「Xperia X Compact SO-02J」レビュー

2017.02.03 端末レビュー ライター:__agar

メインで使っている音声回線をXperia X Compact(SO-02J)に機種変更しましたのでレビューを残しておこうと思います。

この青が欲しかった!

私は小型で高性能な機種が結構好きなので、コンスタントにそういった機種を出してくれるSONYやSHARPの小型モデルはよく買っています。


このブログにレビューがある機種に限っても、XperiaならZ1 fZ3 CompactZ5 Compact、AQUOSならAQUOS Xx mini(303SH)SERIE mini(SHV31)Compact(SH-02H)

Xperiaのマイナーチェンジ版(A2、A4など)やAQUOSのキャリアごとの姉妹機などはさすがに買わないにせよ、ほぼ毎シーズン追いかけているんじゃないかというくらい買い続けていました。

そんな私ですが、2016-2017冬モデルとして出てきたモデルは両シリーズともそこまで買おうという熱はありませんでした。
なぜかと言えば、あくまで欲しいのは「同シーズンのフラッグシップ機種並の、ハイスペックな小型機」だからです。

ありそうでほとんど作ってくれるメーカーは無いのですよね。そういう時代の流れでもないので需要が少ないのは重々承知。

今シーズンはSOもSHもSnapdragon 600番台を搭載する機種になってしまい、中身的にはそそられなかったのでスルーのつもりだったのですが…


このミストブルーがとても好みで、カラーバリエーションには惹かれました。

と言っても前述の通り中身には納得していないわけで、F5321(海外版)で5万円台、SO-02J(docomo版)で6万円台という対価をこの機種に出す気にはなれずスルーの腹積もりでした。

年が明けて、海外版が4万円ちょうどくらいまで値崩れしてきたので「これくらいなら出してもいいかな~」などと思っていたところにこんな話が。

2月1日から。NTTドコモ Xperia X Compact SO-02Jを機種変更で値下げ。下取り適用で一括0円も可。| kuropon.mobi

ドコモ版の値下げです。
もちろんご多分に漏れず「端末購入サポート」という縛りが付く契約ではあるのですが、割引後の本体価格に購入サポートの解除料を足しても36,496円。
海外版の購入を密かに検討していた者としては十分嬉しい価格です。


当然のように値下げ当日に注文しました。

価格以外の面でも、「小型機はできれば裸運用したいなあ、でもケース着けないと傷付きそうな質感だな」という悩みですとか「ラウンドガラスの機種にはフィルムやガラスの類は貼らない」というポリシーがあったので、ケータイ補償を付けたかったということも決め手です。

というわけで、ドコモオンラインショップで2/1の夕方に購入、2/3に届きました。

開封


白地にロゴの並んだ外箱は、近年のXperiaシリーズではおなじみのもの。


ですが、開けてみると内箱には鮮やかな模様が入っていました。
X Performanceの時には国内版の箱は真っ白でしたが、海外版のXシリーズと同じになったのですね。


箱の中には、本体、テレビアンテナケーブル、クイックスタートガイドなどが入っています。

外観


前面。画面の上下にステレオスピーカーが配置されています。
ディスプレイを覆うガラスは左右がラウンドしていて、XZと似たデザイン。

ベゼルは本体カラーに合わせたものになっているほか、よく見るとスピーカーの内部まで同じ色に揃えられていて非常に統一感があると感じました。

上下対称ではなく若干下側の余白のほうが広く取られているので、あまり低すぎる位置に指を伸ばす必要がなく扱いやすいと思います。



背面。XZのようなアルミやZシリーズのようなガラスではなく、至って普通のプラスチックを使った外装になっています。

以前の機種、Z1fやZ3Cなどではスペースの都合かカメラの位置が中途半端だったのですが、XCは端正な配置になっていて良いと思います。


ロゴや型番などが背面に印刷されていますが、かなり薄い灰色で目立たない仕様。




上下の2面は平らで、この部分だけ銀色。上にはイヤホンジャック、下にはUSB Type-C端子があります。



左側面のフタを開けると、nano SIMとmicro SDが入るトレイになっています。


右側面には、中心より少し上あたりに電源ボタン兼指紋センサーが付いています。その下には音量キーとカメラキー。

側面に指紋センサーという配置だと、センサーと反対側の手で使う場合に不便になりがちなのであまり好きではないのですが、コンパクトな機種ならそう悪くないですね。


Xシリーズのようなアルミでも、Zシリーズのような両面ガラスでもないことには否定的な向きも少なくないと思いますが、使ってみるとよく実用性とデザインを両立した筐体だと思います。

アルミやZ5系のフロストガラスより滑りにくく持ちやすいですし、背面ガラスの機種のように割れる心配もありません。
ケースや背面用の保護ガラス無しで使いやすいので、小型機のメリットを活かしやすいと言えるでしょう。

そして、XZと同様に前面・背面・側面が滑らかに繋がって一周している「ループデザイン」を採用しているのですがこれも持ちやすさに貢献しています。

以前、Z5 Compactを使っていた時に気に入らなかったのが、数値上は小さくても持ちにくかったこと。
その原因を考えると滑りやすいフロストガラスの背面と、角ばった形状だったのでXCはその点とても良くなったと感じています。

スペック

項目 内容 備考
SoC Snapdragon 650
RAM 3GB
ROM 32GB
画面サイズ 4.6インチ IPS液晶
画面解像度 1280×720
バッテリー 2700mAh
OS Android 6.0 7.0アップデート予定

歴代のXperiaシリーズの小型モデルを使ってきた人ならば、XZと同等のSoCでない時点でなぜ…と思ってしまう内容ではあるのですが、紐解くと出来た構成なんですよね。


まずSoC。Snapdragon 650という選択ですが、これは600番台の中では高性能な位置付けの物です。
Cortex-A72 1.8GHz×2、Cortex-A53 1.4GHz×4のヘキサコアCPUを搭載しており、処理能力はSnapdragon 808と同等以上。現在の環境においてはミドルハイ程度でしょうか。

無理にハイエンドSoCを入れて、スペースが限られる小型機ゆえの発熱・バッテリー消費などの問題を抱えるよりは良い現実的な落とし所と言えると思います。
スペックシート上での見栄えより実利を取った良い判断だな、と実際に使ってみて印象が変わりました。


そしてRAM。5インチ台のモデルがRAM 3GBになってもなぜか昨年のZ5Cに至るまでCompactシリーズは2GBのままだったのですが、XCでようやく3GBになりました。
他メーカーも含めて見渡せば、今更RAM 3GBになって喜ぶというのはあまりにもな話なのですが、喜ばしいことでしょう。


参考までにAntutu Benchmark(Ver. 6.2.7)でのベンチマークスコアです。

UI・機能など


UIに関してはいつも通りのXperiaで、特に大きく変わった印象はないです。

横にスライドするロック解除のアニメーションは格好良いですね、あえてほとんどの部分が無地で時計部分だけ壁紙が透過しているのも素敵です。指紋認証が速いのでまともに見る機会がないのは複雑ですが…


Android標準から大きく手を加えることはありませんが、アイコンや壁紙、イラスト類で十分独自の世界観が出ていますよね。
このやり方はずっと変わっていませんが、ごちゃごちゃしたUIは苦手なので好きです。

「いつも通り」と書きましたが、Z5CなどLollipop搭載のXperiaを買った際にUIについては少々がっかりでした。
具体的には、アイコンの並びが不揃いで汚いステータスバーであったり、マテリアルデザインになっていない画面が残っていて統一感がなかったと言った点です。
MarshmallowのXperiaのUIでは不満だった点が解消されていたのには一安心。


プリインストールアプリなども含めて、ほとんど今時のデザインに移行し終わったようです。
ざっと触った限りだと、あとはワンセグアプリが未だにHoloテーマなのが格好悪いくらいですかね?



STAMINAモードや緊急省電力モードといった駆動時間を伸ばす機能は以前からですが、XZ/X Compactで新たに搭載されたのが「いたわり充電」というバッテリーの寿命を延ばすための機能。

これまでの機種でも既に「充電方法の最適化」という名前でバッテリー温度が上がりすぎないように充電量を調整するなどの工夫がされていました。

「いたわり充電」ではよく充電する時間帯・充電器を取り外す時間を集計し、ユーザーが使い始める時間に合わせて充電が終わるようペースを調整するようになっていて、より効果的にバッテリーへの負荷を減らすことができます。



指紋認証は不満なく使える速さでした。
他の機種より少し指先の汚れなどにシビアな気はしますね。

左手で持つ時用に左人差し指と左中指、右手で持つ時用に右親指の合計3本を登録して使っています。

机に置いたままちょっと確認したい時などだと触れる指が変わるので、左親指・右人差し指・右中指あたりも登録しておいたほうが便利かもしれません。

ロック解除時は電源ボタンを一度押して画面を点けないと認証してくれないのが惜しいです。
指を置くだけでロック解除できるようになるとなお良いですね。

まとめ


発表時点ではあまり期待していなかったというかおそらくこの色が無ければ買うことも無かったのですが、思った以上によく出来た機種でした。

動作・発熱・持ちやすさなどあらゆる面で事実上の前モデルであるZ5 Compactでの不満点が解消されており、非常にバランスの良い1台だと思います。
Android 7.0アップデートも予定されているので楽しみですね。