富士フイルムのレンタルサービスを使ってみました ~X-Pro2編~

2018.03.29 カメラ ライター:__agar

富士フイルムのサービスステーションでは、各種製品のタッチ&トライや修理・メンテナンスの受付といったサービスのほかに、Xマウントボディ・レンズ各種のレンタルサービスも行っています。今回は、購入を検討している単焦点レンズ2本を、X-Pro2とセットでお借りして試してみました。

カメラボディ・レンズレンタルサービスについて


東京・大阪・福岡の3ヶ所にある富士フイルムのサービスステーションでは、ユーザー向けのメンテナンスサービスなどのほかに、同社製品を検討中の方のための「カメラボディレンタルサービス」および「レンズレンタルサービス」が行われています。

この記事を書いている2018年3月29日時点では、Xマウントのミラーレス一眼「X-Pro2」「X-T2」「X-T20」「X-E3」および対応する各種レンズ、そしてレンズ一体型の「X100F」を用意。ボディは1台、レンズは2本まで同時に借りられます。

当日18:30までの返却であれば基本的に料金は無料で、例外として「XF 100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR」は日帰りでも有料となっています。もっとも、このレンズも含めて1泊以上のレンタル料金も一般的なレンタルサービスと比べるとかなり安いので、使ってみたいロケーションが遠方の場合や、日帰りでは営業時間的に試せない夜景撮影で試してみたいといった場合であれば、有料でのレンタルも検討する価値はあるでしょう。

貸し出しの際には運転免許証などの本人確認書類とクレジットカードが必要なのでお忘れなく。詳細は以下の公式ページでご確認ください。

東京サービスステーション | 富士フイルム

今回お借りしたもの

富士フイルムのレンタルサービスを使ってみました ~X-T2編~

筆者は2月にも六本木にある東京サービスステーションを訪問しており、その時は「X-T2」と「XF 16-55mm F2.8 R LM WR」の組み合わせを試しました。

結局、そのおかげでXシリーズのポテンシャルの高さを改めて実感し、直後に発表された「X-H1」の購入に至ったのですが、購入からそろそろ1ヶ月。ズームレンズ1本で使ってきたけれどそろそろ単焦点も何か欲しいなあということで、レンズ選びの参考にするため、気になっていたレンズを試すのが今回の主目的です。


ボディは自前のX-H1を持って行っても良かったのですが、どうせなら普段使っている機種とはキャラクターの違う機種も試してみたいと思い、レンジファインダースタイルの「X-Pro2」をレンタル。レンズは「XF 16mm F1.4 R WR」と「XF 56mm F1.2 R APD」の2本を選択しました。

あまり広角は得意なほうではないのですが、16mm F1.4は家電量販店で手に取ってみて一目惚れ。換算24mmとは思えない歪みの少なさとグイグイ寄れる最短撮影距離の短さに驚き、この使い勝手の良さと写りなら、単焦点1本だけを持ち出して身軽な装備で使いたい時にはかなり活躍してくれそう。「16mmは絶対買うから試さなくてもいいかな」とも思いましたが、念のため購入前に試しておくことに。

もう1本の56mm APDは、Xマウントに移行したら絶対に1度は使ってみたいと以前から注目していました。中望遠の単焦点レンズ「XF 56mm F1.2 R」をベースに、アポダイゼーションフィルターという特殊なフィルターを組み込んでボケ味を追求した、かなり尖った仕様のレンズです。

作例(16mm F1.4)

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作例(56mm F1.2 APD)

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X-Pro2+16mm F1.4+56mm F1.2 APDの感想

・X-Pro2

普段使っている「X-H1」とセンサーや画像処理エンジンは同じですから、出てくる画に関しては無論期待通りの物であり、特に述べるまでもありません。一方で、基本性能こそ似通ったところはあれど、ターゲットやキャラクターはまったく異なる2機種であることも実際に触れてみるとよりはっきりと分かります。

確実かつ迅速に要求に応えてくれる、ストレスの無い快適な機材としての完成度ならやはりH1だと感じる一方で、一見よく似た操作系であってもPro2は一枚一枚を大切に愉しみながら撮って欲しいという開発陣の思いが伝わってくるような、趣味性の高いカメラです。半ツヤ塗装の筐体や凝った作りのダイヤルなどやりすぎなくらいのこだわりを随所に感じ、モノとしての所有感やファッション性ではPro2が上でしょう。

もし今後Pro2も買うことがあるなら、これ1台ですべてこなすというよりは格好良くPro2らしい使い方だけをしてやれるサブ機として迎えたい、と個人的には思います。

・XF 16mm F1.4 R WR

やはり実際に屋外に持ち出してみても店頭で触れた時と印象は大きく変わらず、なんでもこなせてしまう万能選手ですね。引いてもよし、寄ってもよし、条件によっては広角レンズとはいえ明るい単焦点らしいボケも楽しめる、これ一本で出かけたくなる広角単焦点です。

・XF 56mm F1.2 R APD

使ってみると背景によっては「あれ?」という場面もあるなと感じましたが、上手くハマった場面での滑らかなボケはなかなか他に代えがたいものです。そもそも元のレンズが優秀ですから、ただ柔らかい写りのレンズというのとは話が違って、合焦面は開放からかなりシャープなのは絞って使ってはAPDの真価が発揮されないだけにありがたいところ。あまり寄れないレンズですしやはりメインの用途はポートレートなのだろうと思いますが、やらないけれど欲しい……。

まとめ

気になる機材をいつでも無料で試せるのはありがたい限り。今回試した中ではやはり、まずは16mm F1.4を買いたいですね。また次のレンズを検討する時にはレンタルサービスを活用しようと思います。