ついに全国発売!ブルボン「ルマンドアイス」レビュー

2018.02.13 FoodDays ライター:__agar

皆様はあの「エクセレントクレープ」をご存知ですか?



この「エクセレントクレープ」です。


そう、ブルボンの「ルマンド」クッキー。軽いクレープ生地をココアクリームでコーティングした1974年発売のロングセラー製品です。

歴史の長さもさることながら、ブルボンの公式サイトに掲載されている沿革を見ると以下のようなことが書かれていて驚きました。

超大型商品ルマンド発売。贈答用の高級クッキーを量産化することにより、最高月商20億円を売り上げる大ヒットとなった。
(出典:沿革 | ブルボン)

ルマンドの製品ページなどではなく、1つの大企業の沿革の中の1行で”超大型商品”とまで言われてしまうとはこのお菓子、ただものではないようです。40年以上売れ続けているだけのことはあります。

そして、かつて”最高月商20億円を売り上げる大ヒット”だったこのルマンドの派生商品が42年後の2016年に登場したのですが、インターネット上を中心に大きな話題となりました。


それが今回ご紹介する「ルマンドアイス」。言ってしまえばその名の通りルマンドが入ったアイスということに尽きるのですが、生産が追いつかないほどの大ヒットに。

当初はブルボンの本社および工場のある新潟県と、北陸地方のみで発売。その後、生産体制を整えつつ徐々に販売地域を広げ、2018年2月12日の関東地方での発売をもってついに全国で発売されたというわけです。
東京駅で期間限定販売されていたことなどはあるのですが、ようやく買える、という方も多いのではないでしょうか。


ブルボンとしてはあまりアイスの開発経験がなかったためか、セリア・ロイルとの共同開発商品となっています。

「セリア・ロイル」と聞いてもピンと来ない方も多いかと思いかもしれませんが九州のアイスメーカーで、”溶けないアイス”として知られる「ムース」が代表的な商品。全国販売されているものでいえば「ブラックサンダーアイス」などを作っているメーカーです。


白状しておくと普段からルマンドをよく買う大ファンというわけではないので、今回は元の味を思い出しながら食べ比べられるように普通の「ルマンド」も買っておきました。たまに食べると美味しいですね、これ。


さて、ルマンドアイスをお皿に出してみました。4つに分かれたモナカアイスで、1つ1つにブルボンのロゴが入っています。


外見からはルマンドらしさは分からないので、ひとまず割ってみましょう。


適当なところでカットしてみました。各ブロックの中央に、このようにルマンドが丸ごと入っています。

森永の「ミルクキャラメルアイス」や先ほども例に挙げた「ブラックサンダーアイス」などあるお菓子をイメージしたアイスが登場するのはよくある展開ではありますが、ルマンドアイスのように本物がそのまま入っている、という直球な商品は意外と無いような気もします。


通常のルマンドを添えてみるとどうやらアイスの方はルマンド1本分の幅はないようなので、おそらく「ミニルマンド」のサイズなのではないかと思います。

ルマンドをそのままアイスに入れたような作りとはいっても雑な印象はなく、そもそもココアクリームでコーティングされているルマンドはアイスに入れても独特のサクサクした食感を失わない高いポテンシャルを秘めていたことを認識。そう考えると元来アイスとの相性が良いお菓子なのですね。


写真では分かりにくいかもしれませんが、断面をよく見るとモナカとアイスの間にチョコレートコーティングが施されています。

やや薄い色合いのチョコレートで、見た目も味もルマンド自体の外側のコーティングとよく似ていると感じました。ルマンドっぽいモナカの内側にアイスが入っていて、その中にまたルマンドが……と不思議な感覚に陥りそうになりますが、この層があるおかげでよりルマンドとの調和が取れているのでしょう。


総評としては、確かに「ルマンド」とモナカアイスの相性は良く、独特の食感が楽しめる美味しいアイスです。

ただ、ルマンド自体がそもそも上品な味わいのお菓子ということもあって食感以外の面ではアイスにやや押されてしまっている印象がありますし、食べた瞬間に衝撃が走るようなものかと言えば、ちょっと持ち上げすぎ、話題先行じゃないの?という感想です。

200円超とやや高めではありますが、気になっていたけどまだ食べてないよ、という方はこの機会に1度試してみてはいかがでしょうか。