモリ1本です。OSを入れるのである程度容量の大きなものを用意しておくとよいでしょう。
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案内される流れに沿って進めて行くだけなので特に問題なしです。Technical Preview版でも通常通り進むことができました。

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セットアップを進めて…

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解像度はおかしいですがひとまずWindows10のデスクトップとご対面。

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BootCampアシスタントの各機能(Fnキーやタッチパッドの設定など)は正常に動作、画面解像度も自動で適切なものになりました。
やはり目を引くのはスタートボタン横の検索バーですが、日本語化が済んでいなかったりまだ不完全な状態。検索エンジンはBingのようです。

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アイコンはフラットなものに。TP版時点ではまだ変わっていないところ(ゴミ箱など)もあり、こちらも製品版までには変わっていたりするのでしょうか?

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新しいスタートメニュー。7までのものと8/8.1のものを足して2で割ったような感じです。デスクトップ主体の使い方でのウケはぐんと良くなりそうですね。

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モバイルOSのようなタスク管理画面が付いています。8のものより断然分かりやすいですね(あれは存在を知らないとそもそも気付かないような呼び出し操作でしたし…)。
上に書いた検索バーといい、Win10自体がPC/タブレット/スマートフォン統合のOSだからということもあるのでしょうがモバイルOSの感覚で理解しやすいような新要素が多いのが印象的です。
スマートフォン主体に移ることでかえってPC需要は世界的に減少に向かう中、”スマホ世代”の若者だとスマートフォンで何でも済ませていて「デジタルネイティブ≠PCを使える」という事例も増えている時代。ひょっとすると機能追加の影にはそういった苦慮もあるのかもしれませんね。


Windows10 Technical Preview版を使ってみていくつか良いと思った点があったので挙げておきます。もう感想を書かれている方は大勢いらっしゃるかと思いますので「Macユーザーから見たWin10」という見方で。

・非アクティブウインドウにカーソルを合わせた際にスクロールできるようになった
OS XとWindowsを併用していると無意識にやってしまっていらっとくることの多かった場面です。
簡単に言うと最前面に出しているウインドウ以外、後ろにちらっと見えているウインドウなどを一々前面に出さずともスクロールできる仕様に変わったのです。調べ物しながら作業する際など慣れてしまうとこれ無しではかなりもどかしいんですね。
以前のWindowsでもツールを入れれば出来たのですが、MacTypeしかり「追加すればそれっぽいことはできる」と「最初からできる」では大違いです、信頼性に置いても使い勝手に置いても。Macでこの仕様に慣れている人に限らずすぐ便利さが実感できる変更点かと。

・アニメーション/動作が心地よい
8/8.1からの「タブレットOSとデスクトップOSの融合」ということの効果が今回はかなり良い方向に出ているように感じました。
これは間違いなく従来のPC向けOSだったWindowsを、タブレット向けのOSとしてAndroidやiOSなどの成熟したモバイルOSとしのぎを削らせたことで得られた経験値でしょう。これまでのWindowsではあまり力を入れられていなかったアニメーションなどの一つ一つの動作の見せ方がかなり綺麗になっていて、デスクトップOSとしてWindows10を使っていく方にも恩恵があると思います。


Windows 8/8.1で賛否両論を浴びながらこれまでにない挑戦を行い、その結果をタブレットという新時代の用途においても旧来のPCにおいてもより良くなる形でフィードバックしたのがこのWindows 10なのかなという印象です。
今度はもうデスクトップOSとモバイルOSを継ぎ接ぎしたなんて物ではない、そう確信できる出来でMicroSoftの気合を感じました。
まだリリース前ですが、製品版ひいてはそれを搭載した各社のPCが登場してくるのが今から楽しみですね!