お手頃価格の国産SIMフリースマホ「AQUOS SH-M04」レビュー

2017.01.05 端末レビュー ライター:__agar

年も明けたので、とりあえず「今年スマホ買ってない」状態を脱しておこうかということで、昨年から買おうと思っていた機種を購入しました。

どんな機種?


今回購入したのは「SH-M04」という機種。SHARP製のSIMフリースマートフォンです。

昨年10月に発表、12月に発売されたこの機種は、Snapdragon 430(MSM8937)にRAM 2GB、ROM 16GB、5.0インチHD(1280×720)のIGZO液晶などを搭載する比較的スペックを抑えた低価格の機種となっています。

型番としては「SH-M03」の次になりますが、Snapdragon 808を搭載する高性能路線だった「SH-M03」の後継というよりは、同じく低価格路線だった1年前の「SH-M02」の後継機種にあたると言えそうです。

通常販売されているのはWhiteとNavyの2色で、楽天モバイル限定色としてRedが用意されています。
今回は楽天モバイルを契約してRedを購入してみました。

ちなみに、前モデルまでは楽天モバイル向けは「SH-RM02」「SH-RM03」など「R」の付く専用モデルとなっていたのですが、本機種は楽天モバイル版でも通常の「SH-M04」となっています。

パッケージ



MNO向けのAQUOSシリーズでもよく見るデザインの箱なのですが、開け方は単純になっていて、横から中身を取り出します。
ちょっと安っぽいというか、簡素化されたパッケージですね。


内容物は本体とクイックスタートガイドのみでシンプルです。


余談ですが、クイックスタートガイドの表紙には「SH-M04/SH-M04-A」と2つの型番が並んで書かれています。

Aが付く物の違いは「Acアダプタとmicro USBケーブルが付属している」という点で、販売ルートによってどちらのモデルかは変わってくるようです。

例としては、楽天モバイルは充電器なしの「SH-M04」、DMMモバイルなどは「SH-M04-A」を取り扱っています。
また、単体で購入できるヨドバシカメラなどの家電量販店では「SH-M04-A」が販売されています。

数千円の差があるので、正直ACアダプタなしが単体で買えると一番良いのになとは思ってしまいますね…

外観

基本的には、docomo版の「AQUOS EVER SH-02J」やau版の「AQUOS U SHV37」、UQ mobile版の「AQUOS L SHV37」と共通のデザインです。


ただし、先述の3機種は端がラウンドした2.5Dガラスを採用しているのに対して、SIMフリー版の「SH-M04」のみ全面フラットな通常のガラスになっています。

各キャリア版はそれぞれの本体色に合わせた色付きのベゼルで華やかなのに対してSH-M04は全色黒のベゼルですし、やはりこのあたりはコストカットなのでしょうか?高級感という点では少々見劣りしますね。

その分、フィルム類が端まで貼れる利点はあるので、人によっては逆に好感度が高いポイントになるのかもしれません。


背面から側面にかけてラウンドした形状になっておりとても持ちやすいです。
サラサラした仕上げの塗装ですが、この赤では意外と手の跡が目立ちました。


右側面の上寄りに音量キーと電源キーがあります。指紋認証は非搭載です(このシリーズではドコモ版のSH-02Jのみ搭載)。
上部にイヤホンジャックがあります。


充電端子は下側、形状はmicro Bです。


右下にストラップホールがあります。
最近は国産機でも搭載しない機種が増えてきているので貴重ですね。


SIMカードはピンなど無しに取り外せる構造。
上の写真では入れていませんが、SIMカードトレイの隣(上写真で言うと左側)にmicro SDカードが入ります。

良い意味で少し昔の国産スマホのような作りで好感が持てます。

最近の機種に多い、扱いに気を使う両面ガラスや飛び出したカメラ、道具がないと開けられないiPhoneスタイルのSIM/microSDのトレイ、デザインを優先したストラップホール廃止などのトレンドに従わない作りで、シンプルながら扱いやすく良いのではないでしょうか。

UI・動作


UIは各キャリア向けのAQUOSシリーズと基本的に同じです。

SHARP独自のホームアプリ(Feel Home)は独特な作りで他メーカーの機種に慣れていると厳しいところがありますが、Google Nowランチャーも用意されているので自分でアプリを入れなくとも一般的なホームにすることは可能です。

それ以外の点に関しては比較的素のAndroidに近いUIになっているので、あまり癖はないと言っていいでしょう。

他のAQUOSシリーズと同様に、AIの「エモパー」や省エネ機能、Bright Keepやツイストマジック、スクロールオートと言ったモーション系の機能などはかなり充実しています。

今回購入した楽天モバイル版に関しての話をしますと、楽天の各種サービスのアプリが入っていますがショートカットだけのものばかりなので容量的には特に気にする必要はないでしょう。もちろんアンインストールも可能です。

ブートアニメーション(電源を入れた際の画面)にも特に楽天モバイルのロゴ表示などはなく至って普通でした。


Antutuベンチマークのスコアは4万強。
ベンチマークはあくまで参考でしかありませんが、今の日本のSIMフリー端末市場で3万円クラスとなるともっと性能の良い物も多々あるなという印象です。

S400番台の中では現状最上位にあたるS430ですが、あくまで400番台の中ではという話なのでパワー不足は否めません。
とはいえ、アプリ起動やスクロールなど通常のちょっとした操作であれば特に不快な遅さはなく十分動きますね。ゲームなどをしない人(あるいは用途)なら、といったところでしょうか。

まとめ


同価格帯には強力なライバル機種も多く、特に一番目に触れる機会の多い家電量販店での販売がACアダプタ付きで割高な「SH-M04-A」となっていることもあって3万円台後半のプライスになってしまっていますから、スペックなどから見たコストパフォーマンス的な見方をすると厳しいのではないかなと思います。

一方で、扱いやすい作りとサイズ、上位機種と同様に惜しまず盛り込まれた機能、この価格帯のSIMフリー機では意外と探すのが難しい癖のないUI、そして防水防塵やおサイフケータイを抑えているなど、地味ながら評価できる点は多い機種でもあります。

「安いのがいいけど日本のメーカーがいい!」などのイメージや安心感といった理由で選んだ人でも、後悔はしない機種だと思います。
特に楽天モバイルの契約と合わせての購入などであれば3万円を切るプライスであることも考えると、これだけそつなくまとまっているものはあまりないのではないでしょうか。