“ガラホ” AQUOS K SHF31レビュー(2:使用感)

2015.12.12 ガジェットレビュー ライター:__agar

AQUOS K SHF31のレビュー2回目。約1週間使用してみて感じたことを綴ろうと思います。


レビュー1回目はこちらをご覧ください。主に外観についてです。

メインメニューの構成がイマイチ

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待受から1ステップで開けるメニューですが、12個という限られたスペースの使い方がどうもうまくないなと感じました。

au WALLETとアプリの取得などに使うauスマートパスが堂々と最上段に来ていますが、WALLETアプリの利用頻度はかなり人によると思いますし、スマートパスからのアプリダウンロードもそう頻繁に使うほどたくさんあるわけではないので「使わせたい機能」を先行して決めてしまったのかなという印象です。

上から3段目の「アプリ」「ツール」「サービス」もどこに何があるのか、どう違うのかが分かりにくくあまり褒められた作りではないです。

場所の使い方がもったいなく感じるのでカスタム機能があると良かったなと思います。

テザリングキーが超便利!

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SHF31はLTE対応でテザリング機能もあります。docomo版やSoftBank版のAndroidガラケーは3Gのみとなっているのでこれは大きなメリットです。

専用キーが用意されていてすぐにテザリングON/OFFができ、さらに実行中の機能をまったく止めずに切り替えされるのがとても良いです。

例えばデータ通信専用のタブレットと2台持ちなんてスタイルにも良さそうですね。コンパクトな通話専用機&モバイルルーターに出来るのはau版ならではです。

apkインストールは可能、ただしあてにしないほうが良い

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Androidベースの端末で特にインストール機能が塞がれているわけではない(ブラウザからのダウンロードには制限あり)ので、他のスマートフォンやタブレットなどを持っていればapkを移してアプリを追加するというのは技術的には可能です。

私は人柱のつもりでそういう遊びをしようと買ったのもあるのですが、結論から言えば「Androidアプリが使えるガラケーだ!あれもこれも動くぞ!」というつもりで買うべきではないです。

確かに正しく動いたアプリも少なからずあります。
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上の写真は最新端末からAndroid 1.6の骨董品まで様々な端末で動くことで有名なtwitterクライアント、SobaChaをインストールしたところです。
ガラケーでUserStreamが使えるという異様な光景に思わずニヤニヤしてしまいました。

ただ動かないアプリもたくさんあるんです。ハードもアプリもお互いそんな組み合わせを想定して作られてはいない(ことがほとんど)なので当然です。

例えばメールアプリなどはなかなかハードルが高かったです。メーラーをインストールして動作させること自体はできるものがいくつかあったのですが、少ないバッテリー容量で長時間電池を持たせるフィーチャーフォンとしての作り込みをされているゆえに自動同期をさせる方法が見当たらず実用は厳しいです。

誤解されやすいのですが、AQUOS KはAndroidを素材にしているだけであくまでガラケーなのでアプリが動くことを前提に買うのであればJ:COMが取り扱っているLG Wine Smartをオススメします。

見かけは似ていますがコンセプトが真逆で、あくまでガラケーに徹しているSHARPのガラホに対してあちらはPlayストアからのアプリインストールもできる「ガラケー型のスマホ」として作られていますのでそういった使い方を求めるには適していると思います。

予想以上にしっかり「ガラケー」になれている作り込み

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Androidの面影が見える部分は確かにありますが、思っていた以上に正しくフィーチャーフォンとしてのあり方が出来ているなという印象です。

「タッチクルーザーEX」という飛び道具が付いてはいますが、電話やメール、SMSと言った最小限のフィーチャーフォン的用途であれば特殊な操作は不要で完結していますし、UIも極力旧来のものに近付けた努力がうかがえます。

「これは中身がスマートフォンと同じになってて〜」や「スマホみたいにLINEが使えて〜」ありきではないんです。ちゃんと新型のガラケーとして渡して使えるようにできているのが最大の美点です。EZWebでこそありませんけれどね。

この「ガラケーもAndroidで作っちゃおう」という発想、現実を直視したコンセプトにはとても感心していていくらでも語れるのですが、何のための物なのかという話についてはこちらの記事をご覧ください。

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とにかくSHF31を使って感じたのは、スマホ主流の時代に少数になっても負担なく作っていけるガラケーにちゃんとなっています。

地味すぎるくらいにコンセプトに忠実に出来ていて、これは本当にAndroidだからとあれこれ欲をかいて盛り込まなかったからこそ出来た物でしょう。他キャリア向けの機種も触った限りでは同様に出来ていると思います。あくまでSymbianやKCPの代わりにAndroidがその席に着いただけなんです。

華のあるものではないかもしれませんが間違いなくこれからの携帯電話を支えていくシリーズだと思います。