「ZenPad 3 8.0(Z581KL)」レビュー。QXGAの高解像度液晶、CA対応のSIMフリータブレット

2017.02.17 ガジェットレビュー ライター:__agar

ASUSの「ZenPad 3 8.0」を購入して使っていますのでご紹介します。

どんな機種?


ASUS製の7.9インチSIMフリータブレットで、日本では2016年9月に発売。

Verizon向けに発売された「ZenPad Z8(ZT581KL)」のグローバルモデルで、海外ではRAM 2GB/ROM 16GBのモデルも展開されていますが日本版はRAM 4GB/ROM 32GBの上位版のみの展開です。

昨今のAndroidタブレットは高性能な機種が少なくなっていますが、こちらはミドルハイクラスのSnapdragon 650を搭載し、2048×1536(QXGA)の高解像度な液晶やフロントデュアルスピーカー、USB Type-C端子などなかなか充実した構成。

LTE対応のSIMフリータブレットで、Band 1/3/5/7/8/18/19/20/26/28/38/41に対応しています。
日本国内で使うにはキャリアを問わず使える内容と言えるでしょう。
CA(キャリアアグリゲーション)に対応していて日本で使える組み合わせも多数用意されています。

docomoやSoftBankの回線であれば音声通話も可能となっています。
VoLTE非対応のためau網での音声通話はできませんが、データ契約SIMの利用は可能。

購入理由

購入した理由はいくつかありますが、最近のAndroidタブレットには珍しい高性能寄りの機種、そして通信周りが充実していて使い勝手が良さそうということに惹かれました。

付け加えるなら、画面のアスペクト比が4:3というのも決め手でした。そこは使い方にも寄りますけどね。

ミドルハイ程度のスペックとはいえ、ハイエンド級のAndroidタブレットがほぼ絶滅しかけている中ではなかなか魅力的に見えます。欲を言えば指紋認証もあるとなお良かったと思います。

USB Type-Cなのも良いですね。
特にmicro B端子に対しての絶対的な使い勝手のアドバンテージは感じていないのですが、他の手持ちの機器がType-Cで揃い始めているのでやはり統一できたほうが嬉しいです。



これは余談なのですが、ASUSさんの端末を自発的に買ったのは4,5年ぶりです。
TF201以来かな…あれはとても気に入って使っていました。

お借りしたりご提供いただいたことは何度かあって、ちょっと苦手な端末が多かった(主にソフトウェア)のでつい離れていたのですが、最近「ZenFone 3 Laser(ZC551KL)」をお借りする機会がありました。

これがかなり良かったので、「見直した」というのも変ですが、苦手だったZen UIともある程度うまくやっていけそうな予感が持てました。これも購入理由の一部といえば一部かもしれません。

開封


箱には大きく画像が印刷されています。ZenFoneは3シリーズから箱のデザインがだいぶ変わって落ち着いたものになっていますが、タブレットは最近の機種でもあまり変わらないようですね。


本体の他にはACアダプタとUSB-Cケーブル、ユーザーマニュアルなどが入っています。

外観


前面。ラウンドガラスではないですしホームボタンなども無いので上下の端にスピーカーが付いている以外は完全にフラットです。


背面。革のようなパターンが入ったプラスチック製。
触り心地も悪くないですし、手の跡や指紋も目立ちにくいですね。


カメラは若干飛び出しています。
ケースを着ける場合なら相当薄いケースでもカバーできる程度のわずかなものですが、裸運用する方は注意。


下部にはUSB Type-C端子。中央より少し右にズレた配置になっています。
イヤホンジャックは本体上部にあります。


左側面のフタを開けると、micro SIMとmicroSDを入れるスロットがあります。トレイ式ではなく、ピンなどの道具は不要。
SIMカードのホットスワップにも対応していますし、差し替える機会の多い方には便利でしょう。


電源とボリュームのキーは右側に。
他のZenシリーズでも見られる特徴ですが、このキーには同心円状の模様が入っています。

本体全体に入っているとくどい気がしてしまいますが、こういう使い方だと良いアクセントになっていると思います。
フレーム部分は背面とは仕上げを変えており、金属素材ではないですが薄くヘアラインが入っています。

ほぼ全体がプラスチックの外装ですが、仕上げの工夫である程度チープさを隠せているとは思います。
比較的落ち着いたデザインなのも好印象。

スペック・動作など

項目 内容 備考
SoC Snapdragon 650
RAM 4GB
ROM 32GB
画面サイズ 7.9インチ IPS液晶
画面解像度 2048×1536
バッテリー 4680mAh 取り外し不可
OS Android 6.0




動作には目立った不満なく使えます。

このクラスのSoCを採用している機種としては解像度が高めのディスプレイを搭載しているのでどうかな、とその点だけ少し不安だったのですが、他のSnapdragon 650の機種と比べて動作で見劣りするということはないですね。


参考までに、Antutu Benchmark 6.2.7でのベンチマーク結果を載せておきます。



UIや独自機能については基本的に現行のZenFoneシリーズの物に近いです。
最近別の機種で詳しく触れていますので、今回は割愛させていただきます。
RAM 4GBで快適なお手頃機種!「ZenFone 3 Laser(ZC551KL)」レビュー


ディスプレイはかなり綺麗だと思います。
7.9インチで2048×1536(QXGA)というピクセル密度の高さはもちろんですが、Air 2以降のiPadと同じ「フルラミネーションディスプレイ」という内部の空気層を無くした仕様になっているのも見逃せません。
これには内部反射を抑えることでより鮮明に見えたり、ガラス表面から液晶までのギャップを減らせるのでタッチ操作のUXが向上できるというような効果もあります。


通信面ではかなり使い勝手が良いです。

対応バンド:Band 1/3/5/7/8/18/19/20/26/28/38/41
CA組み合わせ:1-5/1-8/1-18/1-19/1-20/1-26/3-5/3-8/3-19/3-20/3-28/5-7/7-8/7-20/7-28/3A-3A/3C-3C/7A-7A/7C-7C/38C-38C/41A-41A/41C-41C

キャリアアグリゲーションに対応していても日本国内で使える組み合わせが少ない機種も多いのでこれはありがたい点。



CA中はステータスバーの表示が「4G」から「4G+」に表示が変わるようになっているので状態の確認もできます。

無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/acに対応。

5GHz帯でのテザリングも可能な仕様です。
ただし公式のスペック表記を見るとW52のみ対応でW53/W56には対応していないとのことなので、屋外では使えませんね。

まとめ

高解像度ディスプレイに十分なスペック、通信面でも充実と最近のAndroidタブレットではなかなか貴重な機種です。

Type-C対応で最新スマートフォンと一緒に使いやすいですし、少し前のハイエンドタブレットを使っていて買い替え先が無かった人などにおすすめしたい1台ですね。