「Android P Beta」の配信対象に、Essential Phoneなど7機種が追加

2018.05.09 モバイル ライター:__agar

次期Androidのベータ版である「Android P Beta」の配信対象に、Essentialなど6社の端末が追加されました。



Android OSの新バージョンが登場する際には、正式版のリリースに先駆けてDeveloper Preview版やベータ版が開発者などに向けて公開されるのが常ですが、従来、これらをテストできるのは「Android Beta Program」の対象となっている端末に限られていました。具体的には、Androidのリファレンス機として販売されていた「Nexus」シリーズと、Googleブランドのコンシューマー向け端末であり、実質的にNexusシリーズの後継としての役割も担っている「Pixel」シリーズです。

今回の「Android P Beta」では、Android 8.0 Oreoから導入された「Project Treble」という仕組みによってアップデートが容易な構造となったことを背景に、Project Trebleを既に導入しているメーカーの中から、Essential・Sony Mobile・HMD Global(Nokiaブランド)・OPPO・Vivo・Xiaomiの6社から発売されている7機種をベータ版の配信対象に追加。Pixelシリーズ4機種と合わせて、計11機種で利用可能となっています。


配信対象にGoogleブランド以外の一般のAndroidスマートフォンが加わった理由はいくつか考えられますが、筆者の見解としては、Android PからOS標準でサポートされる「ノッチ」や「デュアルカメラ」に絡んだ動作検証をPixelシリーズでは行えないので、ある程度多様性を持った機種をピックアップしたのではないかという考えです。実際、Android P Betaの対応端末の一覧ページでは、各機種の簡単なスペックシートとともに、ディスプレイのアスペクト比や切り欠きの有無、カメラ数が記載されています。

今回の対応によって、Nexusシリーズ最終世代の各機種がDP版・ベータ版の配信対象から外れたことによる「日本国内で利用できる最新OSのリファレンス機が無くなる」という国内の開発者にとって深刻な問題が解決するかどうかにも注目が高まります。

新たに配信対象となった機種のうち、「Essential Phone PH-1」に関しては(一応)技適マークの電磁的表示ができるのでこの機種が注目株かと思われますが、PH-1は「VoLTE対応の機種でありながら、VoLTE非対応機の認証番号が表示されている(本来はADFから始まるべきところがADになっている)」という問題が以前から指摘されており、正しく認証を受けられているか疑問が残る状況。早期解決を願いたいところです。

Source: Android P Beta Devices | Android Developers