どっちの13インチモデルを選ぶ?「XPS 13」と「XPS 13 2-in-1」を比較 #DELLアンバサダー

2018.04.07 PC・Mac・周辺機器 ライター:__agar

DELLアンバサダープログラムのモニター企画で、「XPS 13 2-in-1 (9365)」をお借りしています。これとは別に、筆者は普段から同社の13インチノートPC「XPS 13 (9370)」を使っているのですが、同じXPSシリーズの13インチモデルである両機種はどう違うのか、使い比べてみました。

「XPS 13」と「XPS 13 2-in-1」について


「XPS 13」は、3辺狭額縁設計の「Infinity Edgeディスプレイ」が特徴の13インチノートPC。ベゼルレス仕様の恩恵で13インチ機ながら従来の11インチ機並みのフットプリントに収めたコンパクトなマシンとなっています。

今回の比較に用いたのは2018年モデルの「XPS 13 (9370)」で、TDP 15WのUシリーズとしては初めてクアッドコア化された第8世代のCore i5/i7を採用。4K(3,840×2,160)の高解像度ディスプレイも選択できる高性能なモバイルノートです。


「XPS 13 2-in-1」は、Infinity Edgeディスプレイやアルミ合金削り出しの筐体にカーボンファイバー製のパームレストなど多くの要素をノーマルのXPS 13から受け継いでいますが、最大の特徴は製品名にもあるように2in1機構を備えている点。

360°回転可能なヒンジによってラップトップモード、タブレットモード、スタンドモード、テントモードの4つのモードに変形でき、2048段階の筆圧検知が可能なスタイラスペンにも対応。基本性能こそ通常のXPS 13に劣りますが、より幅広いシーンで使えるマシンとなっています。今回の比較に用いたのは、同じく現行モデルの「XPS 13 2-in-1 (9365)」です。

外観の比較


2台を重ねてみると、フットプリントはほぼ同等。2in1機構の有無で多少サイズが異なるものかと想像していましたが、可搬性に大きな違いはなさそうです。では重さはどうかと公式サイトを見てみると、こちらもわずか30g差でした。


さすがに厚さまで同じとは行かず、最厚部で2mmほどXPS 13 2-in-1のほうが厚いです。どちらも十分薄いと感じましたが、書類の詰まったバッグにねじ込むようなシーンなら多少の差が出てくるかもしれませんね。


デザインに関してはXPS 13の2018年モデル(9370)でいくつかの変更が行われており、XPS 13 2-in-1(9365)を今見ると、天板のロゴ色や角型の指紋センサーなど前世代のXPS 13(9360)に近いデザインです。

しかしキーボード配置など9370以降の機種に準じている部分もあり、ちょうど型番通り「9360と9370の中間」という印象。もっとも同シリーズを複数台併用することは通常あまりないでしょうし、ベゼルレスディスプレイにカーボンとアルミ、というデザインの大枠は共通しているので、どちらも一目でXPSと分かるデザインではあります。

少し話が逸れましたが、ともかくサイズ的には2機種の優劣はほぼ無く、どちらを選んでも一般的な13インチ機を超える高い機動性が手に入るはずです。

仕様の比較

今回の比較に用いた2台の構成は以下の通り。

 XPS 13 (9370)XPS 13 2-in-1 (9365)
CPUCore i7-8550UCore i7-7Y75
メモリ16GB (DDR3)16GB (DDR3)
SSD512GB512GB
ディスプレイ3,840×2,160
タッチ対応
3,200×1,800
タッチ+スタイラス対応

いずれも、各機種の中では最上位に近い構成の「プラチナ」モデルです。

一見よく似たスペックに見えますが、XPS 13 2-in-1に搭載されるCPUは第7世代のCore i5/i7のYシリーズ。つまり、もう1世代前までは「Core M」と呼ばれていたものですから、処理能力にはそれなりの差があります。私は普段「XPS 13 (9370)」を使ってこのブログを書いたり、ライターとしての仕事をしたりしているのですが、同じように使ってみると画像処理などで2-in-1では非力さを感じる場面もありました。

ただ、裏を返せばYシリーズならではのメリットもあり、電池持ちは断然2-in-1の方が良いです。キーボードやトラックパッドなどの操作性は変わらないだけに、軽い作業しかしない日はこちらを選んでも良いなと感じました。また、2-in-1はファンレス仕様であることも美点。ノーマルのXPS 13は正直ファンが回っている時はかなりうるさいので(9360までと比べると良くはなったのですけれどね……)、移動中やカフェなどどこでも使いたい人には2-in-1の方が適しているのではないでしょうか。

使用感

2台の使い勝手を比べてみると、やはり「2in1」と「スタイラス」の2つが大きなポイント。私はタブレット端末はあまり使いませんしイラストを描くわけでもありませんが、それでも、XPS 13 2-in-1を使ってみてノーマルのXPS 13では出来ない使い方で羨ましいと感じるところがいくつかありました。


まずスタイラスですが、必ずしも腰を据えて本格的なイラストを描かなくても「あると便利」な場面は意外とありました。スクリーンショットの加工をしたり、簡単なメモを取ったり、もっと言えば何かを書くことにこだわらずポインティングデバイスとして使っても良いのです。一般的なペンとほぼ変わらないサイズのペンを1本持ち歩くだけで使い方が広がるので、使ってみようかなという気にさせてくれます。


2in1機能に関しては、確かに1.2kgのマシンを持ってタブレットとして使おうという気はあまり起きないかもしれません。

しかし、キーボードを途中まで裏返して画面が見える状態で自立させておける「テントモード」や「スタンドモード」が思いの外便利で、専らメインPCの脇に置いておき、動画再生やSNS、作業中に確認したいサイトの表示などに使っています。外では普通のモバイルPC、家ではビューワー用途のサブ機として違った役割をこなす、そんな形での2in1もありかもしれません。


ラップトップモードでの使い勝手は通常のXPS 13と変わらず、2in1 PCであることを意識せず使えます。2in1機構の副産物としてディスプレイを180°開けるので(通常のXPS 13は最大135°程度)、膝上に置いて使う時などはノーマルのXPS 13より使いやすいぐらいです。


XPS 13 (9370)とXPS 13 2-in-1 (9365)のどちらも、USB端子はType-Cのみ。SDカードスロットはフルサイズではなくmicroSD仕様です。拡張性にはどちらも不満が残りますが、ポート数が1つ多い分だけXPS 13の辛勝といったところでしょうか。

まとめ


サイズ感はほぼ変わらず、「11インチ級の本体サイズで13インチディスプレイを積んでいる」という魅力のあるモバイルPCに仕上がっている両機種。

高い処理性能を必要とする方やコストパフォーマンス重視の方、あるいは美しいデザインを取るならば「XPS 13 (9370)」、静粛性や電池持ち重視の方、ペン入力を使いたい方なら「XPS 13 2-in-1 (9365)」を選ぶのが良いでしょう。