「ARROWS NX F-06E」レビュー

2014.05.21 端末レビュー ライター:__agar

docomoの「ARROWS NX F-06E」を購入しましたのでレビューしたいと思います。


4月にL-01F/L-05E/SH-07E/F-06E/N-06Eがdocomoのご愛顧割対象になり、かなり安く購入できるようになっていました。
せっかくなのでどれか1つくらい貰っておくべきか…ということで検討。

1機種だけ世代の新しいL-01Fを選ぶのがベストなのでしょうが、兄弟機のLGL22を既に触っているのでネタとしてはあまり面白みがないなぁとちょっと冒険してみることに。
貴重な小型機のSH-07E、NECカシオ最後のスマートフォンなN-06Eなど個性的なメンツでなかなか迷うところではありましたが、これまで避けてきていてほとんど触ったことのないFにしてみよう、ということでF-06Eを買ってみました。

開封・外観


それでは、早速開封してみましょう。


大きめの箱なので色々付属しているのかと期待しましたが、入っているのは本体と卓上ホルダのみです。

音量キーと電源キーのある面が下に来てしまうのが少々不便ですが、動画再生などには良い角度でフルセグ対応の本機との相性はばっちり。従来のF/Tスマートフォンの汎用卓上ホルダではない理由はそのあたりでしょうか。


今回購入したカラーはホワイト。


マットな質感の塗装で、ARROWSシリーズなど国産スマートフォンに多い光沢のあるプラスチックらしい仕上げと比べると指紋も目立たず好印象でした。


下部にはフタ付きのmicro USB端子とストラップホール。


上部にはワンセグアンテナ、イヤホンジャック、micro SD/micro SIMスロットがあります。


基本的にはプラスチックを用いた筐体ですが、側面には金属のラインが埋め込まれています。音量キーや電源キーは左側にあります。


右側にはキーやスロットは一切ありません。


ディスプレイサイズは5.2インチ。ベゼルが狭めなので、5.0インチ機の中では大きいXperia Z1と並ぶとF-06Eの方が若干小さいくらいです。


しかし、少し凝ったデザインをした弊害か持ちにくい形状になってしまっていて、せっかくの狭額縁のメリットを感じにくいのが少々残念です。

背面から両サイドにかけて絞り込むような形状にはなっているのですが先述した金属素材のラインを入れたデザインのため側面はそれなりに幅がありますし、手に持った印象としては厚く角ばった形状に感じられました。
もし側面の装飾がなくもっと絞り込まれていたら、サイズ的には持ちやすかったのだろうと思います。

スペック・動作


Antutuベンチマークのスコアは約24000点。Snapdragon 600搭載機としては妥当なところでしょう。

同SoCの機種としては他にSH-06Eを使ったことがありますが、あちらがかなりチューニングに癖のあったスクロールなどはともかく、純粋にレスポンスなどの比較で言えばF-06Eは劣ると感じました。
画面遷移やポップアップ表示時のワンテンポの遅れが気になります。

S600搭載端末共通のウィークポイントとして、電池消費は激しめです。ただし、F-06Eはバッテリー容量が3020mAhと同世代機の中では多めなのである程度実用に足る持ち時間ではあります。
例えるなら「燃費は良くないけれど燃料タンクが大きいから航続距離はそこそこ」といった感じですね。

ソフトウェア・機能

外観の項目で挙げた「持ちにくさ」を補えるものがあるとすればこの機能でしょうか。

ナビゲーションバーにある「↓」のアイコンを押すと画面表示がぐいっと下に降りてきます。
もちろんズレた分だけ表示が隠れてしまうのでこの状態のまま使うには向かないのですが、上のほうに触れたい際に一旦下げるといった使い方で状況によっては便利です。

ただ、下げる→操作する→上げる、と操作ステップが増えてしまうことを考えるとメリットがあるのはどうしても片手が使えない場合が中心という印象です。よりシンプルな小窓表示型の片手モードもあったほうが良いように思います。




富士通の機種ではお馴染みですが、設定を少し見ただけでも独自機能が盛りだくさんです。

これはほんの一例に過ぎませんが、一つ一つを書き始めたらそれだけでかなり長い文が一本書けてしまうくらい色々な機能がついています。
それらを「自分好みに調整することができて便利」「至れり尽くせり」と感じるか、「意図しない挙動をする」「おせっかい」と感じるかでこの機種の評価は分かれるのではないかなと感じます。

不要ならばオフにしてしまえば良いですし個人的にはたくさんの機能があるのは決してマイナスではないとは思うのですが、見せ方が悪いのではないかと感じました。

初回に説明のポップアップが出る機能もあるのですが、一方で「初めからオンになっていて特に機能の説明もなく動いている」というものもあるのです。
他社端末でAndroidに慣れ親しんで来た人ほど”もやもや”感を感じるのではないかという印象でした。逆に言えば富士通の機種を乗り継いでいる方が他の物に変えると「あれっ?」となるのかもしれませんね。



カメラアプリはオート撮影専用の潔い仕様で、設定項目もかなりシンプルにまとめられていました。
サッと撮ってシェアするインスタントな使い方が主体になるスマートフォンカメラとしてはこういったアプローチはありだと思います。

まとめ

好みは分かれそうですが、独自性は高いので使ってみると目新しさのある機種です。
いわゆる”全部入り”でフルセグにも対応と遊び甲斐はある機種なので、用途がハマれば悪い買い物ではないでしょう。
動作のクセが若干あるので出来れば実機を触ってみてから検討されるのが良いかと思います。