【ベストバイガジェット2017】SONY「LF-S50G」―Googleアシスタント搭載スマートスピーカーの最適解

2017.12.25 VR・AR・IoT ライター:__agar

こちらは「今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2017」25日目の記事です。
最終日は、本企画の主催者であるあがー(@__agar)がお送りします。

今年のベストバイガジェットは … SONY「LF-S50G」


私が選ぶ今年のベストバイガジェットは、SONYのスマートスピーカー「LF-S50G」です。

Google・Amazonの両陣営がいよいよ日本市場に参入するなど年間を通して話題の多かったこのジャンル。私自身もGoogle Home Miniに始まりいくつかの機種を購入して使ってみましたが、その中でも日本発売が発表された時から楽しみにしていた機種がこちら。


他の多くのスマートスピーカーと同様に、部屋中どこにいても同じように聴ける360°スピーカーなので本体形状は円筒形。

カラーはブルー・ホワイト・ブラックの3色があり、どうせなら他機種に無いものを選ぼうとブルーを購入しました。適度に落ち着きのあるなかなか良い色です。


土台の部分は鏡面仕上げなのですが、下向きの曲面なので通常目にする角度では置いている机などしかほぼ写らず、写り込みが気にならないため派手な感じはしません。適度に設置場所の色を拾うことで周囲に溶け込みやすいデザインという印象です。


よくあるスマートスピーカーといったデザインかと思いきや、実は前面に時計が付いています。
スピーカーのメッシュ越しにある関係上、斜めから見るとやや光量がまばらに見えてしまうのが見栄え的には弱点ですが、輝度の調整も可能なので明るい部屋でも特に視認性に問題は感じませんでした。

他機種でも音声で時刻を確認することは出来ますが、さすがに時刻を確認するためだけに話しかけてAIと対話するのは大げさだと感じていたので重宝しています。

また、時分が縦に並んだデジタル時計のレイアウトはXperiaの時計ウィジェットなどにも通じ、デザイン上のSONYらしさを演出する意味でも良い仕事をしているのではないでしょうか。


IPX3の防滴仕様でキッチンなどでも使えることを売りにしているほか、外側のカバーは簡単に取り外せるようになっていて水洗いも可能です。


スマートスピーカーとしての根幹はあくまでGoogleアシスタントを利用しているので、出来ることはGoogle純正の「Google Home」シリーズと変わりません。

「Google Homeの倍近い値段を払って同じ機能か…」と思う方もいるのでしょうが、現時点では日本語環境での音声認識AIアシスタントとしてはGoogleアシスタントが最も応答速度・精度などの観点で優れていると私は思います。これがサードパーティー製の機種でもまったく同じように制限なく利用できるのは素晴らしいことではありませんか。



音声コマンド以外の操作は独自仕様となっており、一見何もないように見える本体上部のパネルに手をかざすだけで様々な操作が出来るのは未来感があり良いですね。


そして何より、一番気に入っているのは音です。Google Home・Google Home Miniのスピーカー音質はアシスタントの声を聴くには非常に聞き取りやすいチューニングなのですが、音楽再生にはこもった音でイマイチでした。

LF-S50Gは上向きのフルレンジスピーカーと下向きのサブウーファーを向かい合わせに取り付け、その間にディフューザーを置くという少々変わった配置。

スマートスピーカーではメジャーな全方位へ音を出す構造となっていることは変わらないのでどうしても定位感には欠けますが、ボリュームのバランス的には低音が強めなものの、クリアな音でボーカルの高域がとても綺麗に聴こえます。


LF-S50Gにはペアリングボタンが付いているほかNFCを使ったペアリング設定にも対応しているので簡単に使えます。せっかく高音質なスピーカーなのでスマートスピーカーとしてのストリーミング再生以外にも利用しやすいのは嬉しいところです。


あえてこの機種の弱点を挙げるとすれば、出力が大きいので仕方ないのですが付属のACアダプタはかなり大きめ。ノートPC用かな?というようなサイズの箱です。USB充電の小型機種と比べると多少設置場所を選ぶかもしれません。

また、LF-S50Gの欠点というよりはGoogleアシスタントを採用しているスマートスピーカー全体の問題ですが、メディア音量は調整できてもアシスタントが喋っている時の音量は固定です。
パワーのあるLF-S50Gではもっと音量を下げたい場面が多く、今後のアップデートなどで設定できるようになると良いですね。


スマートスピーカーとして安い部類ではありませんが、デザイン・機能・音質のどこを取っても魅力のあるプロダクトです。

Googleアシスタント陣営の本命、現時点での最適解とも言える機種だと思っており、自信を持っておすすめします。

ソニーストア

番外編①:今年買ったもの

1年間を通して、購入したガジェットの中でも最も気に入った物・良かった物を選ぶこの企画。番外編として選考対象となった今年購入した物を振り返ってみました。

当サイトまたは筆者が運営している別サイト「Hello Moto!」でレビューした物のうち、提供品・貸与品を除外してまとめています。

すべての製品を詳しくご紹介したいのは山々ですが長くなってしまうので、1ヶ月1台ずつのダイジェスト形式でご覧ください。


1月:AQUOS SH-M04

今年の買い初めはSHARPのSIMフリースマホ「AQUOS SH-M04」でした。楽天モバイル限定色のレッドが欲しくてわざわざ契約したものです。

スペック的に物足りないところがあったり、キャリア向けの兄弟機種と比べてコストカットされているところが気になったりとケータイオタク的には納得が行かなかったのですぐに手放してしまいましたが、無難にまとまった機種だと思います。最近、後継機種のSH-M05が発売されたので少し興味あり。


2月:Xperia X Compact SO-02J・ZenPad 3 8.0

最近のXperiaには筐体品質やソフトウェア・システムフォントなど色々と思う所があって決して好きではないものの、Compact系だけは他に代えがたいのでつい毎年買ってしまいます。

購入前は「今年はミドルハイかあ…求めているのはハイスペックコンパクトなんだよなあ」と思っていたのですが使ってみるとスペック不足を感じる場面は少なく、悪くはない機種でしたね。


3月:Moto Z Play(XT1635-02)・DROID Turbo Employee Editon(XT1254)

少し古い機種なのですが、この月に購入した物の中で最も記憶に残っているのは「DROID Turbo(XT1254)」です。
米Verizon向けのMotorola製スマートフォンで、この機種自体は以前にも購入したことがありとても良い機種でした。

今年の3月に入手した個体は”Employee Edition”という少々特殊なもの。当時Verizonの従業員にのみ販売された限定モデルをeBayで運良く入手することができたのです。黒と赤のカラーリングがとても格好良く、コレクションとして気に入っています。


4月:Huawei nova

Huaweiというメーカーにあまり良いイメージを抱いていなかった私でも、感心して購入してしまったこちらの機種。コンパクトかつ持ちやすい形状の筐体が気に入り、その質感の高さには見方を改めないといけないなと感じました。

苦手だった理由の1つだった癖の強いソフトウェアも、独自性の高さは変わらないものの幾分か洗練された印象になり見違えるようでした。


5月:MADOSMA Q601

Windows 10 Mobile搭載の6インチファブレットです。登場時の価格からするとかなり値崩れしてきていたのがこの頃だったので、興味本位で買ってみました。

Win10M搭載機は何台か使ったことがあったのですがこれほど大きな機種は初めてで、ハード的には薄い・軽い・大きいの理想的なファブレットであるもののそれを活かす術のなさがもどかしく感じました。Q601自体に魅力がないわけではないものの、Win10Mがどのような世界かまだ知らない方におすすめはしにくいという印象です。


6月:Moto X Style(XT1572)

「Moto X」シリーズは好きなものの第3世代にあたる2015年モデルはいずれも使ったことがなかったので、後学のために一度触っておきたいと思い購入。

個人的には2013年・2014年モデルのような扱いやすさを望んでいるので「自分が求めているMoto X像とは違う」と感じましたが、悪くないファブレットでした。


7月:BlackBerry Passport・Google Pixel・LG X Screen

この月は何台かスマートフォンを購入しましたが、語っておきたいのはやはり「Google Pixel(G-2PW4200)」ですね。

特別な機能も美しいデザインもないごく平凡な装いの機種ですが、一般メーカーの機種はもちろん、リファレンスモデルとしての役割も担っていたNexusシリーズとも違う、Googleが本当に作りたいAndroidスマートフォンの姿を体現した機種です。

尖った要素はないだけに実際に触れた人にしか良さが伝わりにくいのですが、従来型スマートフォンの到達点と言っても良いと思っています。


8月:Huawei P10 lite

今年の日本のSIMフリー市場、特に普及価格帯では間違いなくこの機種が優勝でしょう。
価格・スペック・カメラ性能・質感など各要素がハイレベルにバランスの取れた機種で、幅広いユーザー層におすすめできます。


9月:Lenovo K8 Note・LUMIX GX7 Mark II

おそらくここまで紹介した中で最もマイナーな機種だと思いますが、Motorola Mobilityが製造し親会社のLenovoブランドで発売されている少々特殊な立ち位置の機種です。

Motorolaスマートフォンのファンブログを運営している者として資料的な興味から購入しましたが、現地ではXiaomiのRedmi Noteシリーズなどとタイマンを張るための機種なだけあって意外と力を入れられており、なかなか良い機種でした。


10月:Galaxy Feel SC-04J・ZenFone 3 Max(ZC520TL)・Moto X4(XT1900-2)・Google Home Mini

日本発売と同時に購入した「Google Home Mini」。初めて購入したスマートスピーカーで、新しい世界を体験でき非常に楽しい買い物でした。

単にスマートスピーカーのお試しモデルという印象ではなく質感・パッケージングを含めて高いクオリティーの製品で、とても6,000円程度のデバイスとは思えません。ガジェット好きの方ならぜひ試して欲しい1台です。


11月:HTC U11・ThinkPad 25・Beoplay H5・LUMIX G 25mm/F1.7 ASPH.

すみません、11月購入分だけはどうしても1つに絞れなかったのでいくつか紹介させてください。


まずは「ThinkPad 25」。ThinkPadシリーズ25周年記念モデルというプレミアム感以上に、現代的なスペックと現行機種では手に入らない7列キーボードの快適な入力環境が両立されていることに魅力を感じ即決しました。これでブログや原稿を書くのはなんとなく良い仕事が出来ているような気がします。


次に、Bluetoothイヤホンの「Beoplay H5」です。音質の良さだけでなく使い勝手も素晴らしいイヤホンでした。


そしてまだレビューしてもいないのですが、実は大活躍しているのが「LUMIX G 25mm/F1.7 ASPH.」。マイクロフォーサーズ用の25mm(換算50mm)の単焦点レンズです。11月・12月のブログならびに寄稿記事の画像はほぼこれで撮っています。

同じ焦点距離でワンランク上のレンズとも迷ったのですが、レビュー用の撮影に使うレンズとしては味のある写りより現代的な優等生レンズの方が良いだろうとあえてこちらを選択。価格・写り・軽さどれを取っても上々なできる子です。

12月:Galaxy S8 SC-02J・LF-S50G・LINE Clova Friends

7月に購入した「Google Pixel」が従来型スマートフォンの完成形だとするならば、こちらは新しい時代の入口となる機種。
18.5:9の縦長ディスプレイでブラウジングやSNSが快適に利用できることや優秀なカメラ性能、そして扱いやすい絶妙な本体サイズが気に入っています。


番外編②:来年買いたいもの

次回のハードルを上げるために、来年買いたいものの話も少しだけしてみたいと思います。
スマートフォンは来年になってみないと分かりませんし、どうせ買うのであえてリストアップしていません。ご了承ください。


・WI-1000X

Bluetoothイヤホンは「Beoplay H5」を購入しましたし「Beoplay E8」も提供していただいたので一段落…と言いたいところなのですが、実はアーケードゲームをプレイする時のために有線のイヤホンも持ち歩いていたりするので、1本ですべてこなせるWI-1000Xも捨てがたいです。

ネックバンド型は苦手だったのですがこの機種は内側の素材が工夫されていて試聴で着けてみた限りではあまり不快感がありませんでしたし、長年SONYのイヤホンを使い続けていることもあってやはりSONYの音が一番慣れ親しんだ音ではあるのですよね。欲しい。

(2018/1/2 追記)
→買いました!レビューはこちらです。

ノイズキャンセリング機能付きBTイヤホン「WI-1000X」レビュー


・Kindle Oasis

今年は自サイト2つの執筆に加えて他サイトでの寄稿の仕事もいただきブロガー兼ライターとして過ごしてきましたが、これまで以上の本数を書くにつれて「あー、引き出し少ないな」と思うことも増え、インプットにも時間を割いて文章力を上げたい気持ちが出てきました。

前々から電子書籍ユーザーでもないのになぜか惹かれてしまう、このガジェットを買う良い口実を見つけてしまったかもしれません。


・Bellroy Phone Pocket Plus

スマホもSIMも入る、これほどケータイオタク向けの財布があるのだろうか?というような財布です。財布とメインのスマホだけ持ってちょっと出かけるにはとても便利そうなので気になっています。

買う気満々なのですが、「これスマホ傷付かない?」とか「All Conditions Phone Pocket Plusってやつは何が違うのさ?」とか色々気になってかれこれ半年ぐらい購入に踏み切れていません。どなたかこのシリーズをお使いの方、こっそり教えて背中を押してください!

(2018/1/1 追記)
→買いました!レビューはこちらです。

スマホも入る財布「Bellroy Phone Pocket Plus」レビュー


・ThinkPad アクティブ バックパック ミディアムサイズ

以前レビューしたXiaomiのバックパックが半年少々でもうボロボロ、かつ若干使いにくいのでそろそろ買い換えようと思っているところです。

たまにPCを持ち出すことがあるのですがこれまでより大きい14インチのPCに買い換えた故に選択肢が減ってしまったのが悩みの種。検討中のこちらは容量からするとそこまで大きくはなさそうですし、ターガスのOEMでかなり軽いのが気になっています。

(2018/1/9 追記)
→買いました!レビューはこちらです。

「ThinkPad アクティブバックパック(20L ブラック)」レビュー


・LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.


今使っているGX7 Mark IIで一番使ってみたいレンズです。各所の作例を見る限り写りが好きなのはもちろん、使いやすそうな焦点距離でお散歩レンズとしてとても良さそう。

(2018/1/3 追記)
→買いました!レビューはこちらです。

「LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.」を買いました


・LUMIX G 42.5mm/F1.7 ASPH./POWER O.I.S.


実際のところ中望遠を使う機会があるかというとそうでもないのですが、やはり揃っていないとどこか落ち着かないのです。
NOCTICRONを買うほど使う気はしないので、コストと画質のバランス的にこちらかなと。

(2017/12/30 追記)
→中望遠の単焦点は結局オリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」にしました。
レビューはこちらです!

「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」を買いました


・LUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.


こちらは趣味のレンズというよりは仕事用に欲しいレンズです。今使っている12-32mmも画質とコンパクトさのバランスは気に入っているのですが、換算64mmまでのズームではイベントなどでは足りない時があるので検討中。

同じ焦点距離の「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.」も検討していたのですが、安価なLUMIX Gの写りが意外に健闘していることや軽さというメリットも考えると、倍以上の値段を出してまでブランドに魅力は感じないな、ということで購入を考えています。


・RX1RII

色々並べましたが、一番買いたいのはこれ。2年前の発表時からずっと欲しいカメラなのですが、来年こそはこれに手が届くようになりたいですね。

高画素数を必要としているわけではないこと、EVFもマストではないこと、初代よりもAFが速いとはいえそう速い部類ではなくMFメインで使うつもりであることなどを考えると私の場合はRX1やRX1Rでも良いかもしれません。RX1RIIを買うかは分かりませんがRX1シリーズの何か、ということでここは1つ。

(2018/1/5 追記)
→買いました!レビューはこちらです。

「RX1R II (DSC-RX1RM2)」を買いました


まとめ

この記事をもって「今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2017」は完結となりますが、お楽しみいただけましたでしょうか?12/1~12/24の記事をまだ読んでいないという方は、以下のページからぜひチェックしてみてください。

今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2017 | Adventer

また、「今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2017」にご協力いただいたブロガーの皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。今年も枠にとらわれず様々なガジェット(?)を選んでいただきありがとうございました!来年もご参加お待ちしております。

ソニーストア

追伸

そうそう、アドベントカレンダーの最終日ということは今日はクリスマスですね!

クリスマスプレゼントは前後183日間に限り受け付けておりますので、ぜひこの機会にご検討ください。
公序良俗とGoogle様のご意向に反しない範囲の贈り物であればレビューぐらいはします、きっと。

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