「Lightroom 5」から「Lightroom Classic CC」に移行しました

2018.01.28 カメラ ライター:__agar

現像ソフトとしてAdobeの「Lightroom 5」を3年弱使っていたのですが、最近買った新しいカメラのレンズプロファイルが6以降でしか提供されていないということもあり最新版の「Lightroom Classic CC」に移行しました。



「Lightroom 5」を購入したのは約3年前の2015年3月。今思えばその翌月に後継の「Lightroom 6」が発売されたので購入のタイミングとしてはかなり悪かったのですが、当時使っていたα6000 / NEX-3N / LUMIX GM1の3台やその後購入したα7II、RX100M4、LUMIX GX7 Mark II…(他にも何かあったかな?)と様々な機器で撮影した写真の現像に3年近く活躍してもらったので良かったことにしましょう。

今年に入ってから買ったRX1R IIのレンズプロファイルがLightroom 6以降でしか提供されていないのでいい加減移行するか、と重い腰を上げて乗り換えましたが、5を使い続けていた最大の理由は「買い切り型だから」ということに尽きます。
買い切り型のLightroomは先述の2015年4月に発売された「Lightroom 6」が最後で、現行バージョンはAdobe Creative Cloud(以下、Adobe CC)のサブスクリプション型のみとなっています。

買い替え理由からすれば一応6を買えば用は済むのですが、さすがに今から買うのは筋が悪いので潔くAdobe税を払うことに。


Lightroomは2017年のアップデートで「Lightroom CC」と「Lightroom Classic CC」という2つの製品に分かれました。
製品名からすると前者が正統な後継製品に見えるのがややこしいですが、「Lightroom CC」は「Lightroom mobile」との連携やクラウド機能が強みで高度な編集機能を排除したシンプルなソフトウェアで、「Lightroom Classic CC」が従来バージョンの機能を受け継いだ純粋なデスクトップアプリです。

「Lightroom CC」には単体で利用できるプランがあるのですが、特にそちらの機能には魅力を感じていなかったので「Lightroom Classic CC」と「Photoshop CC」がセットになった「フォトプラン(20GB)」を選択しました。
利用料金は980円/月で、パッケージ購入やオンラインコード購入の場合は12ヶ月単位で購入できます。1ヶ月単位で支払いたい場合はAdobeのサイトからの加入となります。


私は12ヶ月版のパッケージを購入しましたが、パッケージに記載されているコードを専用サイトで入力し、Adobe IDへの紐付けが完了すると「Lightroom CC」のダウンロードが始まります。「Lightroom Classic CC」を利用したい場合はこちらではないので注意。

余談ですが「Lightroom CC」を利用したい場合も、Lightroom 6からの移行であれば流れ通りで良いのですが、Lightroom 5から「Lightroom CC」には直でカタログの移行が出来ないので一旦「Lightroom Classic CC」をインストールしてそちら経由でカタログを移してあげる必要があります。


「Lightroom CC」とセットで「Creative Cloud デスクトップアプリ」がインストールされるので、「Lightroom Classic CC」を利用したい場合はこちらからダウンロードします(「Creative Cloud デスクトップアプリ」だけ自動DLしてくれれば使いたい物をそこから選べて済むのでは、という気がしますが…)。


「Lightroom 5」から「Lightroom Classic CC」への移行にあたって、特別な作業は一切ありません。通常通り起動してカタログを指定すれば移行完了です。


(Lightroom 5)


(Lightroom Classic CC)

2世代前からの移行ですが、画面構成や使い勝手はほとんど変わりません。それだけ完成されたソフトウェアということでしょう。すぐに普段通り使い始めることができました。

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ぱっと見はこれと言って目新しいこともないのですが、一度使ってみたかったのがLightroom 6時代にCC限定で追加された「かすみの除去」という機能。

特に空などがモヤッとした写真もスライダー1つでかなりハッキリするので、風景写真などでは活躍しそうです。少し使ってみた限りでは「かすみの除去」をかけるとやや彩度が高くなりすぎたり色被りが出たりすることがあるので、使う際はそのあたりを手直しするとより良さそうですね。

それから、パースを補正する「Upright」機能も同じ時期からCC限定でより便利になっています。「ガイド付きUpright」というモードが追加され、分かりやすく言うと従来のUprightでは自動検出のみだった「まっすぐ見せたい軸」をユーザーが指定できるようになり使い勝手が良くなりました。



別の記事で使った画像の使い回しで申し訳ありませんが、上の2枚はそれぞれ、ノートPCのキーボードを斜めから撮った元写真と、それを「ガイド付きUpright」で真上から見たように補正した写真です。
このような縦横がのラインがしっかり出ていて欲しい被写体、建築写真などでは重宝する機能でしょう。

あまり最新ではない機能ばかり紹介してしまったので、最後にもう1つ。

これは2017年12月のアップデートからですが、基本補正の「自動補正」機能に、AIフレームワーク「Adobe Sensei」が導入されました。


従来はちょっと的外れな結果を返してくることが多かったので個人的にはほとんど「自動補正」に見向きもしなかったのですが、Adobe Senseiを利用した新バージョンはかなり良くなっています。

上の夜景写真はこの「自動補正」とノイズ軽減のみをLightroom Classic CCで行ったものです。やや派手めに仕上がる傾向はありますが、ワンクリックでそこそこ見栄えのする補正がかかるのは急ぎの時には良いかもしれません。

まとめ

「Lightroom Classic CC」は、良い意味で「これまで通り」のソフトウェアで旧バージョンからの移行であっても特に変わった部分を意識せず使えますが、いくつかご紹介したように着実に進化している部分もあるので、余裕のある時に新機能もチェックしておくと更に役立つでしょう。