アスクル限定「伊藤園 香り豊かなお茶 緑茶」を「お~いお茶」と飲み比べてみた

2018.05.26 食べ物・飲み物 ライター:__agar

伊藤園のペットボトル緑茶と言えば、最初に思い浮かぶのは言わずと知れた「お~いお茶」。しかし、伊藤園のペットボトル緑茶だけれど「お~いお茶」ではない、少々見慣れない商品を入手したので飲み比べてみました。

「伊藤園 香り豊かなお茶 緑茶」とは何物なのか?


「香り豊かなお茶 緑茶」というシンプルすぎて記憶に残らなさそうな商品名、そしてこれといったキャッチコピーも書かれていない妙にシンプルなパッケージ……種明かしをすると、こちらはオフィス向けに開発されたアスクル限定のお茶なのです。ちなみに、少々特殊な商品ゆえか、伊藤園の公式サイト内にある商品情報には掲載されていませんでした。


打ち合わせや会議などの場で出すことを想定された商品であるという事情を知った上で改めて見ると、良い意味で記憶に残らない、存在感を出さず邪魔をしないパッケージなんだな、ということが伝わってきます。ちなみに、パッケージのデザインはあくまで伊藤園の一製品という体でアスクルの名はどこにも書かれていません。お客さんに出すようなケースを考えると、これもちょっとしたことですが気が利いているのではないでしょうか。


容量は320mlで、「その場で飲まなかったとしても持って帰ってもらいやすいサイズ」といった配慮も。ボトルはおそらく「不二家ネクターピーチ 320ml スリムPET」などに使われている物と同じタイプと思われ、容量の割には高さがある代わりに細身の作りとなっている「スリムボトル」を採用。このチョイスにも意味があり、角型のボトルを採用することで人数分を冷蔵庫で冷やしておきやすいよう配慮しているのだとか。

一般的なペットボトル飲料であれば、味や香り、あるいは量や値段などを考えて作られて行くのでしょうが、この「香り豊かなお茶 緑茶」は、“オフィス用品としての使い勝手”を軸に考えられていて、たまたま手に取って「このお茶はなんだ?」と疑問に思うまで存在も知らなかったのですが、調べれば調べるほど違った方向性の奥深さに感心してしまいました。

伊藤園 香り豊かなお茶 緑茶 320ml 1セット(60本)| アスクル

「お~いお茶」と味は違うのか?


“謎のお茶”の正体が分かってすっきりしたところで、やはり気になるのは味。


中身は「お~いお茶」だったりして、などと思いつつ、比較用に「お~いお茶 緑茶 PET 600ml」を買ってきました。


ボトル形状の違いもありますが、見た目では「お~いお茶」の方が若干ながら色が暗く濃いように見えます。



清涼飲料水ならここで原材料名を見てしまえば答え合わせができるのですが、あいにく緑茶なのでそこはシンプル。どちらも「原材料名:緑茶(日本)/ビタミンC」としか書かれていません。

しかし、栄養成分表示を見ると、「香り豊かなお茶 緑茶」は100mlあたりの食塩相当量が0.02g、カテキンが47mg。「お~いお茶」は100mlあたりの食塩相当量が0.03g、カテキンが40mg。やはりまったく同じお茶というわけではないようです。

実際に両者を飲み比べてみた印象としては、「香り豊かなお茶 緑茶」の方が後味が軽くすっきりしていて、「お~いお茶」の方が緑茶らしい苦味や渋みが若干強いように感じました。失礼なことを言うと、「香り豊かなお茶」の方が香り豊かではないような……ただ、話しながら喉を潤すためであればこれくらいが丁度良いかもしれません。味の面でもやはり利用シーンを考慮した作りになっている、ということの表れでしょうか。

商品名・パッケージ・味、どこを取っても意図的に存在感を控えめにした作りで、単においしいお茶かどうかということより、プロダクトとしてのユニークさや奥深さに興味を惹かれる1本でした。