MVNO(格安SIM)で国際ローミングは出来る?海外渡航時の扱いを比較

2017.08.01 雑記 ライター:__agar

最近ではすっかりMVNOの認知度も高くなり、マニアでなくともMVNOをメインにしている方は増えてきていると感じます。


最近、夏休みに海外旅行に行くという知人と話していてふと思ったのですが、そんな時、普段の利用においては気にしない、そしてMNO(大手キャリア)なら当たり前のように提供されていて必要な時には利用できるサービスがありますよね。

そう、国際ローミングです。


では、MVNO(格安SIM)では海外渡航時にどのような扱いになるのでしょうか?

もちろん「事業者次第」というのが答えではあるのですが、今回はいくつかの主要なMVNOの場合について調べてみました。

IIJmioの場合

海外での利用(国際ローミング)は可能ですか? | IIJmio

IIJmioの場合、音声プランのみ、海外での通話・SMSが利用できます(データ通信+SMSプランでのSMSのみのローミングは不可)。

タイプD・タイプAともに可能で、ローミング中の料金はそれぞれの回線のMNOのものに準じます。
この記事の最後に各キャリアのローミング料金の確認方法についても書いておりますので、そちらをご覧ください。



なおIIJmioでは「海外トラベルSIM」という海外渡航者のためのサービスも提供されているので、データ通信もしたい場合は渡航中こちらを利用するのも手です。

あくまで日本でのSIMと差し替えて使う物なので現地でSIMを買うのと使い勝手としてはそう変わらないのですが、安心感はありますよね。

こちらはデータ通信のみのタイプと、音声通話も可能なタイプが用意されています。

mineoの場合

海外で使うことはできますか? | mineo

mineoの場合、Dプラン(音声)とAプランは通話・SMSが利用可能Dプラン(データ・SMS)は利用不可です。

IIJmioの場合とよく似ていますが、こちらはAプランならシングル契約(音声通話なしの契約)でもSMSのみローミングできるのが違うところですね。

ローミング料金は各MNOに準じる点は同様です。
この記事の最後に各キャリアのローミング料金の確認方法についても書いておりますので、そちらをご覧ください。


海外用プリペイドSIM | mineo

mineoもIIJmioと同様に、渡航中のデータ通信手段をあらかじめ用意しておきたい方のために海外用プリペイドSIMを提供しています。

IIJmioと異なりデータ通信のみなので、端末が1台のみの場合ですと普段のSIMを使っての通話ローミングと両立できないのが痛いところですね。

楽天モバイルの場合

楽天モバイルもやはり、通話・SMSのローミングが可能です。

ローミング料金はNTT docomoのサービスに準じる点は同様です。
この記事の最後に各キャリアのローミング料金の確認方法についても書いておりますので、そちらをご覧ください。



こちらも海外用の「楽天モバイル 海外SIM」が提供されています。

普段のSIMと差し替えて使う点は前の2者同様で、音声通話・SMS・データ通信が可能なSIMです。

少し違うのが、日本にいる人との通話が安くできる「日本番号」、滞在国内での通話が安くできる「渡航先番号」というオプションを付加できることです。


「日本番号」を付けた場合、事前の転送設定こそ必要にはなりますが、データ通信と普段日本で使用している番号での通話を両立できる点は必見。

SIMの差し替えや設定は必要なものの、現時点では最も海外利用がしやすいMVNOと言えるかもしれません。

LINEモバイルの場合

よくある質問・ヘルプ | LINE MOBILE

最近評判の良いLINEモバイル。お使いの方も多いのではないでしょうか?
公式サイトの記載を見る限り、音声通話のみローミング可能と思われます。

SMSに対応していないのが不思議なのですが、どこにも記載されていないのでおそらく不可なのでしょう。もしLINEモバイルを使って海外渡航された方がいればぜひ教えてください。

ローミング料金はNTT docomoのサービスに準じる点は同様です。
この記事の最後に各キャリアのローミング料金の確認方法についても書いておりますので、そちらをご覧ください。

こちらは海外用SIMなどの提供はされていません。

UQ mobileの場合

海外で使うことはできますか? | UQ mobile

MVNOとは言っても実質的にMNOのサブブランドなUQ mobileならこの辺りは強いかも…?と期待してみたのですが、あまり他事業者と変わりません。

こちらも音声通話とSMSのみローミング可能です
また、海外用SIMの提供はされていません。

ローミング料金はauのサービスに準じる点は同様です。
この記事の最後に各キャリアのローミング料金の確認方法についても書いておりますので、そちらをご覧ください。

(追記)SkyLinkMobileの場合


ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、ELECOMの運営している「SkyLinkMobile」というMVNOがあります。

なぜこちらをご紹介したかと言いますと、音声通話・SMSだけでなく、データ通信のローミングにも対応している貴重なMVNOなのです。

通話・SMSのローミング時の料金は他MVNOと同様にNTT docomoのものに準じ、データ通信についてはdocomoの海外パケ・ホーダイと同等の料金となります。
つまり、対象の国・事業者でのローミングであれば最大1,980円/日(20万パケットまで)ですね。

「WORLD WING」相当の音声通話のローミングは多くのMVNOが提供していますが、「海外パケ・ホーダイ」に相当するサービスを提供している事業者はとても少ないです。
SkyLinkMobile以外ではIIJmioが法人向けのみ提供している程度なので、個人契約の場合は非常に有力な選択肢ではないでしょうか。

ローミング料金の確認方法

ここまでご覧いただいた通り、多くのMVNOはローミング中の通話・SMS料金はMNOの場合と同じとなっています。

渡航先によっても料金が変わるので本記事中ですべての解説はしませんが、確認方法をお伝えしましょう。

まずは自分の使っているSIMがどこのMNOの回線を使ったものかを確認の上、対応するキャリアのサイトを確認してください。

対応エリア・通話料・通信料を調べる | NTT docomo

エリア・料金:海外で使う(au世界サービス)| au


上のスクリーンショットはauの例ですが、まずは渡航先の国・地域を選んで料金を見るという使い方はdocomoの場合も同様です。

まとめ

基本的には大抵の事業者が通話やSMSのみの提供というところは同じです。

差がある点としては「海外用SIM」の提供やそのサービス内容なので、「通話だけローミングしてもらえればデータ通信は現地SIMを買うよ」という方ならあまり変わらないでしょう。

やはり海外によく行かれるなら使い勝手が良いのは、通話・SMS・データ通信が揃った状態で手間なくローミングできるSkyLinkMobileでしょう。

次点では、多少の手間はありますが海外SIMのサービス内容が良い楽天モバイルが比較的渡航に向いていると感じました。