Lumia 1520(RM-940)レビュー

2016.11.25 ガジェットレビュー ライター:__agar

程度の良い中古品が安く売られているのをたまたま見かけたので衝動買い。
Lumia 1520のAT&T版、RM-940というモデルのレビューです。


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Lumia 1520は2013年秋に発売された機種。
Snapdragon 800にRAM 2GB、6.0インチFHD(1920×1080)といった構成で、カメラはもちろんそれ以前のLumiaシリーズと同様に、Nokiaの高性能カメラ技術「PureView」とCarl Zeiss製のレンズを採用した物。

当時のWindows Phone 8端末の中では最強とも言える仕様で現れた機種でした。後継OSであるWindows 10 Mobileへのアップデートも行われています。

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決して奇をてらってはいないのですが、ディスプレイから背面まで滑らかな一体感のあるフォルム、独特の直線とカーブを組み合わせた四隅など一目でLumiaと分かるデザインです。

Nokia時代末期の930/830などやMicroSoftになってからの950/950XLでは趣が変わってしまいましたが、この1520のLumiaシリーズ伝統とも言えるデザインは今見ても色褪せません。

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(※Lumia 1520で撮影。無加工)
カメラやディスプレイのクオリティーは高く、マルチメディア用途での素質を感じます。
それを活かせるアプリに恵まれないというWin10M特有のジレンマがあるのですが、Windows 10向けと同じアプリがWin10Mで使えるUWPアプリという仕組みも出ていますし以前よりは今後のアプリ拡充への希望はありそうです。

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3年前の機種とはいえ当時のハイエンドであったこと、Win10M(WP7/8時代も)は比較的スペックを抑えた機種での採用例も多く決して要求スペックの高いOSではないことのおかげもあって、まだ現役レベルの動作をしてくれます。
そういった意味では一度良い物を買ってしまえば非常にお財布に優しいOSなのかもしれませんね。

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今回はWindows 10 Mobileへのアップデートをして最新版のソフトウェアで使ってみたのですが、Windows Phone 7/8も何機種か使用経験がありますしWindows 10 Mobileも1年前にも別の機種を使っていて初めてではないにも関わらず「相変わらず取っ付きにくいOSだな」という印象です。

アプリが少なかったり同じサービスでも他OS向けのアプリより機能が劣っていたりというのは織り込み済みですし、OSそのものの機能や操作性はWindows Phone時代と比べれば確実に改善されています。
他のスマートフォンを使っていればなんとなく操作をイメージできるレベルではあり、持ち前の動作の良さは健在。ここは素晴らしいです。

現時点で気になる点としては、まだ詰めが甘いOSだなと思うところがあります。
Win10Mによほど慣れているか、少なくともトラブルに遭遇したら同様の事例を探せる程度の情報リテラシーが無いととても使えたものではないOSです。
どうしたら正しく進めるのか以前に何が起きているのかユーザーに分からないと言いますか、割と不親切設計なところがまだありますね。

話がだいぶWindows 10 Mobile全体の方向に行ってしまったので置いておくとして、Lumia 1520自体は今手に取ってもまだ十分満足にWin10Mの世界を体験できる良いデバイスだと思います。

ちなみに私が買ったものはとても安かったのに釣られてAT&T版のRM-940ですが、もし購入するならば国際版のRM-937が良いでしょう。AT&T版を含めて北米向けモデルはあまり他の国での運用には向かない仕様です。