「Huawei nova(CAN-L12)」レビュー

2017.04.30 端末レビュー ライター:__agar

前回の記事ではHuawei novaの魅力を語りましたが、改めていつも通りの体裁でレビューを書いておきたいと思います。


かなり文字多めでガッツリ系の記事にしてしまいましたし、もう少しドライな感想のほうが欲しい方もいると思いますので。

さて、本題に移ります。

開封



本体、ACアダプタ、USB Type-Cケーブル、イヤホン、ケース、SIMピン、クイックスタートガイド、保証書が入っています。


海外端末なら珍しくないですが、日本国内で正規販売されている端末でケースや(novaでは入っていませんが)保護フィルムなどを積極的に付属させているメーカーは珍しいかと思います。
色々と買い揃える必要なくすぐに使い始められるのは良いですね。

外観


指紋センサーは背面ですしホームボタンなどもオンスクリーンキーなので、前面には特に変わったものはなく至ってシンプルです。
なお、ラウンドガラスとなっています。


充電端子は裏表関係なく使えるUSB Type-Cで、本体下部に付いています。
イヤホンジャックは本体上部に。


背面はアルミで覆われており、指紋センサーやカメラなどが配置されています。

最近の主流よりは小さめの端末ですし、指紋センサーに指が届きにくいというようなことはなく適切な位置だと感じました。


カメラ周りをカバーする横長のガラスは、同じHuawei製のNexus 6Pと少し似た雰囲気があります。
しかし、novaではこの部分は飛び出しておらず、本体の断面に合わせてカーブしたガラスパーツがはめ込まれています。

スペック

novaは、Snapdragon 625にRAM 3GB、ROM 32GB、5.0インチFHDのIPS液晶に3,020mAhのバッテリーという構成です。


HuaweiのスマートフォンではHiSilicon製のSoCを採用するものも多いですが、novaは一般的に普及しているQualcomm製のSoCです。

同価格帯の製品同士で比べた場合、純粋な処理能力で言えばHiSiliconのKirinシリーズに軍配が上がることも多いですが、一般的でないSoCを採用していることがデメリットになる場合もあります。

例えば、ゲームアプリ「デレステ」ではGPU情報を読み取ってサポートされているもの以外だった場合は低画質モードになる、というような判定が行われています。

このように、少数派であるがゆえに十分な性能を持っていても引き出せない場面というのが残念ながらあるので、使っているアプリなどが理由で「KirinだからHuaweiは選べない」という状態だった人にとってはnovaは貴重な選択肢でしょう。


こちらはAntutuベンチマークのスコアです。
同じSnapdragon 625を搭載している機種はいくつか使ったことがありますが、若干高めかな?という印象です。

実際の使用感についても、動きの多いゲームなどをプレイするようでなければまず不満はないラインだと思います。

ソフトウェア


novaは4月20日からAndroid 7.0/EMUI 5.0へのアップデートが開始されています。
1ヶ月ほどで全端末に行き渡るとのことで当方の端末にはまだ配信されていないため、以下の内容は発売当初のAndroid 6.0/EMUI 4.1での評価となります。




スクリーンショットを並べてみましたが、私の場合は、ドロワー無しのホーム画面、通知パネルと別ページにある設定のショートカット、横並びのアプリ履歴、といったところに慣れが必要でした。
ちなみに、この3点はEMUI 5.0で通常のAndroidと近い仕様に変わっています。

独自色の強いソフトウェアは悪いことばかりではなく、多彩な珍しい機能が盛り込まれている点はとても楽しめました。


前の記事でも触れた、指紋センサーを使った操作は気に入っていますし、他にも指の関節でのタップを認識してスクリーンショットが取れる機能などは不思議ですがよく出来ていると思います。


実用性があるのかは不明なものの見付けた時は驚いたのが、ギャラリーを下にスライドするとカメラが起動してすぐに1:1の写真が撮れるというもの。まさかこんな機能が隠されていたとは…。
遊び心だけでなく、起動の速さや動きの滑らかさなどなかなか凝っていて驚きました。

知っていると便利な機能も多く、探したり使いこなす楽しさがありますね。

カメラ


上位機種のようなLeicaブランドのカメラではありませんし、ダブルレンズでもありません。
しかし、それを差し引いてもモードや機能の豊富なカメラだと感じます。


ビューティーモードやパーフェクトセルフィーといった自撮り関連の機能は入っていますし、細かく設定して撮れるプロモードもあります。


背面カメラの画素数は1200万画素でセンサーサイズは1/2.9インチ。高速な像面位相差AFにも対応していることからするとSONYのIMX386と思われ、これにF2.2のレンズを組み合わせています。

写りは悪くない印象で、AFの速さや機能の豊富さと合わせてなかなか実用的なスペックだと思います。

ネットワーク

CAの組み合わせが1-18,1-19の2通りのみと少ないことやBand 41に対応しないことなど弱点も無いではないものの、日本国内で入手できるSIMフリーAndroid端末の中では比較的使い勝手の良い仕様となっています。


LTEに関してはBand 1/3/5/7/8/18/19/28/38/40に対応しているので、docomoなら1/3/19/28、auなら1/18/28、SoftBankなら1/3/8/18と3キャリアどこで使ってもメインバンド・プラチナバンドを使える万能選手。

au VoLTE対応、docomoならFOMAプラスエリア対応と音声通話を考えても悪くありません。


さらに4G+3GのDSDSにも対応(※microSDとの同時利用不可)なので、通話用・データ通信用のSIMを1台で使い分ける運用も可能です。

5GHz帯のWi-Fiに対応しないなど完璧な通信性能とは行きませんが、モバイルネットワークに関しては優れた機種です。

まとめ

発売当初の価格は4万円ほぼジャストというところでしたが、現状では3万円台前半まで落ち着いており売れ筋のゾーンに入っている機種です。実際かなり売れていいるようですね。

質の高いボディに十分なスペック、機能的にも魅力ありとかなりお買い得な機種だと思います。独自性の高いEMUIに抵抗が無ければこの価格帯の中では選んで間違いのない機種でしょう。