カメラ特化のミドルレンジ「Lenovo VIBE Shot」レビュー

2016.09.11 ガジェットレビュー ライター:__agar

海外通販サイトのGearBest様より、「Lenovo VIBE Shot(Z90-7)」をご提供いただきましたのでレビューをお送りします。

どんな機種?

lenovo-smartphone-vibe-shot-family-colors-2
2015年にLenovoが発売したミドルレンジのスマートフォンです。
カメラに力を入れた機種で、シャッターキーやモード切替スイッチを備えていたり、3色のLEDで構成されたフラッシュ、レーザーAF、光学式手ぶれ補正、スマートフォンと相性の良い16:9のイメージセンサーなど珍しい仕様となっています。

基本スペック
SoC:Snapdragon 615
RAM:3GB
ROM:32GB
バッテリー:3000mAh
ディスプレイ:5.0インチFHD IPS液晶
OS:Android 5.0

発売当初の価格は3万円程度、1年ほど経過している執筆時点では約2万円で販売されています。

Lenovo Vibe Shot Z90-7 4G Smartphone – ROSE RED | GearBest

開封

img_20160911_113833
ちょっと珍しい、細長い形のパッケージ。

img_20160911_113954
本体には説明書きの入ったフィルムが貼られています。

img_20160911_114129
付属品は、micro USBケーブル、ACアダプタ、SIMピンなど。

img_20160911_114201
それから謎のカード。

img_20160911_114357
本体にはあらかじめTPUケースが着けてありました。

外観

img_20160911_115851
前面。特にロゴ類はありません。
画面下にセンサーキーがあり、配置は左から「Recent Apps(Menu)・Home・Back」の順。

img_20160911_115827
背面は横向きにデザインされています。これもカメラ機能を意識した物でしょうね。

img_20160911_115957
カメラ周りにはスペックの表記が。3つのLEDが並んだフラッシュも少々珍しいですが、その下の黒い部分がおそらくレーザーAF用のセンサーでしょう。

img_20160911_120115
側面にはカメラキー(起動やシャッターを切るのに使えます)と、カメラモードのスイッチ。
一般的なAutoモードと、より多彩な設定のできるProモードを切り替えられます。

img_20160911_120315
SIMカードはmicro SIMのデュアルSIM仕様。

img_20160911_115915
メタルフレームに両面ガラスと、ルックス的には日本でもウケが良さそうなデザインだと思います。

少々残念な点があって、金属フレームの上にディスプレイ部分の枠(黒いプラスチックのパーツ)が重なった2段重ねの構造になっていて、遠目に見るよりスマートではありません。
角が刺さる感じもありますし、SIMトレイ/microSDトレイの立て付けが若干悪かったりと細かい点を挙げれば詰めの甘さが見える外装ではありますね。

多くのメーカーが似たような作りをしていて比較されてしまいやすいデザインでもあるので、あと一歩が惜しく感じます。

ソフトウェア・動作など

screenshot_2016-09-11-12-05-30-024
UIについては随所に独自のカスタマイズが施されています。
デフォルトのホームアプリがドロワーの無いiOSライクな仕様であることを除けば、外観はともかく操作性が変わるような物は少ないです。

screenshot_2016-09-11-20-15-40-113
動作については、同価格帯の機種の中で特段秀でている印象ではありませんでした。
スペック的には600番台のSoCなので2万円強の機種の中では良い方に思えますが、過度な期待は禁物でしょう。

カメラについて

カメラ機能に関しては、他の部分が平凡であろうと補って余りある魅力を持っています。

screenshot_2016-09-11-12-10-39-527
Lumia Cameraを想起させるようなUIですが、スピーディーにマニュアル操作のできるカメラアプリはなかなか使いやすいです。

screenshot_2016-09-11-20-48-41-363
レベラーやグリッドの表示をさせることもでき便利。

さらに良いのが、本体側面のスイッチでいつでも切り替えられる「Auto」「Pro」の両モードそれぞれで各種設定を保持してくれるので、本腰を入れて撮る時に欲しい設定と、手軽に撮りたい時とを簡単に行き来できることです。
「わざわざ専用スイッチを付けるほどかな?」と思っていましたが、これは使ってみると快適ですよ。

screenshot_2016-09-11-12-12-02-851
まだ試せていませんが、バルブ撮影(長時間露光)用の撮影モードなんてものも用意されていました。

img_20160911_210136
画質自体も悪くないです。さすがに等倍で見ても優秀とまでは言いませんが、スマートフォンの画面サイズで見る分にはまあまあ雰囲気の出る画作りだと思います。

ちなみに、VIBE Shotの搭載しているイメージセンサーは16:9。
カメラのセンサーとしては少数派のアスペクト比ですが、スマートフォンなどでフルスクリーンで表示できるサイズの写真を、有効画素数を無駄にせず(クロップされた状態にせず)撮れるのは魅力です。

それから、3色のLEDを合わせたフラッシュの実力には驚きました。

携帯のカメラに付いている程度のフラッシュだと、不自然な仕上がりになることも多く私はほぼ使わないのですが、せっかく自慢の機能として挙げられていたので試しに使ってみたのです。
img_20160911_212256
上の写真は、夜間かつ完全に室内の照明を消して、VIBE Shotのフラッシュのみでの撮影です。

かなり正確に色を捉えられていてびっくり。
また、フラッシュの優秀さだけではなく、速いだけではなく暗所での合焦に優れているレーザーAFの効果もありそうですね。

カメラ自体の性能に加え、付随する様々な機能において力を入れられているのが素晴らしいです。

まとめ

カメラ以外の部分に関しては、質感・動作など色々な面において「平凡」というのが正直な感想です。
カメラを使わないようなら、近い価格でもっと割のいい機種がたくさんあるでしょう。

しかし、カメラとそれに関連する部分では、間違いなくこの機種の位置する2〜3万円程度の価格帯ではトップクラスでしょう。一部の機能に関してはもっと上の機種を視野に入れても価値のあるところがありました。

安価でカメラの良いスマートフォンをお探しならかなりオススメですよ!

Lenovo Vibe Shot Z90-7 4G Smartphone – WHITE | GearBest