大容量バッテリー&リバースチャージ機能搭載「ZenFone 3 Max(ZC520TL)」レビュー

2017.10.27 端末レビュー ライター:__agar

ASUSのSIMフリースマートフォン「ZenFone 3 Max(ZC520TL)」を購入したのでレビューします。

「ZenFone 3 Max(ZC520TL)」とは?


「ZenFone 3 Max」はZenFone 3シリーズの1つで、大容量バッテリーを搭載し電池持ちに特化した機種です。
同名の機種が2つあり、今回ご紹介するZC520KLは5.2インチディスプレイのモデルです。

ZC520TLのスペックは、SoCがMediaTek MT6737M、RAM 2GB/ROM 16GBと最低限の内容。価格は2万円程度と安く、電池持ち特化のモデルであると同時にZenFone 3世代のエントリーモデルでもあります。

バッテリー容量は4,100mAhと前モデルの「ZenFone Max」には劣るものの大容量で、これを活かしてZenFone 3 Maxのバッテリーで他の機器を充電することのできる「リバースチャージ」という機能が搭載されています。

開封・付属品


パッケージには本体の画像がカラー印刷されています。


付属品はご覧の通りです。
micro USBケーブル、リバースチャージに利用するUSBホストケーブル、ACアダプタ、イヤホン、交換用イヤーピース、SIMピンと書類が入っていました。

外観

(※今回はある目的で先述の「リバースチャージ」のような機能が使える機種を探していて、偶然安く見つけた家電量販店の展示品落ちのこの機種を試しに購入しました。そういった事情で傷・凹みがあるため参考程度にご覧ください)


まずは前面です。ZenFoneシリーズとしては珍しいオンスクリーンキーを採用した機種なので、画面下にキーはなくASUSのロゴが入っています。


背面は同世代の「ZenFone 3 Laser」にも似たデザインですが、カメラの出っ張りがなく、指紋センサーの形状も異なるなど若干の違いがあります。


右側面には音量キーと電源キー。


左側面にはSIMトレイがあります。


SIM 1はmicro SIM、SIM 2はnano SIMに対応しています。SIM 2とmicroSDは排他利用です。
4G+3GのDSDSに対応する機種ではないので日本国内で2枚のSIMを入れるメリットは少なく、実用上はSIM 2が排他利用でも困ることはあまりないかと思います。


上部にはイヤホンジャック。


下部にはmicro USB端子とマイクが配置されています。

大容量のバッテリーを搭載する機種なので、厚さや重さはそれ相応にあるのですが、5.0インチと小ぶりな画面サイズ、そして背面から側面にかけてカーブした形状のおかげで思いのほか持ちやすい機種だと感じました。
質感などは価格相応ですが、バッテリーを強化した機種の弱みをうまく処理できており実用的な作りですね。

動作・ソフトウェアなど

[Antutuスクショ]
動作に関しては不満が残りました。同じMT6737系のSoC、あるいはその前世代のMT6735系のSoCを搭載する機種はいくつか触ったことがあるのですが、ZenFone 3 Maxほど遅くはなかったという印象です。
多機能な独自UIが災いしているのか、あるいはRAMの少なさが原因かは不明ですが、電池持ちを活かしてゲームを長時間プレイする、というような用途には厳しいでしょう。



プリインストールアプリはこのような内容で、他のZenFoneシリーズと同様に文字入力の「ATOK」などが入っていました。


カメラやディスプレイのクオリティーにはあまり期待しないのが吉。エントリーモデルらしい仕様です。


内蔵バッテリーから他の機器を充電できる「リバースチャージ」機能はケーブルを接続して給電速度を選ぶだけで簡単に利用でき、必要なケーブルも付属しているのですぐに使うことができます。

出力はそう高くないのでUSBで給電できる機器ならなんでもというわけには行きませんが、サブ機として「ZenFone 3 Max」を持っておくといざという時に他のスマートフォンを充電するモバイルバッテリー代わりにもなるので便利です。

まとめ


大容量バッテリーと給電機能がやはりポイントで、その他においては平凡なエントリーモデルという印象でした。

スペック自体は低めなので大容量バッテリーを活かしつつ快適に利用できるシーンは限られるかもしれませんが、無充電で長期間の待ち受けをさせておいたり、連絡手段としてのみ使いたい場合には適していると思います。あるいは、電池持ち最優先で動作は割り切って使うサブ機としてでも良いかもしれませんね。

同じ「ZenFone 3 Max」でも、5.5インチモデルのZC553KLであればSnapdragon 430/RAM 3GB/ROM 32GBとスペックアップしているので、例えば「位置ゲーなどの電池持ちが重要なゲームを遊ぶのに適した端末が欲しい」というようなもう少しスペックの欲しい用途であればそちらを選ぶのが良いように思います。