Windows 10+Android 5.1タブレット「CHUWI Hi10 Plus」レビュー

2017.05.24 Mac・PC ライター:__agar

海外通販サイトのBanggood様より、CHUWIのタブレット「CHUWI Hi10 Plus」を評価用に提供いただいたのでレビューします。


※本記事は、技術基準適合証明を取得していない端末の日本国内での利用を推奨するものではありません。

「CHUWI Hi10 Plus」ってどんな機種?

この手の製品を追っている方でないとまず知らない名前だとは思いますが、CHUWIは中華タブレットの世界ではある程度知名度のあるメーカーの1つです。


(上画像:Hi8)
一昨年の機種ですが、8インチの「Hi8」などは価格とスペックのバランスが良く人気でした。日本でもレビューされている方が多かったのを覚えています。


(上画像:Hi10 Plus)
今回紹介するのは「Hi10 Plus」という機種。

Cherry TrailのAtom x5-Z8300またはZ8350に、メモリが4GB、ストレージが64GBという構成。
ディスプレイは10.8インチ1920×1280の液晶を搭載しています。

OSはWindows 10+Android 5.1、または、Windows 10+Remix OS 2.0(Android 5.1ベース)のデュアルブートです。

上の写真にもありますが、別売のキーボードカバーを購入すれば2in1 PC的な使い方も可能。

「Hi10」「Hi10 Pro」などとの違いは?


(上画像:Hi10 Pro)
今回のレビューを受けるにあたって、似た機種が非常に多いことに気付き私なりに情報を整理してみました。比較検討の一助となれば幸いです。

Hi10の特徴
・10.1インチ
・1920×1200
フルサイズのUSBポートがある
プラスチック筐体

Hi10 Plusの特徴
10.8インチ
・1920×1280
・アルミ筐体

Hi10 Proの特徴
・10.1インチ
・1920×1200
・アルミ筐体

HiBook Proの特徴
・10.1インチ
2560×1600
・アルミ筐体

他にも「HiBook」や「Vi10 Plus」など近いサイズの機種があるのですが…
正直お手上げと言っても良いぐらい近い内容の機種が多いです。難しい。
基本性能はいずれもそう変わらず、細かな仕様の違いが中心のようです。

把握できた範囲で言えることとしては、フルサイズのUSBポートが必要な人Hi10少し大きめがいい人Hi10 Plus高解像度がいい人HiBook Proが良いでしょう。

同じ機種の中でも買い間違えに注意

かなり似た名前・特徴の機種が多く、買い間違え注意ということはなんとなくお分かりいただけたかと思いますが、お目当ての機種を見つけても注文する前に一度慎重に確認する必要があります。

ここから先は今回レビューする「Hi10 Plus」の場合の話です。
後述しますが、実はかく言う私も選択時、ちょっとした勘違いをしていまして…


まず「Hi10 Plus」には、CPUがZ8300のものとZ8350のものがあります。

ターボブースト時のクロックが上がっている程度の違いなので体感できるほどの違いはあまりないかと思いますが、一応Atom x5-Z8350を搭載する後期モデルのほうが若干性能は上です。こだわるならば見ておいたほうが良いでしょう。


次にOSについて。

デュアルブートの片方はWindows 10で変わりませんが、もう片方はAndroid 5.1の場合とRemix OS 2.0の場合があります。


Remix OS 2.0もAndroid 5.1ベースなので、対応アプリやセキュリティ面での良し悪しや古さの違いはそうありませんが、Remix OSはAndroidベースでありながらデスクトップOSライクなウィンドウ表示ができるUIを採用しています。

簡単に言えば、キーボードやマウスを使った操作にはRemix OSのほうが適しているのです。



最後に、これはBanggoodで購入する場合のみ関係する話です。

Banggoodでは、輸送時に衝撃が加わることを考慮して、基本的にCHUWIのタブレットは本来のパッケージを取り払って独自の梱包をしています。

それが嫌な方は、“Original Box”と商品名に付いているものを選んで購入すれば本来のパッケージで送ってくれます。

たまに逆の意味で解釈されている方がいるので改めて書きますが、「Original Box」が元の箱、そうでないものが独自パッケージです。

色々な仕様の違いを紹介したのでレビューの前にまとめてお伝えしておくと、今回のレビュー機は「CHUWI Hi10 Plus」Atom x5-Z8350・Windows 10+Android 5.1・Original Boxという仕様です。

開封


衝撃に強い独自パッケージを選ばなかったためか、しっかりと緩衝材で保護された状態で袋に入っていました。

海外から買い物をすること自体は私は多いほうだと思いますが、Banggoodさんの梱包は比較的いつも良心的ですね。
小さい物だと他のショップと変わらない「化粧箱を袋に入れただけ」状態のこともありますが、スマートフォンの箱ぐらいの大きさを超えると今回のような梱包のことが多いので安心しています。


今回のレビュー機はOriginal Boxなので、これがCHUWI純正のパッケージです。

ご覧の通りそう立派な箱ではないので、個人的な買い物であればBanggood箱でも良かったかなと思います。
レビューする上ではやはり本来の状態をお見せしたいのでこちらを選択してみました。


箱のデザイン自体のシンプルさもさることながら、側面に貼られているラベル以外には機種名などが入っておらず、もしかするとサイズの近い機種で共用しているのかもしれませんね。

本体以外のコストは徹底的に削っているからこそ、これだけのスペックの製品を2万円程度で送り出せるのだろうと思います。


箱を開けると、本体・Type-Cケーブル・ACアダプタ・説明書・保証書などが入っていました。

外観


前面のデザインは至ってシンプル。

ランドスケープ表示(横向き)の時で考えると、画面の上にインカメラ、右にWindowsボタン(Android使用時はホームボタン)があるほかは目立った物はありません。

個体差があるかもしれませんが、私の物では前面ガラスの端のほうが波打っているようなのが少々気になりました。


説明が書かれているフィルムはあくまで輸送時の保護用ですが、1枚剥がすと液晶保護フィルムが予め貼られています。
使いたい方は一緒に剥がしてしまわないよう注意。

フィルム自体の品質・貼り付けのクオリティともにあまり良い物だとは感じられなかったので、フィルムを貼る派の方は別途用意するのがおすすめ。

指紋は付きやすい、ありがちな”虹色の縞”が出る、ホコリが入っている…と過度の期待は禁物。
とりあえず保護された状態で使い始められるだけありがたいと思っておくことにします。


背面もシンプルですね。

価格以上の高級感とは行かないまでも、一昔前の中華タブレットのような「これを持ち歩くのはちょっと恥ずかしいな」というレベルのオモチャっぽさは決してありません。

中華タブでは背面のロゴなどの表記がごちゃごちゃしているメーカーも多いですが、比較的スッキリとまとめられていて雰囲気を崩していないのも良いです。


端子類は左側面にまとめられています。
左から、3.5mmヘッドホンジャック、micro HDMI、USB micro B、USB Type-C、microSD。

ちなみに、充電はType-C端子からのみ可能で、micro Bでの充電はできません。


反対側の右側面にはスピーカーのみ。


下側面には専用キーボードを接続するための端子があります。


電源キー・音量キーは上側面に。
横持ちなら左上、縦持ちなら右上にあたる位置に配置されています。



本体重量は公称686g、私の個体では実測704gでした。
ちょっと差が開いていますが、中華タブではよくあるレベルでしょう。

数値の違いは抜きにしても、正直重めであまり長時間手持ちで使う気はしません。

同じ10.8インチのWindowsタブレット「Surface 3」が比較的本体サイズとしては近いですが、あちらは641g。

モバイルOSのタブレットと比較するのは不公平ですし画面サイズも差がありますが、iPadや10インチクラスのAndroidタブレットと比べると、軽い機種であれば「CHUWI Hi10 Plus」とは200g以上差があります。
ズシリと来る印象はありますね。

動作・使用感


Windows 10で使用した感想から。
言語パックを追加すれば良いので日本語化は簡単でした。


近いスペックのマシンをいくつか使用したことがあるのでなんとなくイメージしてはいましたが、Atom x5-Z8350にRAM 4GBということで軽い用途なら意外と快適に使えます。

ただ、最近のAtomマシンは意外と使えるとは言っても「使える」ラインは難しいところで、Windows側メインで使うなら用途を限って適材適所で使える人向きではありますね。


64GBの容量のうち、40GBちょっとがWindows側に割り当てられています。
アップデート等を考慮してもある程度無理なく運用できるのではないでしょうか。


一方で、Androidタブレットとして考えるとミドルレンジくらいの性能はあります。
重いゲームなどをしなければそう困らない、一定のラインは超えていると言えるでしょう。

Android端末としては、マシンパワー的な問題よりは少数派のx86機であることのほうがアプリの対応などの面でデメリットになり得るので、使いたいアプリによっては確認しておいたほうが良いと思います。



Windows側の容量が多めに割り当てられている分、Android側は少なめ。
インストールされているアプリもかなり少ないのでやりくりはしやすいと思いますが、ストレージの管理には気を使いそうです。


今回試用しているのはWindows 10+Android 5.1のモデルですが、Remix OSも使ってみたいですね。



ほぼ素のAndroid 5.1のUIですが、デュアルブート機ということでOS切り替えのための機能はしっかり追加されていました。

まとめ


価格を感じる点が無いわけではありませんが、動作に目立った癖があるわけではありませんしスペックと価格のバランスは良いと思います。

今回は紹介していませんが、専用のキーボードカバーやスタイラスペンが別売で用意されている拡張性の高さも魅力です。

こちらの商品は以下のリンクから購入可能です。

CHUWI Hi10 Plus Z8350 Windows 10+Android 5.1 | Banggood