一括648円の格安端末「MONO MO-01J」レビュー

2016.12.12 ガジェットレビュー ライター:__agar

12月9日に発売されたドコモの「MONO MO-01J」を購入したのでレビューをお送りします。

MONOとは


2016年冬モデルの1つとして発売されたこの機種は、当初から価格を抑えたお手頃な機種として売り出されています。
各種メディアでも取り上げられているので注目度は高そうですね。

低価格でありながら十分に使える性能を持ち需要の高い防水に対応するなど、ライトユーザーには魅力的な仕様と言えそうです。

ドコモのオリジナルブランドの機種として登場しているので型番や製品名などには記されていませんが、製造はZTEというメーカー。

インターネット上のコメントなどを見ると報道で取り上げられた「一括648円」という価格が一人歩きしてしまっているように感じますが、実際の端末価格は32,400円で、「端末購入サポート」という一定期間は解約や機種変更をせずに同じ機種を利用することを条件とした割引によって648円で購入できます。

場合によっては、安さに釣られて飛び付くと本命の機種を買うのに不便することも考えられるのでその点は注意が必要でしょう。

ドコモオンラインショップで購入

もっと性能の良い機種が何台も手元にあるので買う予定は無かったのですが、家族の使っている回線で「月々サポートが付いておらず機種変更する予定も当面ない(≒端末購入サポートで1年間縛りがかかっても無問題)」ものがあったので試しに買って遊んでみることに。良くも悪くも話題の機種ですしね。

今回はドコモオンラインショップで購入しました。

ドコモオンラインショップでの購入であれば機種変更時の契約事務手数料(2,160円)がかからずに済む上に、通常ですと2,700円未満の購入では送料がかかるのですが1/31までの期間限定で全品送料無料になっているのです。つまり、本当に648円の支払いだけで済んでしまいます。


予約はしていなかったので発売日(12/9)に購入したのですが、本当はWhiteがほしかったのですが品切れで「入荷未定」との表示だったのでBlackを選択。

この記事を書いている12/12時点では2色とも在庫ありとなっているので待っても良かったかもしれないですね。

パッケージ


パッケージは真っ白でMONOのロゴが中央に書かれています。
付属品がほとんどないためもあってか、かなり薄めの箱でした。


本体の他に入っているのは、SIMピン、クイックスタートガイド、保証書程度です。

デザイン


表面。特に変わったパーツはなく、一般的なスマホのイメージ通りといった印象ですね。
右上部分に通知用のLEDがあり、形状は普通の丸い点のようなものなのですが大きめで見やすいと感じました。


裏面は光沢のあるパネルで全体が覆われており、それをフレームで囲った作り。
iPhone 4に始まり、Xperia Zシリーズや最近ではarrows M03などに至るまで、この手のデザインはすっかり定番ですね。

あえてこのありふれた作りの背面にコメントするなら、カメラのカバーガラスも一体になっていてカメラ周りの装飾も特にないのでちょっと貧相に見えます。
それから、せっかく一枚板のデザインにしていながら左下あたりの妙なところにスピーカーを配置して穴を開けているのは見栄えが良くないかなという印象です。


左下の角にはストラップホールがあります。海外メーカーの機種には無いことがほとんど、というより国内メーカーでも最近は無い機種が増えてきているくらいなのでありがたい配慮ではないでしょうか。


画面サイズが4.7インチと最近のスマートフォンとしては小柄なこの機種ですが、手に取った印象としてはさほど持ちやすさのメリットは感じませんでした。

ベゼルが太いのは安価な機種なので目をつぶるとしても、形状に問題があるのが大きいように思います。
縁が垂直に立っているのであまり手に馴染まないですね。

ボタン類の仕上がりも気になります。左側の音量キーと右側の電源キーの高さが大きくずれているのでどうも探り探りの操作になってしまいますし、搭載されていること自体はとても珍しく好印象なマナーモードスイッチも、動きが微妙で中途半端なところでも止められてしまう作りの甘さがもったいないところです。

正直なところ、デザインや質感には期待しないほうが良いです。お値段なりの出来、というより割引前の価格が32,400円であることを考慮するとお値段以下かも。

機能・動作


ホームアプリ(docomo LIVE UX)を始めとして電話帳など一部のプリインアプリは他機種でも採用されているドコモ共通の物です。メーカー(ZTE)独自のアプリは特に入っていません。


機能面でこの機種ならではというものはなく至ってベーシックな仕様なのですが、ナビゲーションキーの配置を左右逆にする設定が残っていたりするのはうっすらとZTEっぽいです。


少し珍しいと思ったのが、画面の自動回転で180°(上下逆)の表示が可能になっていました。何か便利になるというわけでもないですが…画面の一部を破損した場合などには役立つのかも。


Antutuのベンチマークスコアは4万点台半ばでした。
解像度が1280×720と高すぎないこともあってか、実際に使ってみた印象としては悪くないです。3Dゲームなどをしなければ十分に実用的でしょう。

デザインや質感には不満だらけでしたが、中身は意外に好印象。目を引く機能はありませんがシンプルでしっかり動作する無難な出来だと思います。

あとは液晶が綺麗ですね。ここは低価格の機種には感じませんでした。
公式サイトにはTFT液晶としか表記がないので詳細は不明ですが、発色も視野角もなかなか悪くないです。

十分ではあるものの決定打に欠ける

動作やディスプレイの質など安価な機種としては十二分にオススメできる部分もありますが、先に書いたお値段なりのデザインや質感、そしてワンセグやおサイフケータイなど網羅していない機能の多さを考えると、本当にこの機種納得できる人は結構限られてくるのではないかと思います。

誤解を恐れずに言えば、MONO単体で見れば無難にまとめられてはいますが、相対的に見てみると値段以外でこの機種を選ぶメリットとなる要素はないです。

ここが今ひとつオススメとは言えないところで、少なくとも執筆時点でなら、特に「MNPで購入する場合」と「FOMA端末からの機種変更をする場合」に関してはMONOと同じか少しお金を出すくらいではるかに良い機種を買えてしまいます。

実際に触れてみて、十分に使える出来であるとは感じましたが、あえて選ぶメリットのある人は限られているのではないでしょうか。