有機EL+電子ペーパー搭載の2画面スマホ「YotaPhone 2」レビュー

2016.12.03 ガジェットレビュー ライター:__agar

表裏2枚のディスプレイを搭載する珍しいスマートフォン、「YotaPhone 2」を購入したのでレビューします。

YotaPhone 2とは

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YotaPhone 2は2014年末にロシアのYota Devicesというメーカーから発売されたスマートフォンです。
前モデルのYotaPhoneと同様に、通常のカラーディスプレイだけではなく裏面にE-Inkディスプレイを備えた2画面仕様となっているのが大きな特徴となっています。

Snapdragon 801にRAM 2GB、ROM 32GB、2,500mAhといった構成で、初期OSはAndroid 4.4ですがモデルによってはAndroid 5.0へのアップデートが可能です。
メインディスプレイは5インチ1920×1080の有機EL、サブディスプレイは4.7インチ960×540の電子ペーパーを搭載。

2016年Q1に発売予定だった後継機種「YotaPhone 3」が延期されている状態なので一応現行モデルとはいえ、発売からだいぶ期間の経ったこの「YotaPhone 2」は最近かなりお手頃に入手できるようになっています。
当初は7~8万円程度で販売されていたこの機種ですが、在庫処分なのか15,000円以下で売られている状況です。

Yotaphone 2 5.0 inch 4G Smartphone – BLACK | GearBest

Yotaphone 2 5.0 Inch 2GB RAM 32GB ROM Snapdragon 801 Quad Core Smartphone | Banggood

ただし、現在各所で投げ売りされているものの多くが中国向けの「YD206」というモデルである点には注意が必要。
このモデルはAndroid 5.0へのアップデートが正規の手段では出来ないのと、国際版のYD201とは対応バンドが異なります。

パッケージ

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パッケージは3つの小箱に分かれていて、それらが台紙で繋がって巻かれた状態になっています。

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ACアダプタ、micro USBケーブル、イヤホン、SIMトレイピンなどが付属していました。

なかなか珍しい構造のパッケージで凝っていますね。

外観

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表はシンプルですね。特にボタンやロゴなどはありません。
丸い形状ですが、最近の端末のようなラウンドディスプレイではなく全面が平らなのでフィルム類には困らないでしょう。

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受話口は開口部を少なくした独特な作り。あまり見ない形状ですが、メッシュより汚れにくそうで良いのではないでしょうか。

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背面にはカメラや電子ペーパーを用いたサブディスプレイなどが並んでいます。
こちらは左右がラウンドした形。

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物理的なボタンは側面に配置された音量キーと電源キーのみです。
音量キーがSIMカードのトレイを兼ねており、ピンを差し込むと開きます。

背面ディスプレイの使い勝手

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背面ディスプレイには専用のウィジェットを配置すれば様々な情報を常時表示しておくことができます。
書き換え時にしか電力を使わない電子ペーパーの強みですね。
撮影した後に気付きましたが、時計を表示させるのはそういう意味ではもったいないかも。毎分書き換えることになってしまうので…。

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シンプルに画像表示させておくだけというのもできるので、本体の着せ替えのような感覚で楽しむのも良いかもしれませんね。

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ホームボタンを左上にスワイプすると起動できる「Yota Mirror」という機能を使えば、通常のAndroidの画面を背面に表示することもできます。
このモードを使っている時は表との同時表示はできません。

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普通のスマホの画面をそのまま白黒にしたような表示になります。

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こちらはKindleアプリを背面ディスプレイに表示させ、マンガと小説を表示させてみたものです。
解像度があまり高くないのでマンガは読みにくいですね。活字はフォントの設定をしてあげればそれなりに読めます。

電子ペーパーの特性として表示の反映が遅れるのと、表示が変わると文字の残像が残ります。
そこまでは電子ペーパー端末ならなんでもそうですが、通常のAndroidアプリは電子ペーパーでの表示など想定していないので、どうしても操作に対して表示が遅れることを想定しているようなUIではありませんし、スクロールやページめくりの際に表示を反転してリフレッシュするような動作は仕組まれていません。
単純に「電子ペーパーだから専用の電子書籍端末に劣らず使える!」というわけには行きません。

背面ディスプレイで何かをするというよりは省電力で常時表示できるサブディスプレイとして使うのがベストかと感じました。

動作

2画面表示関連の機能やYota独自アプリのプリインストールを除けばオーソドックスな仕様です。

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さすがに2年前の機種なので、当時のハイエンドSoCとは言え今の目で見ると動作は劣りますね。とはいえ、例を挙げるならSnapdragon 615やMediaTek Helio P10と同じぐらいには動くと感じたのでミドルレンジの機種を買ったと思えばありかも。

普通に使えるスマホが欲しいのであればおすすめとは行きませんが、歴史に残る機種であることは確か。
お手頃な今、コレクションに加えてみても良いのでは?