待望の2015年モデル「Moto X Style」「Moto X Play」は何が違うの?

2015.07.29 雑記 ライター:__agar

7月28日、Motorolaから「Moto X」「Moto G」シリーズの新機種が発表されました。前年までのモデルとラインナップが変わっていて「結局どれがどうなの?」と思われている方も多いかと思いますし、個人的にMoto X(2014)を気に入って使っていて興味もあるのでまとめてみました。

ラインナップ

完全にLenovo傘下のMotorolaブランドとして作られた初めてのMotoシリーズとなる新機種。今回の記事はMoto Xシリーズ2機種の比較ですが一応下位モデルのMoto Gにも触れておきましょう。
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Moto G(3rd gen)は従来と同様にミドルレンジのスマートフォン。
Android 5.1.1、Snapdragon 410に5インチHDのディスプレイという構成です。RAM 1GB/ROM 8GBのモデルとRAM 2GB/ROM 16GBのモデルがあるようなので購入時は注意が必要そう。
よくあるミドルレンジという印象ですが、IPX7レベルの防水性能を備えているのは強みですね。好みの配色でオーダーできるMoto Makerにも対応しています。

さて、本題のMoto Xですが今回は「Moto X Style」と「Moto X Play」の2機種が発表されています。ではそれぞれの仕様について見て行きましょう。
なお、本記事は7月29日時点でMotorola公式サイト(欧州版)に掲載されている内容を基に執筆しています。

Moto X Style

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おそらくほとんどの方がイメージしていたのはこちらのタイプではないでしょうか。
竹で出来た背面に端に行くほど薄くなった独特のデザインなど昨年のMoto Xのイメージを引き継いでいます。
スペックはSnapdragon 808,RAM 3GB,5.7インチWQHD液晶(TFT)でROMは16/32/64GBの3種類が用意されています。バッテリーは3000mAh。

昨年の2nd gen.と比べると5.2インチ→5.7インチへと大型化しているのが気になりますね、初代も2代目も持ちやすく使いやすい機種だったので…。
本体サイズは幅76.2mm、重さ179gと大型化しています。同じ5.7インチの機種で比べると狭額縁を売りにしているSHARPの最新機種、AQUOS Xxで幅79mmなのでサイズは善戦しているでしょう。ただし重さ179gは同クラスのサイズとしては比較的重く、もう一回り大きいNexus 6の184gにあと5gと迫るレベルです。完全にファブレットクラスですね。

Moto GやMoto X Playのような防水性能はありませんが、IP52程度の撥水コーティングがされているようです。
また、従来の機種では有機ELでしたが液晶に変わっていて、スリープ時に画面の一部を点灯させるActive Display使用時の電池消費が不安かも(同機能が引き続き搭載されているかは未確認)。

見た目は今までのMoto Xに近いですが別物かな、という印象。完全なPure AndroidではなくMotorola独自の機能も盛り込んだファブレットとしてMoto X Pro(Nexus 6のメーカーブランド版)に近い機種になりそうです。

Moto X Play

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もう一方のこちらは新しい試みの機種。これまでのMotoシリーズにはなかった少しアウトドアな感じのデザインです。
スペックはSnapdragon 615,RAM 2GB,5.5インチフルHDディスプレイでROMは16/32GBの2種類が用意されています。バッテリーは3630mAh。バッテリー容量を増やしたためかこちらも169gとサイズの割には重いですね。幅は75mmです。
こちらはTFTと明記されてはいないので従来同様に有機ELの可能性がありますが現時点では不明です。

昨年モデルのMoto Xを使っていて一番不満なのが電池持ちなので、電池持ちが良さそうな仕様は魅力的ですね。防水性能は撥水コーティングに留まっていて、表記を見る限りMoto Gのような完全防水ではないようなのが残念。下位モデルに出来てこちらで出来ないというのは…アクティブ仕様でアピールしていてそれは残念な気がします。

細かな違い

スペックシートを見比べると他にもいくつかStyleとPlayで異なる点があります。

・対応バンドの違い
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サイトに載っているモデルはあくまで一例でこれまで通りなら仕向地やキャリアによっていくつかの型番の異なるモデルが出てくるはずですが、Moto X Playに関してはXT1562というモデルがBand 19に対応している記載があります。NTT docomoでしか使用されていないこの周波数帯に対応させているということ、LenovoがMotorolaブランドでの日本市場参入を検討しているという報道(リンク)からするともしかして…?この機種は脈ありなのかもしれないですね。

・Bluetoothバージョン
Styleはv4.1、Playはv4.0と差が出ています。

・Wi-Fi
Styleは802.11a/b/g/n/acでMIMO対応ですが、PlayはacもMIMOも非対応となっています。

・SIMカード
どちらもnano SIM対応ですが、Moto X Playに関しては市場によってはデュアルSIM版を用意するとの記載があります。

買い?

個人的にはMoto X Styleは良くも悪くも今までのMoto Xとは別物、ファブレットカテゴリーの機種なので1stや2ndのユーザーの買い替え先には厳しいかと思います。
MotorolaがLenovo傘下のブランドになった今、中国市場は他と比べてファブレットが非常に強い(スマートフォン販売数の4割がファブレットとの統計もあります)ので致し方ない選択かとは思いますが、旧モデルのファンはうーんとなってしまうかも。

ウィークポイントだった電池持ちを改善していてサイズも(これまでのMoto Xよりは大きいですが)抑えているMoto X Playのほうが個人的には気になりますが、防水性能が中途半端(下位モデルに劣る)、細部でStyleと比べると下位モデルな印象の否めない仕様と、上位モデルとしてのXのはずがモデル分けが曖昧になっています。こちらもやはりこれまでのMoto Xとは別物でしょう。

どちらか買うならPlayかな、という印象ですが日本投入フラグもありますしあえて輸入で行くならデュアルSIM版が欲しいので今のところは様子見です。

出展

Moto X Style(motorola.com)
Moto X Play(motorola.com)