Xiaomi Mi5(高配版) 開封レビュー

2016.07.09 端末レビュー ライター:__agar

Xiaomi(小米)の2016年フラッグシップモデル「Mi5」を購入したので、簡単ではありますが開封レビューです。

開封・外観

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箱は白地にMi5各色の写真が刷られたもの。
デザインこそ変わっていますが、これまでのXiaomiスマートフォン同様にかなり頑丈な紙箱です。
中古なので角が若干潰れてはいますが、押したりねじったりしてみてもなかなか歪みませんでした。

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箱を開けると、本体の下にACアダプタとUSB-A↔USB-Cのケーブル、クイックスタートガイドのようなものが入っています。


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表は上下の白い部分も合わせて1枚のガラスで覆われており、指紋センサーを兼ねたホームボタンを除けばフラットな構造。

加えて側面のフレームとの継ぎ目も最小限なので触っていて心地良いです。ラウンドガラスではないので保護しやすいのも評価できる点ですね。

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デザインの妙で左右方向は極端な狭額縁に見えますが、点灯させてみると実際には黒い枠があります。
もっとも、側面のフレームが背面に向けて絞り込まれているのでこれ以上攻めるのは難しいのではないでしょうか。


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裏面は曲面ガラスで覆われています。最上位モデルにはセラミック製のリアパネルが用意されているのですが、ガラス版でも十分納得の行く仕上がりでした。

特徴的なガラスパネルを囲うアルミフレームも凝った物で、上面から側面にかけて滑らかに角度が変化した作りとなっています。

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アルミ自体の仕上げも目で見ても触れても緻密で滑らかですし、上下に2ヶ所ずつ設けられている樹脂の継ぎ目部分も撫でてもほぼわからないレベルの段差になっており、安価な機種によくある単純に「フレームにアルミを使いました」「背面にガラスを使いました」だけで終わっている残念な代物とは明らかに違います。

他社の高価な機種と比べても引け目のない丁寧な仕上がりです。


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SIMスロットはデュアルSIM仕様。ピンを挿して開けるトレイ式です。

Snapdragon 820を搭載しているおかげで、まだ珍しい4G+3Gのデュアルスタンバイができるのは嬉しいポイント。


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指紋センサーを兼ねたホームボタンは細長い形をしていますが、スライドではなく指を置くだけで認証してくれる今時のタイプ。
「この面積で大丈夫なのかな?」と思っていたのですが、認証の精度・速度ともに満足の行くレベルでした。

Mi4cとのサイズ比較

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このサイズ比較をして伝わる方がどれだけいるかは疑問ですが、手元にあった同メーカーの「Mi4c」と並べてみました。

Mi5は5.15インチ、Mi4cは5.0インチの液晶を搭載していますが本体の幅はほぼ同じ。長さは明らかに差がありますね。

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数値上の幅や厚さは近いものの、かまぼこ状の断面になっているMi5のほうが握り込みやすいです。
片手持ちする際の親指の届きやすさには少なくない効果があると思います。

Snapdragon 808搭載でわずか200ドル強、Xiaomi Mi 4cを買ってみた


↑Mi4cのレビューはこちらを合わせてご覧ください。


正直、現物を見るまではこのMi5のデザインはあまり好きではありませんでした。「どこかで見たようなホームボタンがパッとしないし、またガラスとアルミのスマホか…」ぐらいに思っていたんです。

たまたま近場の中古屋に入荷していて触れる機会があって、手に取った瞬間、ネット上の写真で見ていたイメージが180度変わりました。

ちょっと冴えないと思っていたデザインはよく考えられた物で、巷に氾濫している「ガラスとアルミのスマホ」の中ではとても持ちやすくまとまっていましたし、質感もなかなかの物。

海外機種なので見てこいと言っても難しい話ではあるのですが、機会があれば一度触れてみていただきたいですね。

Snapdragon 820搭載で快適

今回購入したのは高配版と呼ばれるモデルで、2.2GHz駆動のSnapdragon 820、3GBのRAMと64GBのストレージを搭載しています。

Qualcommの最新ハイエンドSoC、Snapdragon 820を搭載するだけあって動作は快適そのもの。
S820を搭載する機種は初めて購入しましたが、処理の速さもさることながら昨年のSnapdragon 810のような極端な発熱もありませんしなかなか優秀です。

とは言っても、S8xxを搭載する機種は普段使いで動作に不満を抱くのはマニアだけでしょう。もうハイエンドのAndroidスマートフォンはそういう次元をとっくに超えていると思います。

S820がベンチマークスコア上で優れているのは語り尽くされていますしあえて触れませんが、驚いたのはあるゲームをプレイしていた時のこと。

私は音楽ゲームが好きなのですが、Android端末は仕様上どうしても音声の再生レイテンシの問題が大きく、どんなにハイスペックな機種でもiOSでプレイするのに劣る…というのが普通にプレイして分かるレベルであってなかなか楽しめなかったのです。

もちろんゲーム設定の調整次第でなんとか遊べるレベルにはなっていたのですが、やはりズレが大きくておもしろくない、と毎回試しに入れては思っていました。


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ところが、今回Mi5にデレステを入れてみると不思議なくらいよく動くんですよ。それも「3D標準」という一番重い設定であってもです。

Android 6.0以降でレイテンシの問題が軽減されているおかげもあるのですが、iOSでプレイするのと同じとまでは言い過ぎにしても、ほぼ気にせず楽しめるレベルでした。
少なくともこのためだけにAndroid派なのにiPhoneを用意するのはもういいや、と思える程度には。

他のS820搭載機を買った方でも同様の意見を目にするのでMi5が特別すごいわけではないですが、来るところまで来たなという感じですね。

スペック、質感ともに値段以上

Mi5が出たばかりの頃ならともかく、今はSnapdragon 820を搭載する機種も各社から出揃ってきています。
スペックと価格のバランスだけを見るならば、OnePlus 3という強力なライバルだっています。

特徴的なMIUIの完成度はとても高いですが、好き嫌いが分かれる、合う合わないが激しいかなと思います。かくいう私もハードは好きですがソフトはカスタム前提で買っているのでそこに惹かれたというわけではありません。

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それでも今あえてMi5を選ぶ理由を挙げるならば、「ただ値段の割に性能が良い、コストパフォーマンスの良いスマホ」では終わっていないことです。

カタログスペックだけを重視したのではなく、UIもそうですが外装の作り込みに至るまで力を入れられているのです。
それぞれどこを取っても3万円台から買えるスマートフォンのレベルをはるかに超えていて、これだけの物をこの価格で出せるのは間違いなく他にありません。

やはり毎日使う道具ですから性能さえ良ければすべてOKではないですよね。「上質さ」も含めてのコストパフォーマンスが高い一台です。