ASUS「TransBook T90Chi」レビュー

2015.08.14 Mac・PC ライター:__agar

貴重な8.9インチクラムシェル端末、ASUSのTransBook T90Chiをしばらく使ってみたのでレビューします。


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黒地にロゴが光るパッケージはなかなか高級感があります。ASUSのPCの箱というとダンボール地のもののイメージだったのでちょっとびっくり。

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付属品はACアダプタと説明書類。

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本体色はダークブルー1種類。少し青みがかったグレー系の色です。
いかにもプラスチックという質感であまり高級感はないのですが、タブレット側(天面)には銀色の縁取りがされていて単調な印象をうまく避けていますね。

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キーボードは物理的にはマグネットで接続されているだけ。bluetooth接続のキーボードです。

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タッチパッドなどのポインティングデバイスは一切備えていませんが、その分最大限のスペースがキーボードに割かれているためキーのサイズやキーピッチは十分で他のマシンから移っても違和感は少ないです。

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タブレットでは珍しい16:9のアスペクト比で8.9インチとタブレットとしては主流となる7〜8インチと10インチの2大カテゴリーの間に位置するサイズ。片手で握るには厳しく10インチのように腰を据えて使う感じでもなく、個人的にはタブレット単体では中途半端であまり使うシーンはありませんでした。
とはいえこのサイズだからこそそこそこ快適なキーボードが搭載できるわけで、そう考えるとクラムシェル時の使い勝手ありきの画面サイズに思え、これがタブレットになる必要性が疑問になってくるのだが今時2in1でもない小型モバイルノートなど出しても売れないであろうしそういうものなのであろう、と納得するしかないですね。

おそらく多くの方がVAIO type P(VAIO P)のようなマシンの再来として期待したのではないかと思うのですが、実際手にしてみた感想としては「ごく平凡なWindowsタブレットとぴったりサイズのBluetoothキーボード」でしかないなという印象。

見かけ的には「現代の高性能になったAtomで超小型ノート」というマニアの理想に近そうに見えるのですが中身はタブレットなので重量の無駄もありますしバランスも含めてれっきとしたノートにはかないません。接続だってしなくちゃいけませんしキーボードとタブレット両方を充電しないといけません。拡張性もあくまで普通のタブレットなのでmicro USBがひとつにmicro SDがひとつ。
せめて他のTransBookや旧TFシリーズのようにしっかり端子で接続されてバッテリーの共用やキーボード接続時は端子が増えて拡張性が上がるような作り込みがされていればまったく見え方が違ったと思うのですが、タブレットとしてもキーボードを付けた状態でも飛び抜けた特徴はなく、「ただのBluetoothキーボードが付いてるだけならこれじゃなくてもいいよね」と思ってしまいました。

あと2in1型なので仕方のないことなのですが重さと厚さが気になります。タブレット単体で400g、キーボードを合わせたら750g。厚さは16.5mm。この機種を選ぶ人はほぼほぼサイズ重視であろうことを考えるとちょっと厳しい数値です。
もっと言えば小さくても厚いものって意外と持ち運びに不自由するんですよね。ちょっと大きくても薄いほうがカバンの隙間にスペースを確保しやすいです。

以前Miix 2 8を使った際も感じたが最近のAtomは非常にコストパフォーマンスが高いです。ただ多くの画像を含むページの読み込みなどでは端末性能がボトルネックになっているように見受けられました。Wordpressの編集画面なども比較的重いためか文字入力の追従が遅く、さすがに新しめのCore i機と比べるとストレスの溜まる動作ではあります。

Windowsタブレットとしては目立った問題点はないのではじめから専用キーボードが付属している普通のタブレットとして見れば悪くはないと思います。ただ私の求めているものとは違ったので2〜3週間ほど使って買い換えました。Surface 3を選んだのですが…詳細は別の記事にて。