「NOTTV」とうとうサービス終了へ

2015.11.27 ニュース ライター:__agar

スマホ向け放送サービスとして展開されてきた「NOTTV」がついにサービス終了となるようです。

NOTTVとは

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2012年4月に開始されたスマートフォン向けの番組放送サービスです。NTT docomoグループのmmbiという会社が運営しています。
基本的にはdocomoの対応機種でしか見られませんが、例外としてiPhoneのLightning端子に繋いで視聴できる「Station TV」というチューナーがありこちらの場合は他キャリアのiPhoneでの視聴も可能でした。

地上アナログテレビ放送が終了した後に空いた帯域を活用したサービスで、チャンネル数は何度かの変更がありましたが、11月27日現在はNOTTV 1/2の2チャンネルにフジテレビ ONE/TWO,時代劇専門チャンネル,AXN,ANIMAX,スカサカ!と外部のチャンネルを加えた8チャンネル構成となっています。

花開くことのなかった業績

サービス開始時には大々的に対応端末を貸し出してのモニターキャンペーンを行い、だいぶ雲行きが怪しくなって来てからも外部のチャンネルを大量に加えて「NOTTVパック」として再編するなど力は入っていたと思います。

もっとも、その力の入れ具合とdocomoユーザーの反応の温度差が結局のところ「携帯を買う時に付けられるいらない子」という地位に導いてしまったのではないかと思います。

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私も契約していたことはありますが、NOTTVはその名前からも主張している「テレビじゃない」というアピールの割には悲しいまでにテレビの延長でしか無かったのだと思います。

視聴者参加型の番組、シフトタイム番組やNOTTVブックスなど確かにテレビの枠を超えた機能もあるのですが、決まった時間以外に映像を見たければ動画サービスがいくらでもある時代ですし、電子書籍を読むのにわざわざNOTTVを契約するという発想に至るとは考えにくいです。

継続的に使っている人ももちろんいて、NOTTVで番組があったAKBファンであったり、「NOTTVパック」登場以降であればサッカーファンであったり…「見たい番組があるから契約したい」という風には確かに繋がっているのですがこれって結局はターゲットを絞った有料チャンネル、BSやCSと結局同じになってしまったのではないでしょうか。「外で見られる」という付加価値こそ付いていますがテレビです。

そもそも「テレビ離れ」と言われるこの時代に、テレビの新しい形として登場したこのサービスが生き残るのは酷だったのかもしれません。

考えてみれば「docomoユーザー」の中の「Androidスマートフォン」で「テレビに興味を持ってくれる人」と何層ものフィルターをかけられているわけでパイは小さかったのではないでしょうか。

今後について

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新規の申込は終了するとプレスリリースに書かれていますが、執筆時点ではまだNOTTVアプリから申込を試したところ可能でした。最後に一目見ておきたい方は30日の無料期間もありますしまだ間に合います。

サービス終了は2016年6月30日と発表されていますので、今使っている方に関してはそのままあと半年は利用できます。

「現在、NOTTVサービスをご利用のお客様につきましては、dTVなど弊社のサービスをお得にご利用いただけるように各種施策を準備中です」とのことなので何らかの移行措置が用意される可能性は高そうですね(プレスリリース)。