RAM 6GB・Band 19対応のタフネススマホ「Ulefone Armor 2」レビュー

2017.11.26 端末レビュー ライター:__agar

海外通販サイトのBanggood様より、SIMフリースマートフォン「Ulefone T1」をレビュー用に提供していただいたのでご紹介します。


※本記事は、技術基準適合証明を取得していない端末の日本国内での利用を推奨するものではありません。

「Ulefone Armor 2」とは?


「Ulefone Armor 2」は、中国メーカー「Ulefone」製のSIMフリースマートフォンです。
無骨な外観からある程度想像は付くかと思いますが、IP68の防水防塵性能や-40℃~80℃耐熱耐寒性能を持ち、落下時などの衝撃を逃がすためのバンパーも備えたタフネス仕様の機種となっています。

日本ではG’zOneやTORQUEなどこういった方向性のモデルは定期的に出ているので、わざわざ輸入しなくても…と思われるかもしれませんが、「Ulefone Armor 2」はスペック的にも悪くない内容です。

SoCはMediaTekのHelio P25(2.6GHz オクタコア)、RAMはこの価格帯の機種としてはかなり多めの6GBでストレージも64GB搭載しています。バッテリー容量も4,700mAhとかなり余裕があります。
通信方式はLTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSMと一通り対応しており、LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/38/39/40/41に対応ということで、海外機では珍しいBand 19を利用することもできます。

LTE Band 19対応・RAM 6GB搭載「Ulefone T1」レビュー

タフネス仕様という点を除くと、基本性能やネットワーク関連などは以前ご紹介した同メーカーの「Ulefone T1」と似た構成です。こちらもかなりコストパフォーマンスの高い内容で売れ筋の機種だったのですが、「Ulefone Armor 2」はどんな機種に仕上がっているのでしょうか。早速チェックして行きたいと思います。

開封・付属品


鮮やかな黄色のパッケージにはアウトドアなイメージのイラストが描かれており、実にこの機種らしい雰囲気です。


大きめの箱を開けると、まずは左側に本体が入っていました。


下の段に付属品が収められています。


付属品をすべて並べてみたところです。Type-CケーブルとACアダプタ、micro B→Cの変換アダプタ、イヤホン用の変換アダプタ、SIMスロットにアクセスするためのドライバー、説明書と保証書が付属しています。

ACアダプタと真っ赤なType-Cケーブルはおそらく「Ulefone T1」付属の物と同等です。T1でもそうでしたが、Type-Cケーブルと既存のアクセサリーを使うための変換アダプタの両方が付属するのは気が利いていますね。


また、本体にはあらかじめ保護フィルムが貼り付けられています。説明書きのあるフィルムの下にそのまま利用できるフィルムが貼られているので、フィルムを貼ったまま利用したい場合はまとめて剥がしてしまわないようご注意ください。

外観


前面を見ると、ディスプレイの周囲にある樹脂製のフレームが一段高くなっており、画面を下にして置いてもガラス部分が直接触れないようになっています。凹凸のある砂利などの地面でなければ、これだけでも落下時の画面破損への対策としては有効でしょう。


画面下には指紋センサーが付いています。通常のスマートフォンであれば見慣れたデザインですが、タフネス仕様で指紋センサー付きというのは見慣れずどこか新鮮です。


背面もなかなか無骨な雰囲気です。部分ごとに質感や色、パターンが変えられていてスマートフォンの背面としては非常に情報量が多く、ロボット好き・メカ好きにはたまらないデザインではないでしょうか。


カメラ下のパネルはドライバーでネジを緩めると取り外せるようになっていて、内部にnano SIM×2とmicroSDカードのスロットがあります。


右側面には、電源キー・PTTキー・カメラキーが並んでいます。

PTTキーを押すと「Zello」というトランシーバーアプリが起動するようになっており、このアプリをインストールした端末を持っている人同士で会話することができます。「Zello」自体はストアからインストールできるので、もちろん相手が「Ulefone Armor 2」ユーザーではなくても大丈夫です。


左側面には、音量+/-キーとSOSキーがあります。
PTTキーもそうですが、タッチ操作なしでこういった機能が利用できるようになっているのは過酷な環境での使用を想定した機種らしい特徴ですね。


上部には端子やボタンは特にありません。


下部にはキャップ付きのUSB Type-C端子が付いています。
キャップレス防水が技術的に難しかったのか、より確実な防水防塵性能を持たせるためにあえてこうしているのか、真相は分かりませんが、キャップは開閉で消耗していくので海外機ということを考えると破損時の入手が悩みどころではあります。キャップを付けるならせめて無接点充電などがあれば…というのはさすがに多くを求めすぎでしょうか。


端子は奥まった位置にあり、付属品以外のケーブルを使う場合の相性は要チェックです。


5.0インチディスプレイなので画面サイズだけを見れば最近の機種としては小さめですが、耐久性を重視した仕様だけあって筐体サイズはそれ相応に大きく、縦横の寸法だけで言えば5.5インチクラスのスマートフォンのサイズ感に近いです。


本体重量は公称270g、私の個体では実測266gでした。重量級ですが、この機種のメインターゲットは屈強なアウトドア派のはずなのでそう問題ない…かもしれませんね。

動作・ソフトウェアなど


Antutuベンチマークのスコアは約6万点。同メーカー・ほぼ同スペックのUlefone T1で測定した時より若干低めですがバラつきの範疇でしょう。


実際の動作としてはややCPU・GPUの非力さを感じる場面も多く、大容量RAMで快適!とまでは言えませんが、アウトドア活動中に連絡手段や情報を得るためのツールとして使っていくのであれば十分付き合える性能ではないかと思います。
指紋認証の速度・精度は十分に利用できるレベルです。カメラは昨今のスマートフォンと比べてしまうと”記録用”という割り切りが必要な画質だと感じました。


ソフトウェアは基本的に他のUlefone製端末と同様、MediaTek提供のソフトウェアを活用したものとなっています。



ジェスチャー機能やナビゲーションバーの左右入れ替えなど、ちょっとした使い勝手の向上に繋がる機能は充実していますね。


他のUlefone製端末にない特徴としては「OutDoor Toolbox」という多機能なアウトドア向けアプリがプリインストールされています。様々な計測機能やフラッシュライトの点灯などの操作が1ヶ所に集約されたもので、工夫次第で色々と使えそうです。


本機種はPlayストアなどのGoogleサービスが購入時の状態で利用できますが、いわゆる「ショップROM」と呼ばれる状態ではなく、OTAアップデートも可能です。

参考までに、レビュー執筆時点(11/26時点)でのOSバージョンはAndroid 7.0、セキュリティパッチは9月5日のものが適用されています。比較的新しいパッチが適用されていて、Bluetooth関連のかなりクリティカルな問題である「BlueBorne」の対処も済んでいる状態なので安心して利用できるのではないでしょうか。


使っていて気になった点としては画面輝度の自動調節がうまく行っていないようで、室内で表示上は最低輝度になっていても最高輝度に近い状態になってしまっていることがしばしばありました。現状では手動での調節をおすすめします。

ちなみにディスプレイ自体の品質に触れておくと、まず5.0インチで1920×1080(FHD)なので解像度は申し分ないでしょう。この価格帯の機種ではもっと大きな画面サイズでも解像度が低めの機種も少なくない中で、かなり頑張っているポイントだと思います。
視野角は狭めですがタフネススマホとしての利用シーンを考慮してなのか最大輝度が高く、野外での視認性は良好でした。

まとめ


スペック的にはほぼUlefone T1と同様で昨今の低価格帯の中華スマホらしい、それなりのSoCにRAM・ROMを多めに盛った構成です。動作に過度の期待は禁物ですが、RAM 6GB・ROM 64GBのタフネススマホというのは中華スマホ以外を見てもあまりないでしょう。対応バンドの豊富さも魅力ですね。

本記事の執筆時点では「Ulefone Armor 2」のBanggoodでの価格は27,119円ということで、実用に十分な性能のスマートフォンにタフネス性能を付加していながら、価格的には同等スペックのノーマルな中華スマホとそう変わりません。この手の機種としてはかなりのバーゲンプライスではないでしょうか。

今回ご紹介した「Ulefone Armor 2」は以下のページから購入可能です。

Ulefone Armor 2 | Banggood