「Google Home Mini」ファーストインプレッション

2017.10.23 IoT ライター:__agar

Googleの新しいスマートスピーカー、「Google Home Mini」が10月23日に日本でもいよいよ発売されました。早速買ってきたので、ファーストインプレッションをお届けしたいと思います。

「Google Home Mini」とは?


「Google Home Mini」は、先に発売された「Google Home」の小型版です。
2機種の違いは主にスピーカーの仕様と音質、それに伴う本体サイズや価格の差であって、利用できる機能にはあまり違いがありません。

これらのスマートスピーカーのメイン機能はGoogleアシスタントによる音声認識で、「OK, Google」と話しかければいつでも、天気やニュース、スケジュールなどの確認、アラームやタイマーのセット、「Google Play Music」などのサービスと連携した音楽再生などの操作が声だけでできます。

言ってしまえばスマートフォンで利用できる「Googleアシスタント」と出来ることは基本的に同じなのですが、常時起動された高感度なマイクによって、機械の存在を意識せずより生活に溶け込んだ形で利用できる専用デバイスです。

開封


外箱は、底の部分を破って開けるようになっています。


フタを開けるとまずは本体が現れました。


その下には各付属品が収められています。


パッケージ内容は、Google Home Mini本体、ACアダプタ、そして冊子類が「使ってみましょう」「Google Home Miniについて」「安全にお使いいただくために」の3冊入っていました。

付属品は最低限で、かなりシンプルなパッケージ内容ですね。

外観

Google Home Miniには、チョーク・チャコール・コーラルの3色があり、赤系のコーラルに関しては直販限定のカラーとなっています。今回は「チョーク」を購入しました。


土台のプラスチック部分は白系のカラーですが、見える部分の大半を覆っているファブリック素材のスピーカー部分はグレーなので汚れが目立ちにくそうです。
丸みを帯びたデザインがシンプルで可愛らしいデバイスだな、というのが第一印象でした。


裏の滑り止め部分だけはワンポイントで鮮やかな色が入っています。
常時起動しておく前提の物なので電源ボタンなどはなく、本体にある物理的な操作スイッチはマイクのミュート用スイッチのみ。


Google Home Miniへの給電は、汎用性の高いmicro USB端子で行います。

同じGoogle純正デバイスであるPixelシリーズはType-C端子なので統一してくれたほうが…という意見もあるかと思いますが、Google Home Miniはバッテリーを内蔵せず常に電源に接続しておくデバイスなので他の機器とACアダプタを共有する場面は少ないでしょうし、専用のACアダプタも付属している以上さしたる問題はないのではないでしょうか。


こちらが付属のACアダプタです。ケーブル一体型で、出力は5V 1.8A。
プラグ部分のデザイン性の高さもさることながら、ケーブルの被膜もなめらかな手触りで良い質感です。これだけでも単体でスマートフォン用などに欲しいくらいのクオリティーだと感じました。

本体・付属品を含めて、とても6,000円(税抜)のデバイスとは思えないデザイン性と質感の高さでした。
決して「お試しだからこれで十分」ではなく、本命のスマートスピーカーとして部屋に設置して長く愛用するにも悪くない仕上がりだと思います。

セットアップ


購入してまず驚いたのはセットアップの仕組みでした。
まだまだアーリーアダプターが手に取る段階にあるジャンルのデバイスだと思いますが、現時点で多くの人がGoogle Home/Google Home Miniを手に取ったとしても迷いなく使い始められると言える出来です。


スマートフォンにGoogle Homeアプリをインストールして画面の指示に従って進めて行けば、アカウントへの紐付けやWi-Fiの接続設定などをほとんど意識せずともサクサクとセットアップが完了してしまいます。

購入したばかりのGoogle Home Miniを検知してアカウントに紐付けるところなど、どうやってるの?というほど何もする必要なく進むのですが、こればかりは実際に試してみるのが早いと思います。
本当にストレスフリーなセットアップの仕組みになっているので、初期設定の類が嫌いな方にほど体感していただきたいです。

機能


電源を入れて驚くほど簡単なセットアップを終えたら、後は話しかけたらいつでもそれに応じた動作をしてくれるのがこのデバイスのすべてです。


マイクの感度は非常に良く、小声や早口で話しかけたり、遠くから話しかけてみても安定して応答してくれました。


「OK, Google」または「ねぇ、Google」から始まる問いかけにのみ反応するのであまり心配はないと思いますが、確実に反応しない状態にしておきたい場合は側面のマイクスイッチをスライドさせて上部のランプがオレンジ色に点灯すればマイクが無効になっています。


ランプがカラーで点灯するのは、電源投入時(Googleカラーの4色)とマイクミュート時(オレンジ)で、通常時は白色です。
Googleアシスタントかユーザーのどちらかが話しかけている時に点灯するのですが、音声認識中の点滅の仕方が秀逸で、話すペースに合わせて点滅の仕方も変化するのでなかなか見ていて飽きません。


Google HomeやGoogle Home Miniは決してGoogleサービスだけのための器ではなく、他社サービスと連携した機能もあります。
パッケージにも「対応アプリやパートナーは今後も増えていく予定です」とありますが、例えばGoogle Home Miniの発売日である10月23日にはインターネットラジオの「radiko」が対応しました。


この通り、簡単に聞きたい局を指定して開始することができます。

「アカウントを紐付けたスマートフォンにradikoのアプリをインストールして…」というような面倒なステップを踏む必要はなく、Google Home Miniを使い始めた瞬間からこのように利用できるのが凄いところで、「この機能はGoogleのサービスだ、こっちは他社サービスだ」というようなこと意識することもなくシームレスに利用できます。
今後もこのように他社サービスも利用した機能の拡充が行われていくと考えると、かなり楽しみですね。

現在利用できる機能は、Play MusicやSpotifyを利用した音楽再生、radikoの再生、天気予報やニュース、Googleカレンダー上のスケジュールの確認、アラームやタイマーのセット、近くの場所の検索、簡単な翻訳、計算、通貨や単位の換算、単語の意味などの簡単な検索…と、決して「まだ何もできないデバイス」ということはない印象です。
また、外部サービスですがIFTTTとの連携である程度自分で機能を追加できる工夫の余地はあります。

もちろん、聞き方などこちらがGoogle Assistantのルールに合わせてあげる必要は多少あるのですが、現状でも既に生活の中に便利に組み込めるデバイスだと思います。

不満点は?

実際に購入して半日色々と試してみて、スマートスピーカーとしての機能面ではあまり不満はありません。想像していたほど何もできないというようなことはなく、むしろ「こんな機能もあるんだ」という驚きのほうが勝っていました。

気になるのはスピーカーとしての音質くらいですね。音楽を再生させている時には篭った印象の音です。
同じような感想は先に発売された「Google Home」の購入者からも聞いていて音楽再生用としてはあまり期待していなかったため、筆者としてはあまり不満はないのですが、「ちょっと便利な機能が使えるGoogle Play Music再生機」というようなつもりで買うと期待外れかもしれません。

AIの音声や付随してニュースなどを聞いている時にはとても聞き取りやすいスピーカーなので、これは意図的なチューニングなのかな?とも感じました。

まとめ

「音楽を聴くため」であれば他のスピーカーを買うことをおすすめしますが、正直なところ、本質を理解した上で欲しいなら文句なしにおすすめのデジタルガジェットです。
「Google Home」のおよそ半額、「6,000円(税抜)で買える未来」というほかなく、少しでも未来の技術を体感したいなら買って損はないでしょう。

更に恐ろしいのが、単なる「スマートスピーカーの体験版」としても十分すぎるほど安い価格でありながら、デザインや質感、高いITリテラシーが無くとも使い始められるであろうよく練られたユーザー体験と、完璧にパッケージングされていることです。
安価なお試し版としてではなく、毎日使うデバイスとして部屋の片隅に置き続けるとしても後悔しない買い物だと思います。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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