7月発売予定の最新フラッグシップ機「HTC U12+」を触ってきました

2018.06.28 モバイル ライター:__agar

6月27日に都内某所で開催された「HTC U12+」タッチ&トライイベントに参加してきました。HTCの最新フラッグシップスマホ「HTC U12+」の実機を短時間ながら触ることができたので、外観を中心にご紹介します。

「HTC U12+」とは?


「HTC U12+」は、台湾の老舗スマートフォンメーカー・HTCの2018年フラッグシップモデルです。日本では6月27日に発表され、7月20日にSIMフリー機として発売予定。端末単体での販売のほか、各MVNOでの取り扱いも予定されています。

主な特徴としては、前世代から搭載された端末の側面を握って操作する機能「Edge Sense」をさらに発展させた「Edge Sense 2」に対応。アウトカメラ、インカメラともに2基ずつ搭載されたデュアルカメラとなり、昨年の「HTC U11」や一昨年の「HTC 10」に続き、DxOMark Mobileでも103点、全体で2位という高い評価を受けました(6月28日時点)。アスペクト比18:9の6インチディスプレイを搭載し、背面を半透明のガラスパネルとした筐体設計は、昨年後半に発売された「HTC U11+」に近いもののわずかながら小型化され、より洗練されたものとなっています。

日本版の主なスペックとしては、Snapdragon 845 / RAM 6GB / ROM 128GBで、ディスプレイは6インチ 2,248×1,080(FHD+)の液晶。
バッテリー容量は3,500mAh、出荷時のOSバージョンはAndroid 8.0です。サイズは約156.6×73.9×9.7mm、重量は約188g。

アウトカメラは約1,200万画素+約1,600万画素、インカメラは約800万画素×2。IP68相当の防水防塵仕様で、おサイフケータイに対応します。

カラーバリエーションは フレームレッド / トランスルーセントブルー / セラミックブラック の3色です。

外観


まず前面を見ると、18:9のディスプレイ、そして下ベゼルに配置されていた各キーを無くしたオンスクリーンキー仕様によって、U11までの機種とは外観が大きく変わっています。国内モデルに限った話をすれば、同クラスの前機種が16:9液晶と画面下に指紋センサーとセンサーキーを備えた旧来のフォーマットの「HTC U11」なので、一気に今時のスマートフォンの見た目になったように感じるかもしれません。

もっとも、海外モデルも含めて見ると、このU12+のデザインは「HTC U11+」の時点でほぼ完成されていたものだとも感じます。以前、U11+にも触れる機会をいただいたのですが(関連記事)、その時のことを思い出しつつ眺めてみると「さらに少しベゼルが削られて小さくなったな」と気が付く程度の差で、両機種のフロントパネルのデザインはよく似ています。


メタルフレーム+3Dガラスという構成は、中央にデュアルカメラと指紋センサーを搭載。最近は指紋センサーの位置が低すぎる機種、高すぎる機種など色々と耳にしますが、比較的触れやすい位置に配置されているかと思います。


こちらは、3色の端末を並べて撮影した1枚。左から、フレームレッド、トランスルーセントブルー、セラミックブラックです。

フレームレッドは、U11のソーラーレッドのように見る角度によって反射で表情を変える特徴的な加工が施されています。トランスルーセントブルーはその名の通り、バックパネルの下にある物が透けて見える半透明のカラーです。


側面の電源キーや音量キーは、一見ごく普通の物理的なボタンのような造形となっているものの、感圧式のセンサーが使われています。会場で軽く操作してみた限りでは押した際のフィードバックにやや癖があると感じ、慣れが必要かも、という印象でした。



カメラ作例

「HTC U12+」の実機を使った会場内での撮影およびデータの持ち帰りが可能でしたので、室内での限られたシーンの作例とはなりますが、何枚か試しに撮ってみました。いずれもオートでの撮影です。




室内かつ限られたシーンでの作例のみでは何とも言えませんが、会場で披露されたプロの写真家による作例などを見ても(実際の大多数の利用シーンとしては考えにくい手の込んだ処理を行った作例など、差し引いて考えなければならない部分はあるにしても)、ポテンシャルは今回も高そうだと期待できました。

個人的には、昨年のU11のカメラはただ性能が高いだけではなく、昨今のスマートフォンカメラとしては珍しい自然な画作りが気に入っていたので、U12+のカメラはどんな仕上がりを見せてくれるのか、機会があればもっと色々な場面で試してみたいなと思っています。

まとめ


U11(ソーラーレッド)のSIMフリー版販売などを経て、ついに最新のフラッグシップモデルをSIMフリー機として売り出すというのはなかなか挑戦的な試みだと思います。

端末自体もよくまとまっているとは感じたものの、言ってしまえば「デュアルカメラ」や「18:9液晶」あるいは「ベゼルレス」といった要素は後発の部類ですし、機能追加や改良が施されているとはいえ昨年の新機能の延長線上にある「Edge Sense 2」も目玉機能としてはやや弱いかもしれません。あとは、大きな割引を期待しにくいSIMフリー機で、10万円出してでも欲しいと思われるような良さをアピールしていけるかどうかに成功はかかっているのではないでしょうか。

仮に「最新のハイエンド構成のSIMフリー機が欲しい」というユーザーから見れば、同等スペックで2万円以上安い「ZenFone 5Z」が強力なライバル機種でしょう。「とにかくカメラ重視」という方なら「HUAWEI P20」などが手強そうです。

このように個々の性能・機能で見て行くとライバルとなり得る機種は多数存在します。一方で、Snapdragon 845を搭載した最新最速のスペック、高性能なカメラ、充実した対応バンド、防水防塵、おサイフケータイへの対応など、大手キャリアから発売される各メーカーのハイエンド機のような全部入りの万能選手は今の日本のSIMフリー市場には不在です。潜在的な需要の大きさは不明ですが、まだ狙える可能性もあるポジションなのかもしれません。