「Ulefone Metal」購入レビュー(Vernee Thorとの比較あり)

2016.08.27 ガジェットレビュー ライター:__agar

最近、どうも安価なスマホをおもちゃ感覚でふらっと買いがちなのですが、今回もそんな機種のご紹介です。

中華メーカー「Ulefone」の最新モデル

今回購入したのは、「Ulefone Metal」という機種。

名前からお気付きになった方もいらっしゃるかと思いますが、少し前にコストパフォーマンスの良さでガジェットブロガー周辺では話題になっていた、「Ulefone Power」と同じメーカーの機種です。
(参考:異常なコスパのスマホ、6050mAhバッテリー搭載ulefone Powerが凄すぎる | hamako9999.net)

Ulefoneの最新機種であり、これまでの機種同様にコストパフォーマンスの良い内容となっています。

7月末にGearBestで購入し、8/26に届きました。
通常便しか選べなかった(有料のもう少し速い配送方法が選べなかった)のでこんなものでしょう。

その間にほぼ同等の性能・価格帯の機種(Vernee Thor)をGearBestさんからご提供いただいてしまったり、同じく「Ulefone Metal」を購入していたtwitterのフォロワーさんのほうが先に届いてレビューまでもう上がっていたり…と手元に来るまでにモチベーションを失いかけたところですが、せっかくなので先述の「Vernee Thor」との比較も後ほど。

Ulefone Metalのスペック

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SoC:Media Tek MT6753(1.3GHz オクタコア)
RAM:3GB
ROM:16GB
ディスプレイ:5.0インチHD(1280×720)液晶
バッテリー:3050mAh

1つ前の記事でレビューしたVernee Thorとはほぼ同等のスペック。1万円台前半と価格も近く、かなり競合する機種と言えそうです。

日本国内で発売されている機種で言えば、FREETELの「SAMURAI REI」やZTEの「Blade V580」などが比較的近いスペックです。

開封

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パッケージは黒いマットな紙箱。横に引き出す方式で、つまみが付いていました。

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一番上に本体が入っているのはお決まりですね。

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中は3層になっていました。
ケーブルやACアダプタ以外に何が入っているのだろう、と思ったら…

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手帳型ケースとガラスフィルムが入っていました。

TPUケース付きや保護フィルム付きはよくありますが、ここまでしてくれるのはなかなか立派ですね。
ちなみに、ガラスフィルムとは別に通常の保護フィルムもあらかじめ本体に貼られていました。

外観

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表面。ラウンドガラスを採用しているのは今時の端末らしいですね。画面下にはタッチ式のキーが付いています。

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キーは右側がバックキーになっていて、中華端末では一般的な配列。
充電などに使う端子はmicro Bです。

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上位モデルである「Ulefone Future」のイメージからか、このMetalも狭額縁設計であるとしている記事が散見されるのですが、現物を見る限りは5インチディスプレイの機種としては一般的なサイズという印象です。

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背面。上下の部分だけアンテナの関係か樹脂になっていますが、名前通りのメタルボディになっています。
今回購入したブラックではあまり目立ちませんが、他のカラーだとプラ部分との質感の差が目立ちそうなデザインかなと感じました。

メタル部分の質感自体は特別良い物だとは感じませんが、1万円台のスマートフォンとしては豪華な仕様でしょう。

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背面にはカメラの下に指紋センサーが並んでいます。
最近は低価格帯の機種でもこのように指紋認証まで付いている機種が多くあなどれませんね。

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SIMカードスロットはトレイ式で、開けるためにはピンが必要なタイプです。
「nano SIM+micro SIM」または「nano SIM+micro SD」の2枚を同時に入れることができるようになっています。

ソフトウェア

同様のMediaTek製チップを採用する機種、特に一部の有名メーカーを除いた中華端末で見るとMediaTekが提供しているほぼAOSPに近い仕様のソフトウェアが入っている機種も多いですし、商品画像を見る限りではUlefone Metalもシンプルな仕様なのかな?と思っていました。

シンプルには違いないのですが、多少UIに手を加えている個所もあったり、独自の機能もいくらか入っています。
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ジェスチャー機能など、操作を便利にする工夫が見られますね。

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上のスクリーンショットでももうお分かりかとは思いますが、日本語ロケールは入っています。

Vernee Thorとの比較

1万円台前半の実力派「Vernee Thor」レビュー


かなり近いスペックの機種がちょうど手元にあるので、比較といいますか、両方を使ってみた感想です。

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数値上でも体感でも、動作に関してはどちらもそう変わりはないです。
スペックが同じですし、メーカーの手が特別入っているわけではないので当然の結果と言えます。その参入のしやすさがMTKを採用する利点ではあるのですけれどね。

ソフトウェアのベースが同じなので、Ulefoneの追加している便利機能が特別気に入ったということでなければ、大きな決め手はなさそうです。

乱暴な言い方をしてしまえば、どちらを買っても大した差はないとも言ってしまえます。そのため細かい点で良し悪しが分かれてしまうのですが、私が良機種で「こちらのほうが優れている」と思ったところは以下の通りです。

Ulefone Metalのほうが良い点
・nano SIMがアダプタ無しで使える
・ガラスフィルムとケースなど、付属品が充実している
・指紋認証の精度が若干良く感じる

Vernee Thorのほうが良い点
・滑らかで持ちやすい本体形状
・持ちやすさのおかげで軽く感じる
・IPS液晶で見やすい


決定的な違いは少ないのですが、個人的には「Vernee Thor」「Ulefone Metal」の2機種ならVernee Thorのほうがオススメです。

確かに、安価な中で金属素材を外装に採用してみたり、しっかり使えるレベルのアクセサリーを付属させるなど良い点はあるのですが、謳い文句としては良いものの期待をするレベルの質感とはもちろん行きませんし、角度によって発色が大きく変わる液晶など価格を感じる面も大きいです。

メタルボディのほかに同クラスの機種よりバッテリー容量が多いことも謳っていますが、その2つの影響でちょっと重め。

カタログスペックや仕様を見れば最大限に割の良い商品になるように引き出している一方で、手に取らないと分からないような部分では切るところは切っているなという感じです。商品としての取捨選択はうまいですね。
売ることをゴールとして見れば確かによくできた商品ですが、ユーザー視点では「言うほどよくなかったや」という感想。

一方、Vernee Thorは派手なアピールポイントこそないものの、価格に見合った仕様の中で使いやすいバランスが取れているように思います。
こちらのほうが、無理な背伸びをせずに「悪くはない」というところにうまく落とし込めているように感じました。

メインでガッツリ使うというのであればそもそもこの価格帯の機種自体おすすめしませんが、安くてラフに使える「普段履き」が欲しいならVernee Thorは使い出があると思います。