Nexus 6でAndroid M Previewを試す

2015.07.11 雑記 ライター:__agar

Android OSの次期バージョン、Android Mのプレビュー版をNexus 6に導入してみました。導入方法の解説と試した感想です。

インストールの準備

・Android M Previewをダウンロードする
Googleの「Android Developers」サイト内からダウンロード出来ます。こちらのページです。Nexus 5/6/9とNexus Player用のシステムイメージが用意されているので試したい機種に合ったものを用意しましょう。
Nexus 6用のもので900MB以上ありましたが、サーバーが良いのか時間はあまりかかりませんでした。

・(まだの場合は)bootloaderをアンロックする
Preview版をインストールするにはbootloaderアンロックが必要になるのでまだ行っていない場合はしておきましょう。
1.開発者オプションを開いて「OEMロック解除を有効にする」をチェック
Screenshot_2015-07-11-00-59-23
bootloader unlock自体久しぶりにやったので知りませんでしたが、Android 5.0以降の端末ではここにチェックを入れていない状態でいきなりbootloaderに入ってもアンロックできないので忘れず先にやっておきましょう。
スクリーンショット 2015-07-11 0.57.21
ちなみにチェックしておかないとこうなります。

ここから先は従来の端末と同様です。
2.電源を切る
3.電源キーと音量-キーを同時に長押し
DSC_0071
これでbootloaderモードになります。

4.PCに繋いでコマンド入力
fastboot環境の整ったPCで行ってください。OSによって準備が違うので詳しくは割愛します。
「fastboot oem unlock」で解除です。

5.端末上に注意事項が出るので同意する
DSC_0072
「Hey guys,warrantyが無くなるけどいいのかい?」って内容です。
こちらでbootloader unlockは完了。

インストール

bootloader unlockedな端末とシステムイメージが用意できたらいよいよインストールです。
ダウンロードしたシステムイメージのファイルの中にflash-all.batやflash-all.shと言った便利なものが用意されているのでそれ任せにするもよし、zipを開けて「fastboot flash system system.img」みたいに送っていくもよしです。

ちなみに私は「必要なところだけ手動で書き込んだらユーザーデータ残したまま使えるんじゃない?」なんて思いながらbootloader,system,recovery,bootの4つだけを手動で書き込みましたが、初回起動時にしっかり初期化がかかるようになっているので特に意味はありませんでした。諦めましょう。

Android M Previewを試す

実際に入れてみたAndroid M Previewを少しだけレビューしておきましょう。
DSC_0073
初回起動時の「ようこそ」の画面。Lollipopのものと似ていますが濃い青に変わっています。

Screenshot_20150711-013612
Androidバージョンの項目には「M」とだけ記載されていました。

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ホームアプリのドロワーが縦スクロールに変更されていて、数年越しに先祖帰りしたような格好。
大画面化を考えるとページ式の横スクロールより無段階の縦スクロールのほうが目的のアイコンを手元に近付けられる確率が上がるので、Android端末の現状を考えると意外とこっちのほうが利にかなっている気がします。

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Lollipopで個人的に一番使いづらいと感じていた点、通知の制限機能は音量キーだけではごちゃごちゃと出てこないようになりを潜めています。非常に難解な機能だったのでこのほうが分かりやすいかと。
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通知トグルから従来と同じ設定ができるようにはなっています。

日本語フォントがNoto Sans CJKという日韓中で共用の新しいフォントになっているのですが、いわゆる「中華フォント」的な字体(簡体字になったりはしないので違うんですけどね)であまり美しくないので個人的には好めません。従来のモトヤマルベリ(英数字はRoboto Regular)のほうが断然綺麗だと思います。

Android M自体は指紋認証やUSB-Cの標準対応、インテントの強化、WebView代わりにChromeを使える、などといったハード/ソフトの対応があって初めて見えるものや直接ユーザーの目には触れない部分のブラッシュアップが中心なのでOSだけを入れたところであまりポジティブな変化を感じる部分は正直ないです。
このプレビュー版を活用して開発された素晴らしいプロダクトを待つだけで今は十分かも。