「Huawei P10 lite(WAS-LX2J)」レビュー

2017.08.22 端末レビュー ライター:__agar

以前から少し気になる機種ではあったのですが、21日のタイムセールで安くなっていたので「Huawei P10 lite」を購入しました。

開封・付属品



Huaweiのスマートフォンではお馴染みの、変わった開け方のパッケージに入っていました。


本体を挟んで2つの内箱があり、大きい方の箱には、ACアダプタ、micro USBケーブル、イヤホン、SIMピンが入っていました。
他機種の箱でもそうでしたが、SIMピンだけ出したい場合は内箱を開けずに取り出せるようにもなっていて親切ですね。


もう片方の内箱にはクリアケースとクイックスタートガイドが入っていました。
付属ケースは内側にマイクロドット加工が施されており、ケースが本体に張り付いてモアレが出ることはない作りです。

外観


日本版の「P10 lite」には、サファイアブルー、ミッドナイトブラック、パールホワイト、プラチナゴールド、UQ mobile限定のサクラピンクの計5色が用意されています。

私が購入したのはサファイアブルーです。というより、このカラーに惹かれてP10 liteを買いたくなりました。


なんと言ってもベゼル色が素敵ですね。光の加減によっては普通の黒いベゼルにも見えるようなさり気ない色使いなのですが、落ち着いたブルーになっていて綺麗です。


表面は2.5Dガラスで、側面はマットな質感の金属製フレームに囲まれています。
端末下部にある充電端子はmicro USB端子を採用。

フレームの縁にはダイヤモンドカット加工が施されている旨の記述が公式サイトにあるのですが、5s以前のiPhoneで見られたようなキラキラと輝くほどの磨き方ではなくわずかにフレームの中央部分と金属光沢の出方が異なる程度の具合です。
目立つものではありませんが、これが1本入るだけでもだいぶのっぺりとした印象が無くなり悪くない演出だと感じました。


背面も2.5Dガラスで覆われていて、ガラスの下には独特の反射をするフィルムが重ねられています。
落ち着いた印象の前面・側面とは一変してこちらは鮮やかなブルーに輝きます。

汚れは目立ちますし個人的な好みを言えばあまりギラギラとした仕上げは好きではないのですが、この背面も細かいことを言えば上部(カメラ周辺)だけ加工を変えてあるなど、ありがちな「両面ガラス+メタルフレーム」という作りながら単調にならない工夫が側面同様施されていてオリジナリティーがありますね。


電源キーと音量キーは右側面の上寄りにまとまっています。


SIMトレイは左側面に。
nano SIMが2枚入るようになっており、2枚目はmicroSDと排他利用となっています。
4G+3GのDSDSが可能な機種ではないので、日本国内ではnano SIM + microSDで使われる方が多いのではないでしょうか。


外装に関してはプラスチックを多用していた前モデルとは比べ物にならないほど凝っていて、一瞬”lite”を冠するモデルであることを忘れてしまうほどの仕上がりです。

両面に2.5Dガラス、側面にメタルフレームを用いた素材の面での進化に留まらず、Huaweiらしい工夫が随所に見られるのも好印象でした。

重箱の隅をつつけば、フレームの継ぎ目の樹脂部分にはっきりと分かる段差があったりコストの限界を感じる部分が見つからないこともないのですが、総じて3万円のスマートフォンとしてのレベルはゆうに超えているでしょう。

ソフトウェア・動作


ソフトウェアはAndroid 7.0+EMUI 5.1。
UIや操作上の機能面では以前別機種で使ったEMUI 5.0と大きくは変わらない印象でした。

「Huawei nova」Android 7.0アップデートレビュー


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1つUIについて苦言を呈するなら、新しいアイコンデザインはいただけません。
何年前のデザイントレンドなんだ、というのは置いておいても、プリインストールアプリのほとんどが似たような印象のアイコンになってしまい非常に視認性が悪いです。



上位機種の「P10」「P10 Plus」は指紋センサーが前面に移動しましたが、P10 liteは昨年と同様に背面に位置しています。

最近では安価な機種でも付いていないほうが珍しいくらい当たり前の機能になってきましたが、快適に使える指紋センサーがどの機種にも備わっているかとなると話は別です。

廉価機ですしそう速度に期待してはいなかったのですが、P10 liteの指紋認証は「指を置いた瞬間に画面が点く機能」と言っても過言ではないほどの速さで、私自身ハイエンド機も含めて多数の機種に触れていますが驚きました。

もちろん指紋センサーを使った通知パネルの開閉やギャラリーのスクロールなどの便利な機能も健在です。

通知パネルの開閉に関しては、私事ですが併用しているGoogleの「Pixel」にも似た機能があって愛用しており、2台で同様の機能を使っているので癖になっています。
この機能1つで画面の上端まで指を伸ばす機会がかなり減るので良いですよ。



SoCはKirin 658を搭載し、RAM 3GB/ROM 32GBといったスペック。
突飛な点はないミドルレンジモデルですね。

サブ端末として使用しているので、用途としてはSNSやブラウジング、そう重くはないゲームアプリ(プリパズ)といった程度ですが、特別遅い印象は受けません。


通信面でもLTE Band 1/3/5/7/8/18/19/26/41と日本国内で使い勝手の悪くないバンド構成で、従来のKirin搭載機では対応していなかったau回線にも対応しているのが良いですね。
また、組み合わせは公開されていないのが残念ですがCA(キャリアアグリゲーション)にも対応していて、UQ mobile SIMで使用していた際に「4G+」表示が見られました。

まとめ


昨年までの”lite”のようないかにもな廉価機らしさは影を潜め、上位機種とは違った個性を持ちながら十分に実用的な機種に仕上がっていると感じました。
3万円を切るSIMフリースマートフォンとしてはかなりおすすめです。