BlackBerry Passportでモブログする(3:キーボード編)

2017.07.05 端末レビュー ライター:__agar

モブログ用端末としてBlackBerry Passportを導入したので、数回に分けてレポートして行きたいと思います。


第3回の今回は、モブログ端末として使う上で肝となるキーボードについてです。

独特のスタイルを持ったキーボード


世のキーボード付きスマートフォンの中で、Passportほどシンプルなキーボードを持った端末は無いかもしれません。
わずか3列に収められたこのキーボードは、Space, BackSpace, Enterの3キーを除けばアルファベットの文字数分だけしかないのです。

当然、記号や入力切り替え、Shiftなど多くの操作をソフトウェアキーボードに頼っています。
いわば共存を前提としたハードウェアキーボードであり、この時点で最も保守的な人々には残念ながら受け入れられないかもしれませんね。


私の場合は、ソフトウェアキーボードと行き来しながら使わなければならないということ以上に、Shiftや句読点が最上段に来ることに慣れが必要でした。

ハードウェアキーボード上を撫でることで記号キーボードが出現したり、それが次のページに切り替わるといった独特の操作感には、他の端末では味わえない心地良さや利便性の片鱗を感じました。

キーボード自体は一級品

見事このじゃじゃ馬を扱えるようになった者への対価と言ってはなんですが、キーボード自体はさすが老舗というべきか非常に良質なフィーリングです。

しっかりしたクリック感、たわみや歪みのなさは一級品。
独特の筐体サイズのおかげで、一般的なストレート型QWERTY端末とは比べ物にならないほどのキーピッチがあるのも快適です。

タッチセンサーを活かした操作が心地良い

BlackBerry Passportのキーボードは表面がタッチパッドとして使えるようになっています。


文字入力においてもキーボード上におけるタッチセンサーを使ったジェスチャ操作が取り入れられています。
変換候補の選択機能など、日本語環境では実装されていない機能がありフル活用できないのは残念な点。

しかし、このキーボード上のセンサーは様々な場面で使用できるようになっており、文字入力時以外の用途では活用できます。

特に、この部分を使ったスクロール機能はブラウザやホーム画面など多くのシーンで使え、レスポンスも良く非常に使い勝手の良い機能だと感じます。

日本語入力は今ひとつ

英語入力に関してはソフトウェアの作り込みが良く3列キーボードの不便さをそう感じないのですが、日本語入力はかなりお粗末。

一応正規導入されている機種とはいえ、やはり大きな売り上げを占めるわけでもなければ対応コストも大きい極東の島国の言語に完璧に対応するのは難しいのでしょうね。


キーボードフリックで変換候補を選ぶ機能など、素敵な独自機能は省かれていてこのキーボードのポテンシャルをフルに引き出すことはできませんし、変換精度にはこの際目をつぶるとしても、変換の動作が非常に遅く入力についてきません。

10.3.3.1435へのアップデートで多少は改善されましたが、やはり入力を終えてから変換できるまでにワンテンポのラグがあって待たねばならないのは少々フラストレーションが溜まります。

また、変換確定までの間はバックスペースを押しても、日本語ベースでの1文字ではなくローマ字ベースでの1文字しか消えない(例:「か」→バックスペース→「k」)というのも少々曲者です。

素性の良さは英語入力で分かるだけに日本語入力における扱いにくさは非常に残念だと感じています。

まとめ


お世辞にも効率が良いとは言えませんしストレスの溜まる部分もありますが、キータッチの心地良さやキーボード表面のタッチパッドを使った独特の操作感はクセになります。

物は良いですが日本語環境ではそれなりの苦難が伴います。
BlackBerry Passportが欲しい人の多くはキーボードを求めているであろうことを考えると非常に難しいところですね。
それでも欲しいと思うかは…あなた次第です。