日本最大級のカメラ見本市!「CP+ 2016」イベントレポート

2016.02.27 イベント ライター:__agar

2/25〜28の4日間、パシフィコ横浜で行われている「CP+ 2016」というイベントに行ってきました。その様子をお届けしたいと思います。

CP+ってどんなイベント?

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CP+は年に一度行われている、カメラメーカーや関連機材のメーカーなどが一同に会する大規模な展示会。
タイトルには「見本市」とざっくり書かせていただきましたが、その他にもセミナーや写真展、中古カメラの即売会など様々なコーナーのある総合的なカメライベントです。

カメライベント「CP+ 2015」現地レポート


2015年の様子はこちらからどうぞ。

正直、すべての内容を1日で見て回るのは難しいです。
なので、CP+の展示ホールのうちの更に「気になったメーカーの気になったものだけ」しか回っていません。その点だけご了承ください。

朝一で入場

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昨年はCP+に初めて訪れたということもあってのんびり適当なタイミングで行ったらかなり混んでいて大変でした。なので今回は開場前から並んでみることに。
どのくらいの人数が前にいたかは正確には分からないのですが、開場3分後には入場できていたので30分前からでも十分早く入場できるなという印象でした。

SONYブース

最初に訪れたのはSONYブース。
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ユーザーだからとか、入口のすぐ脇だからとか、色々理由はありますが一番はある無料サービスのため。

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αシリーズ一眼カメラを持って行くと無料でセンサークリーニングしてくれます。先着順なので早めに出しておきたかったというわけです。

元々サービスステーションに持って行けば保証期間内なら無料で受けられるサービスではあるのですが、せっかくなのでもう保証が切れているカメラを預けてみました。

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フルサイズセンサーを搭載するコンパクトカメラ、RX1シリーズの最新作「RX1RII」です。

大きな特徴である4200万画素の新しいセンサーは限られた時間かつデータの持ち出しの状況では判断しにくいですが、AF性能の向上やEVF搭載など、RX1/RX1Rから格段に使いやすさは増していますね。

新たに搭載されたEVFはポップアップ式のもの、RX100M3/M4のような飛び出る物が付いているのですが、構造が改善されてワンタッチで展開できるようになっていました(RX100M3/M4では飛び出た後に手動で手前に引っ張る操作が必要)。RX100シリーズも次はこのタイプがいいなあ。

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そしてもう1機種見たかったのが、α6000ユーザーとしてはやはり気になる「α6300」。

手に取って、コンティニュアスAFにして、歩いている人に向けてみると…
「AFポイント多っ!!!めっちゃヌルヌル切り替わってく!!!!」
これだけですごさが伝わるぐらいです。これ蓮コラとかダメな人は気持ち悪いんじゃない?というぐらいのポイント数。そして速い。

α6000を初めて試した時の感動をより上の次元でまた見せ付けられた感じです。欲しいなあ。価格帯が全然違うんですけどね…。

あとは外装も変わっています。α6000のつるっとした感じではなく、α7IIシリーズのようなザラザラした質感になっていました。サイズは正面からの大きさは変わらず、厚みだけ変わった感じですね。若干重くなったかな?という程度で違和感は少ないです。

サイトロンジャパンブース

続いてはサイトロンジャパンブース。実はここに行く予定だったというわけではなく、移動中に目に止まった製品がとても気になったのでご紹介。
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サイトロンジャパンという会社自体は輸入代理店で、この「Z CAMERA E1」というカメラは元々はKickStarterで出資を募って開発されたもの。それだけあってなかなか尖った機種です。

やけにシンプルな本体に、装着されているレンズを見ての通り、実はマイクロフォーサーズのカメラなんです。
形もそうですが、ボタン類の配置も独特でお世辞にも操作しやすいといった感じではありません。なぜこんなことに?

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実はこれ、ドローンへの積載やアクションカムのような使い方を想定して作られたカメラなんですね。
基本的にはアプリから遠隔で操作するのがメイン、ということでの割り切り。

マイクロフォーサーズでこんな使い方が出来るのも面白そう。参考出品となっていましたが国内発売の準備は進められている様子。

Panasonicブース

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こちらでは見たかった機種を2つ、触ってきました。

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話題となったAndroid搭載デジタルカメラDMC-CM1の普及版。「DMC-CM10」です。
通話機能をオミット、レンズ周りの配色が違う、といったくらいの差ですが、国内では2000台限定だったCM1とは違い通常販売の機種となります。そこそこ引き合いがあったということなのでしょうね。

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1インチセンサーに10倍ズームレンズを組み合わせた「DMC-TX1」。
外観はちょっと安っぽいな、という印象を受けました。「このサイズで1インチセンサーに10倍ズームなんて画質はある程度犠牲になってしまうのかなあ」と思っていましたが画質や操作感はなかなか良さそう。そこそこ便利に使えてある程度の画質ならおいしい機種だと感じます。

Nikonブース

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次はNikonブースです。発表されたばかりのDLシリーズのタッチアンドトライへ。

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3機種が発表されたうち、気になっていた「DL 18-50 f/1.8-2.8」をまず触らせていただきました。
1インチセンサーで換算18mmの超広角が撮れる!とかコンデジながらナノクリスタルコート採用!とかはもう散々語られていると思うので良いんです。

触って驚いたのは、ズームの操作方法が2通り(レンズ周りのリング操作、通常のコンデジのようなレバー操作)あるのですが、リングで操作する際は18mm,20mm,24mm…と段階式にカチカチと切り替わっていくようになっています。
スピーディーに正確に画角を変えられるというのはもちろんなのですが、電動ズームなのに電源を切っても元の画角からスタートしてくれるんですよ。地味ながらすごく助かります。
ちなみにこれは24-85も同様。

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重大な勘違いをしていたのですが、私はこのDLシリーズの3機種を、「18-50はナノクリスタルコートまで投入した上位機種、24-85が使いやすい内容の普及機、24-500は超望遠のネオ一眼」と思っていたのですが、話を聞くと別に高級機種だからどうこうというわけではない様子。

1機種のみにナノクリスタルコートが使われているのは「広角かつ口径の大きい18-50が最も効果が大きい。他の2機種は採用しても効果が薄いのでコストを考え見送った」と明確な回答。なるほど。

スペック上反響が大きいのは18-50だけどかなり尖った機種、より幅広くおすすめなのは24-85、とのことでそちらも見せていただくことに。
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24-85mmだけシルバーの本体カラーも選べます。

多くの競合機種と被る焦点距離、この機種ならではのメリットは?と考えるとスーパーマクロが良かったです。画質も距離も、なかなか本格的にいけそう。
これをブログカメラにしたら使いやすい焦点距離で物撮りもいけて最高だなあ…。

褒めちぎったところで、やはり不満が残るのは操作性。Nikonのコンデジは毎度、ではあるので予想してはいましたがUIはイマイチです。MFの使いにくさ、機能の探しにくさなど一癖あります。ハード的な部分ではズームダイヤルなどかなり使いやすさが考えられているだけにもったいない印象でした。

OLYMPUSブース

ここでのお目当ては1つ。発売されたばかりの超望遠レンズを試しに行きました。

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「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」(メーカー希望小売価格:¥370,000)。マイクロフォーサーズのレンズなので35mm判に換算するとなんと600mmクラスの化け物です。これを試せるんですよ。手持ち撮影で

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フラッグシップ機「E-M1」との組み合わせ、さらにドットサイト照準器EE-1までセットされた状態でのお試し。

野鳥の会か!?というような焦点距離なので、さすがに会場内ではどこを向けても赤の他人の顔か無関係のメーカーのロゴがドアップになるのですが、せっかくデータの持ち帰りが出来るブースだったので1枚だけ添えておきます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
600mmの超望遠を手持ちで、それも今日初めてこのレンズを触った人間が扱って完璧に止まる。
というのも、このレンズはE-M1/E-M5と組み合わせるとボディとレンズ両方の手ぶれ補正機構を連携させる「5軸シンクロ手ぶれ補正」なんて物が付いています。6段分も手ぶれ補正が効くんだとか。

画質も遠くの物を撮っているとは思えないくらいシャープ。これだけの物が手持ちで自由に使えたら絶対楽しい。

Panasonicブース(2回目)

というわけで、超望遠の楽しさに気付き2度目のPanasonicブースへ。
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ここでは「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3」(メーカー希望小売価格:¥230,000)が試せます。

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さすがに換算800mm手持ちは無理か。GH4との組み合わせで三脚に据えられた状態でお試し。
MFで撮っていたのですが、ピントの山がすごく掴みやすい!ボケも綺麗で雰囲気のいい画でした(こちらはデータ持ち帰りNG)。

まとめ

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センサークリーニングに出していたNEX-3Nを受け取って撤収。

やはりイベントに来ると普段自分から取りに行く情報ではなかなか目を向けない製品にも出会えて、意外な発見があって良いですね。また来年。