iPhone 6sを手放した

2016.01.28 端末レビュー ライター:__agar

発売直後に買ったiPhone 6sを思うところがあって手放しました。


あくまで個人の感想ですのでiPhone 6sを否定したいわけではないです。これから買う方の参考になる部分も少しはあるかもしれませんし、書き残しておこうと思います。

もういいやと思った理由、ストレートに言えば気に入らなかった点を挙げていきましょう。

世界一定価の安いdocomoのiPhone 6s 128GBを購入


ちなみに使っていたのはdocomo版iPhone 6sの128GBシルバー、6や5sも短期間ですが使ったことがある者としての目線です。

カメラがイマイチ

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「iPhoneはカメラがいいよね」
携帯好きの間では何年もずっと聞き続けてきた言葉です。実際、常に同世代の他機種と比べた時に良い選択肢であり続けていました。

それを支えてきたポイントのひとつに800万画素というこだわりがありました。

4sから6まで維持してきたこの数字、他機種と比べたら少ないのでカタログの数字だけで判断する人、もっと言ってしまえばよく分かっていない人から見たら「えー!iPhoneって800万画素なの!?Xperiaは2000万画素だからiPhoneより超綺麗じゃん!」となってしまう、販売現場で不利になる可能性を孕んではいます。

ただ、スマートフォンに搭載できる程度のカメラのセンサーサイズや、実際にスマートフォンで撮った画像を使うSNSなどの利用シーンを考えたら最良の選択肢でした。カタログスペックを優先しない英断のおかげで得られた綺麗なカメラだったわけです。

こだわりを捨て新たに導入された1200万画素の新しいカメラユニット。正直どこにでもあるスマホカメラの画ですよ。
ホワイトバランスの調整が他メーカーより良く、安定して撮れるのは救いだと思います。

メリットのあるこだわりを捨てて質を落としてしまったのは残念でした。

影が薄いどころかお荷物になっている3D Touch

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変化の少ない6sで、新しい要素として入れられた3D Touch。画面を押し込む操作の対応はあまり進んでいないように思います。

そもそも「押し込む」というこれまでになかった操作、しかも押してみないとメニューの存在にすら気付かない可能性が非常に高いですよね。
個人的にはUIにとって良いこととはあまり思えませんし、今後何か革新的な使い方が現れるのか期待は薄いと感じます。

「新しい要素なんだから最初は使い道が少なくて当たり前」「そうやって新しい機能をすぐ否定したら何も発展しないよ」といった反論、この手の話には付き物です。確かに一理あるんですよ。

ですが年に1度の、それも全世界で一番売れる新機種。ユーザーは実験台じゃないんです。

機能が追加されること自体は迷惑をかけません。要らないと思うなら使わなければ良いだけです。しかしそれのために他の部分に悪影響が出ていたら?
そうなったらまったく別の問題だと私は思います。

重い

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6→6sで129gから143gに重量が増え、厚みもわずかながら増えています。
小さな数字ですがスマートフォンの重さにおいてはなかなか大きな割合で、手に取ったら6か6sか一瞬で分かるレベルです。

意味のある性能向上で増えてしまったのなら不満はあまり出ないでしょうが、その主な理由が有効活用されていない3D Touchのための感圧センサーを搭載したことだと言われたら…いい気はしないですよね。

電池持ちがイマイチ

重くなったけれどスマートフォン部品の中では大きな重量を占めるバッテリーは減らされているので、当たり前といえば当たり前かもしれませんが…。
公称値はiPhone 6とまったく同じになっていますが実使用においては違いを感じます。

良いところ

弁護するわけではないですがメリットと感じた部分も少し紹介を。

まずTouch ID。買って一番最初に驚いた部分です。
5sや6の物とは別物ですね。恐ろしく速く正確でした。

発売直後はよく話題になっていたのですが、セキュリティ無しでスワイプしてロック解除するよりもTouch IDをかけておいたほうがロック解除が速いくらいなんですよ。
「スマートフォンに鍵をかける」ということの面倒臭さを打ち消したのはすごいです。

動作は6と6sを比べたら少し良いですね。ただ正直「これを使ったら6には戻れない」とまでは思いませんでした。
今時完全にスタンドアロンで動くアプリケーションもほとんどないですし、ちょっとした通信環境の差で打ち消されてしまう程度の差だなという印象。

あと相対的には良いですが6s単体で使っていて絶対的に見た時に「動作が良いなあ」とは思わなかった、というのが個人的にここを魅力に感じなかった原因かもしれません。ロック解除のアニメーションで引っかかりが出たり、違和感のある場面がしばしばありました。

まとめ

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私が手放すきっかけは今挙げたいくつかのことですが、手放す理由としては2つ。「相応の価値を感じない」ことと「iPhoneに求めることを満たしていない」ことです。

1つ目ですが、ほとんどのモデルが10万円に張り付きSIMフリー版ならば超える価格のことだけではなく、6と6sを見比べた時の金額的な差や軽さの差も含めて、見比べた時に「6でいいや」と思ってしまいました。

2つ目は、iPhoneの「安定した完成度」と「1年間無難に使える」にメリットを感じていてそこが犠牲になったら持っておく必要もないなという感想。一番最初に挙げたカメラなどもiPhoneでやりたかった部分なのでまあ6sは合わないや、というところでしょう。

求めることは人それぞれなので「クソだ!」とかは絶対に言いません。こう思って投げた人もいるよ!という意見として受け取っていただければ幸いです。