2万円以下で3G/4GのDSDS対応、Snapdragon 625搭載!「Redmi 4 (高配版)」レビュー

2017.01.17 端末レビュー ライター:__agar

海外通販サイトのBanggood様より、レビュー用に「Redmi 4」をご提供いただきましたのでご紹介いたします。

Redmi 4とは?

元々コストパフォーマンスの高い機種の多いXiaomiですが、中でも性能はそこそこながら価格は特に安いのがRedmiシリーズです。

Redmi 4は昨年11月に登場したばかりのRedmiシリーズ最新機種で、スペックの異なる2つのバリエーションがあります。

Xiaomiの場合は、上位機種はストレージ容量が違うだけでなくRAMも多かったりと、単に容量を選ぶという感じではない機種が多々あるのですが、このRedmi 4はもはや標準版と高配版で別の機種と言っても良いぐらいかもしれません。

標準版・・・Snapdragon 430/RAM 2GB/ROM 16GB/1280×720/4G+3GのDSDS不可

高配版・・・Snapdragon 625/RAM 3GB/ROM 32GB/1920×1080/4G+3GのDSDS可

他にはカメラのLEDの数なども差があります(そのためケース類は共用でない場合あり)。

かなりの部分でスペックが違いますが、その割に実売3,000円程度しか価格差はありませんので、筆者としては断然高配版(Prime)がオススメ。

今回試用したのは高配版なので、一部標準版の場合は異なる部分があることをご了承の上お読みください。

開封・外観


白地の箱で、側面にはロゴや「紅米手机4」の文字。上の面は真っ白に見えますが、角度を変えると大きな「4」が浮かび上がります。


箱の裏にはスペックなどの記載がありました。


箱を開けるとまずは本体。



本体の下にはmicro USBケーブルとACアダプタ、それから何枚かの説明書きが入っていました。

本体の外観を見てみましょう。
ちなみに色はゴールド/グレー/シルバーの3色があり、今回ご紹介している端末はゴールドです。


画面下には3つのセンサーキーが並んでいて、中華端末では多い右側にバックキーが来る配置です。

ベゼルのデザインは、上下には本体色のゴールドが回り込んでいて、間だけ黒という配色。

画面が大きく見えるというか、ベゼルを実際より細く見せるやり方ですね(消灯時限定ですが)。
このやり方自体はだまし絵のような感じがしてフェアでないと思うのですが、ゴールドの面積が減って適度に締まって見えるのは良いと思います。
ベゼル部分に白黒以外の色を使った端末はどうも派手に感じてしまってあまり選ばないのですが、これは思ったより上品にまとまっていて気に入りました。


縁の部分には、表側・裏側ともに鏡面仕上げのラインが入っています。

ディスプレイ面は流行りの2.5Dガラス。あまり大きなラウンドではないのですが、それでもやはり端からスワイプするような操作の時にはフラットなガラスの機種とは違う心地良さがあると思います。


側面・背面は一体になっていてアルミで出来ています。
廉価で中身もかなり良い物になっているこの機種でなお外装に一体成型のアルミを使って来られるだけの余力があるのは凄いなと。

アルミ部分の質感自体は正直「何万円もする機種のように見える!」ということはないなと思いますが、見た目では必ずしも高い質感に繋がらなくても、このおかげで本体の剛性が高く仕上がっているので、手に取った時のフィーリングには頼りなさや安っぽさはあまり無いですね。


背面、カメラ周りのアップです。

同シリーズの「Redmi Note 4」もそうなのですが、この配置の機種自体はよくあるものの、カメラと指紋センサーの大きさ、縁の処理などをしっかり揃えてくるのは流石ですね。スッキリして見えます。

ただ、指紋センサーとカメラの距離が近すぎて気が付くとカメラが汚れていたりもするのでもう少し離れていたほうが使いやすかったのかなとは思います。

カメラから上の部分だけ樹脂製のパーツとなっていて、これもまたアルミ素材を使った機種ではよく見る作りなのですが非常に丁寧です。
色の違いこそさすがに肉眼でも写真でも分かってしまいますが、触っても繋ぎ目の段差はごくわずかにしか感じられず、目で見ても樹脂パーツの周りにほぼ隙間がなく完璧に近い形で収まっていました。曲面なのに上手いものだと感心してしまいました。

充電などに使う端子はmicro B端子を下部に備えており、3.5mmのステレオミニジャックが本体上部にあります。
音量や電源のキーは右側にあり、左側にはSIMカードトレイが付いています。


デュアルSIM仕様で、1枚目がmicro SIM、2枚目がnano SIM。
2枚目のnano SIMはmicro SDと共用のスペースなので排他仕様となります。

UI・動作など


Banggoodさんで通常販売されているものと同じ状態でご提供いただいておりますが、いくつかの特徴から内部のソフトウェアはいわゆる「ショップROM」にあたるものと考えられます。

中国向け端末における「ショップROM」がどういったものかやその是非については既にあらゆる場所で議論されていますのでコメントは差し控えさせていただきますが、以下では公式配布されているROMに戻した上で使用しています。


大きくは変わらないと思いますが、Global版のStable ROM、執筆時点での最新バージョン8.1.2.0での内容となりますのでご了承ください。



ロック画面やホーム画面のデザインはMIUI 7からあまり変わっていないと思います。



標準アプリの一部のスクリーンショットを並べてみました。
他のプリインストールアプリも一部を除いてこういった色使いで統一されています。

実は、上の2つのアプリのデザインはMIUI 6の頃からそう大きくは変わっていません。
色数が減ったり、スペースの仕切り方やボタンが変わったくらいです。
ですが、シンプルでクリーン、統一感のある現代的なUIに生まれ変わった印象を持ちました。



通知領域はかなり気に入りました、綺麗ですよね。
MIUI 7までは半透過の背景でクイック設定パネルと通知が別のページに分かれた物だったのですが、だいぶ一般的な作りに近付いて操作性が改善した上に、プリインストールアプリたちの世界観ともしっかり合っています。

普通のAndroidとはかけ離れた独特のUIというイメージがあったのですが、独自の世界観ではあるものの一般的なAndroidユーザーが触れても馴染みにくい感じは減ってきたなと感じました。


あとは、設定画面などいくつかの機能に残っている、下部に小さな丸ボタンが並ぶWindows Phoneを彷彿させるようなちょっと細かい操作を要求する画面だったり、長らく変わっていないロック画面やホーム画面などもこの世界観で揃えて行ってくれたらだいぶ現代的な格好いいUIになりそうな気がするのですが…

だいぶ好き勝手言いましたがもちろん既存のMIUIユーザーにも納得の行く形で、あと一歩進化してくれたらかなり良くなりそうだなと密かに楽しみにしています。


MIUI 8の話はこのくらいにして、Redmi 4 Primeのスペックや動作について。


Antutuベンチマークのスコアは約6万点でした。他のSnapdragon 625搭載機のスコアを見ても妥当なところかと思います。
ミドルハイ程度のSoCですし、2万円以下で買える機種としてはなかなか競合する物も少ないのではないでしょうか。

ワンクラス下のS400番台だと、新しめのS430などでも例えば容量の大きいアプリ(Twitter for Androidやfacebook、ゲームなど)を開くとアプリ起動が遅くて待たされるような場面があったりでライトユースでも性能の限界が見えてしまうことがあるのですが、最近のS600番台はすごいですね。

3Dゲームもバリバリできるとは言わないまでも、SNSやブラウジング、あとは付き合い半分でモンストあたりのゲームをするくらい、というようなユーザーならこのくらいの性能で十分快適に使えるなという印象です。

バッテリー容量が4100mAhと多いおかげで、電池持ちが良いのも好印象。
Snapdragon 625は省電力も売りの1つにしているSoCですし、特にバッテリー消費が激しくなる要素もない構成で多めのバッテリーが積まれているのはかなり効きますね。


レビュー用の写真を撮ったりtwitterをしたり、時々Chromeを使ったりと3時間ほどほぼ続けて使っていた(上画像のAwakeの行、青くなっている部分が使用していた時間です)のですが、それでも20%ほどしか減らすことができませんでした。かなり消費は少ないほうだと思います。


ディスプレイはIPS液晶で、明るさ・視野角などには不満を感じません。
パネル自体の発色は若干青が強いぐらいなのですが、初期状態では彩度を上げる設定が入っているので注意。

この状態ですと確かに鮮やかで綺麗には見えるのですが、本来の色と変わりすぎてしまって、撮った写真を人に送ったりする場合には見ている物がまったく違ってしまいます。
個人的にはオフにしておくのがオススメです。

指紋認証はなかなか優秀です。スリープ状態から指を置くだけで、ロック画面をスキップして瞬時にロック解除できます。

精度も特に劣ることはないですね。位置は違いますが、速度・精度ともに同社のMi5を使っていた時と同じような感覚でした。

カメラ

Redmi 4は1300万画素のセンサーにF2.2のレンズを組み合わせたカメラを搭載しています。何枚か試し撮りしてきました。
以下の画像は注釈のあるものを除いて、Redmi 4でオート撮影した状態そのままの無加工となります。

オートでは少々暗めに写るシーンが多い印象でした。
発色に関しては、Redmi 4上で見る分にはそれなりに綺麗に見えるのですが…端末のディスプレイが初期状態だとかなり鮮やかな設定になっているので、その環境に合わせて調整されてしまっているのかなという印象を持ちました。

SNSに投稿したり人に送ったりと、他の人の端末で見てもらうようなことを考えるとオートでの画質には難があると思います。
カメラ設定の中に彩度やコントラストなどを調整できる機能があるので、そちらを活用してみるのも良いかもしれませんね。

マニュアルモードにするとホワイトバランスとISO感度が手動で選べるようになりますが、ホワイトバランスは4段階しかないので、室内で照明に合わせたい場合などは不足を感じました。

一方で、カメラアプリの機能面では、上位機種と同等のものが盛り込まれているので廉価なRedmi 4でも非常に多彩な機能を楽しむことができます。


モード選択では、マニュアル撮影やタイマーといった一般的なモードの他に、パノラマ撮影やチルトシフト撮影などの特殊な撮り方が楽しめるモードが用意されています。


パノラマ撮影は高さがズレないようにするためのガイドが出るので、繋ぎ目の歪みを少なく撮りやすいです。

チルトシフトは上の画像だとちょっと分かりづらいかもしれませんが、もっと高いところから眼下の景色を見下ろすような形で使うとミニチュアのような効果がかかって楽しいと思いますよ。




エフェクトをかけられる機能もあるので、より鮮やかな色合いにしたりモノクロ写真風にしたり、変わったものだと、選択した範囲にモザイクをかけた状態で写真が撮れるというものも選べます。

試し撮りをしていて便利だったのが、カメラアプリを起動している間は指紋センサーに触れるとシャッターボタンの代わりになるようになっています。

カメラとの位置が近いのでリアカメラで撮影している場合には写り込まないように指を置く必要がありますが、フロントカメラで自撮りをするなんて場合には良いのではないでしょうか。画面をタップするよりは本体をしっかり持ったまま押しやすいと思います。

まとめ

同価格帯では高めのスペックに大容量バッテリーという実用的な中身と、アルミ製のユニボディ構造の筐体やラウンドガラスなど定番を押さえたデザイン。
そして数値や表記に現れにくい部分においても、実用性の高い高速な指紋認証や多機能なカメラなど、お値段以上によく出来た機種です。

Redmi 4 Prime(Snapdragon 625版) – Banggood

Redmi 4(Snapdragon 430版) – Banggood

冒頭にも書きましたが、Redmi 4は2種類のモデルがあります。
かなり内容に差がありますが実売3,000円程度の差額となっているため、ぜひ今回ご紹介したSnapdragon 625版、高配版やPrimeと呼ばれているモデルを強くおすすめします!