UQ mobileを1年間使ってみて、良かった点・イマイチな点

2018.04.02 格安SIM ライター:__agar

UQ mobileを1年ほど使ってみて感じた、メリット・デメリットを振り返ってみたいと思います。

UQ mobileについて


UQ mobileは、WiMAXなどのサービスで知られるUQコミュニケーションズが運営するau回線のMVNO。同社の親会社がKDDIという背景もあり、ソフトバンクにおける「Y!mobile」ブランドのような、大手キャリアのサブブランド的な位置付けでもあります。

通信速度の速さなどサービス品質に定評があり、近年は「UQスポット」などの店舗展開も本格化。MVNOの安さと大手キャリアの品質の良いとこ取りとも言える格安SIMとして人気を集めています。

筆者の使用状況


メイン回線としては「LINEモバイル」のコミュニケーションフリープラン(5GB)を使っており、UQ mobileはデータ通信専用SIMをサブ回線として使っています。


プランは「データ高速プラン(V)」で、月間データ容量は3GB、基本料金は980円。端末は何度か変えていますが、現在はSIMフリー版のiPhone 8で利用中です。

良かった点①:通信速度が速い!


やはりこれのために使っているという部分が大きいのですが、通信速度はMVNOとは思えないほど速く、安定しています。速度で選ぶならピカイチ、大手キャリアからの乗り換えでも通信面ではストレスなく使えるでしょう。

良かった点②:基本料金が安い!


UQ的には無料通話付きの「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」を前面に押し出していますが、こちらに関しては正直、2年契約なのに1年間限定の割引料金であったり、データ容量・無料通話分が3年目以降は減ったりとやや複雑。こちらを選ぶのであればMVNOらしいシンプルさと安さという魅力は少々薄く、MNOの考え方に近い……というより露骨なまでにY!mobile対抗のプランですね。

注目はむしろ「その他の料金プラン」とされている方のプランで、980円/3GBからと良心的。MVNOのなかでは特別安い部類ではありませんが大手キャリアからの乗り換えであれば十分に節約効果はあるでしょうし、品質と料金のバランスを考えると満足度は高いです。

イマイチな点①:プランの選択肢が少ない


一方、ややイマイチだと感じるのがプランの少なさ。端末のセット購入時などに選ばれる2年契約の「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」こそデータ容量の選択肢があるものの、その他のプランは3GB/月の「データ高速プラン(データ高速+音声通話プラン)」と低速無制限の「データ無制限プラン(データ無制限+音声通話プラン)」だけ。

SIMのみで契約したい場合やデータSIMが欲しい場合には事実上データ容量の選択肢がないということで、用途や利用頻度がマッチしなければどんなに品質が良くても選びにくいSIMになってしまっているのはもったいないなと思います。

イマイチな点②:au回線ゆえに対応端末はある程度限られる


これはUQ mobileに限った話ではないので致し方ないところですが、主流のdocomo回線のMVNOと比べると、au回線のMVNOはやや特殊なネットワークの仕様上、対応端末が少なめです。

最近の国内向けSIMフリー機はだいぶau網対応を謳う機種が多くなってきましたし、au本家から発売される端末も昨秋から「MVNOロック」が撤廃され、今後発売される機種はVoLTE機でもSIMロック解除不要で使えるので、この「端末の少なさ」という問題はこれからある程度解消されていくでしょう。今持っている機種をそのまま使いたかったり、変わった機種を使おうとしている人はやや注意が必要、といったところですね。

イマイチな点③:iPhoneのテザリング対応はやや中途半端


au回線のMVNOでiPhoneのテザリング(インターネット共有)が利用できること自体がイレギュラーなので、これはむしろUQ mobileのメリットとも言えます。

しかし残念ながら利用できるのは5s~6s/SEまで、言ってしまえばUQ mobileが取り扱っている機種までに限った対応です。最新機種を使いたい場合は要注意。

まとめ


こうして並べてみると不満点のほうが数としては多くなったものの、実際にはメリットの方が大きいと感じています。プランや端末の自由度は確かに低いですし、何か特色のあるサービスがこれといってあるわけでもないのですが、根幹となる通信品質がしっかりしていて安いというだけでもう言うことはありません。「余計なものはいらないから安くしたい、でも我慢して使うのは嫌」という方には、条件さえ合えば非常におすすめできるSIMです。