6.44インチファブレット「Lenovo Phab 2 Plus」レビュー

2017.04.04 端末レビュー ライター:__agar

海外通販サイトのBanggood様より、レビュー用に「Phab 2 Plus」をご提供いただきましたのでご紹介いたします。

Phab 2 Plusとは?


Lenovo製のファブレット、「Phab」シリーズの1機種です。
2016年モデルは「Phab 2 Pro」「Phab 2 Plus」「Phab 2」の3機種となっており、今回紹介するPhab 2 Plusは松竹梅で言うと竹にあたる機種です。

一般的にスマートフォンなどで名前にPlusと付くと元の機種より大きいイメージがありますが、Phab 2 Pro/Phab 2 Plus/Phab 2の場合は画面サイズは3機種とも同じ。
性能や機能、画面解像度などで差別化されています。
ファブレットだけで3機種も展開できるあたり、Lenovoのファブレットの人気が伺えます。

日本ではPhab 2 Plusは未発売の機種ですが、GoogleのAR技術「Tango」に対応する上位機種「Phab 2 Pro」が発売されているほか、先代の「Phab Plus」がヤマダ電機のオリジナル端末「EveryPad III」として取り扱われていますね。

開封


今回はエアクッションに包まれて届きました。
通常サイズのスマートフォンなど小さい物だと手薄な時もあるのですが、いつもこのくらいの梱包をしてくれれば過剰梱包に慣れている日本のユーザーも安心して買えるのではないかなと思います。Banggoodさんぜひお願いします!

さて、端末の話に戻りましょう。

かなり縦長な箱ですね。珍しい。


開けてみると、本体以外の付属品は白い箱に小分けされて敷き詰められていました。
同じLenovoの「VIBE Shot」や「YOGA BOOK」を購入した時も同じような作りでした。Lenovo製品のパッケージはなかなか特徴がありますね。


本体、micro USBケーブル、ACアダプタ、イヤホン、説明書などが入っていました。
イヤホンはJBLブランドの付いたものです。


本体には特徴の書かれたフィルムが貼られていました。
ちなみに、中華スマホによくある保護フィルムやケースの付属品は無いので必要な場合は別途購入しましょう(当たり前といえば当たり前ですが)。

外観


前面。変わったところは少ないですが、インカメラにもライトが付いているのは珍しいでしょう。


画面下にはセンサーキーが付いています。Android標準のオンスクリーンキーと同じ絵柄ですね。
並び順はバックキーが左にある配置です。


背面はアルミ素材で、上下だけプラスチックです。
大きさのせいもあると思いますが、スッキリしたデザインで好印象です。

カメラはデュアルカメラ仕様で、その下に指紋センサーがあります。
低めの位置にセンサーが配置されているおかげで、大型端末で背面に指紋センサーがある割には違和感なく指が届き扱いやすいと感じました。

スペック

概要
名称 Phab 2 Plus 型番 PB2-670N
サイズ 173.9×88.3×9.6mm 重量 218g
カラー グレー/ゴールド
基本仕様
SoC Mediatek MT8783 1.3GHz オクタコア
RAM 3GB ROM 32GB
画面解像度 1920×1080(FHD) 画面サイズ・方式 6.44インチIPS液晶
バッテリー容量 4050mAh バッテリー着脱 ×
アウトカメラ 1300万画素 F2.0 デュアルカメラ
インカメラ 800万画素 F2.2
SD microSDXC SIM micro SIM+nano SIM
出荷OS Android 6.0 最新OS Android 6.0
その他機能 指紋認証
ネットワーク
LTEバンド Band 1/3/7/38/39/40/41
通信方式 LTE/TD-SCDMA/W-CDMA/CDMA2000/GSM
Wi-Fi IEEE 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 4.0


残念ながら、本機種で採用されているMT8783の性能はあまり高くありません。
Antutuでは4万点前後の結果が出ました。

実際の使用感としては、アプリの起動速度やスクロールの滑らかさなど注意して見ればスペック不足は感じますが、ベンチマークスコアからイメージするほど遅くはないです。

バッテリー容量は4000mAh超とスマートフォンの感覚では多めに感じますが、大画面の消費電力もあるので電池持ちは平凡な印象でした。

ソフトウェア

今回ご提供いただいているモデルはPB2-670Nですが、Phab 2 Plusには他にPB2-670MやPB2-670Yなどのモデルがあり、執筆にあたって海外サイトのレビューなどに目を通したところソフトウェアにはいくらかの違いが見受けられました。

また、アプリの挙動などから中国版のソフトウェアをベースにGoogleサービスの導入などの手を加えたいわゆる「ショップROM」に類する状態であると考えます。

以上の2点から、モデル・購入ルートによっては今回ご紹介する内容と異なる場合があるかと思われますので予めご了承ください。


ホーム画面はドロワーが無く、iOSのように全アプリがホーム画面上に並ぶタイプでした。
仕向地によっては通常のAndroid端末に近いスタイルのホームアプリが入っているようです。


同じページ内にフォルダが複数ある場合、スワイプでフォルダ間を行き来できるようになっていました。これは便利ですね。


クイック設定パネルです。作り自体はそう変わったものではありませんが、スクリーンショットやスリープ、再起動などのトグルを配置できるようになっていました。

大型端末ですと、特に片手で使う場合画面上で操作を完結させたい場面も多いので助かります。

「電源ON/OFFのスケジュール設定」があるなどMediaTekスマートフォンらしい一面も見えるのですが、全体としては大手メーカーらしくしっかりと手の入った個性のある物になっていると感じました。



有線LANの項目があったり、USB接続時のメニューが豊富だったりと少々珍しい設定もあります。


ちなみに、私が1週間ほど使ってみて一番重宝している機能はこちらです。

Floating Shortcutという機能で、画面上の好きな位置にホームボタンなどの各種操作やお気に入りアプリの起動などができるショートカットを置いておける機能です。


危ない言い方をすればiOSの「AssistiveTouch」の模倣ですね。
この手の機能自体はあまり好んで使うほうではないのですが、Phab 2 Plusに限って言えばこれがあるのとないのでは大違いです。

というのも、画面上の操作に限れば片手でもそこそこ使える端末なのですが、6.4インチの大きな端末で画面外の下端に付いたホームキーなどに手を伸ばすとなるとさすがに無理をするか持つ位置をずらさないと厳しいところ。
その弱点を補って快適に使えるようになる機能です。さらに通知を開く操作などもここから出来ますしね。

欲を言えば、ファブレットという性質上この機種を手にするユーザーは大画面を求めつつもスマートフォン寄りの操作性を必要とする場面もあるケースが考えられるので、状況によっては使いたい「片手モード(画面縮小)」があるとより良かったと感じます。

カメラ


画質自体は残念ながら特別秀でている印象はありません。
ただ、機能面ではかなり充実しています。


実売2万円程度の機種、しかもファブレットでなると珍しいと思うのですが、Phab 2 Plusはデュアルカメラ仕様です。

「2つの焦点距離を切り替えられる」タイプのデュアルカメラではなく、「後からピントを変えられる」という目的になっています。

惜しむらくは、スペックの問題かデュアルカメラモードでの撮影やHDRを使う場合などの撮影時間は長めです。静止している物に使うと良いでしょう。


兄弟機にARに特化したPhab 2 Proがある名残なのかは分かりませんが、ちょっとしたAR機能が付いています。
なんとも言えない3Dな動物が浮かび上がるだけのものですが、一度試してみても楽しいのではないでしょうか。

まとめ


6.44インチという画面サイズといい、本体サイズ・重量といい、ファブレットの傑作である「Xperia Z Ultra」に近いサイズ感の本機種。
やはりこの大きさは、片手操作も可能な機動性とタブレットに近い大画面をうまく両立した一つの最適解だと改めて感じました。


スマホともタブレットとも違う独特の感覚は、一度このサイズの機種を使うと癖になりますね。
スマホのような画面の狭さは感じないもののタブレットほどの重さや存在感はなく、紙の冊子でも持っている程度の感覚で使えてしまうので特にPhab 2 Plus片手に何かを調べながら作業するような時には気に入って使っています。

もう少しスペックが高ければより使い道が増えるので上位機種の「Phab 2 Pro」を買いたい気持ちも出始めているのですが、一番気に入っている「サイズ」においてPlusよりProは40gほど重いというそこそこ大きな差があるので必ずしも代わりにはならないかな?とも思っています。

ビューワー用途では非常に輝く場面があるのでおすすめですよ。ご購入は以下のリンクからどうぞ。

Lenovo Phab 2 Plus | Banggood