登録不要、すぐに乗れる!1日乗車券「30くりパス」で「baybike」を使ってみた

2018.07.09 乗り物 ライター:__agar

事前登録不要でシェアサイクル「baybike」を1日乗り回せる、「30くりパス」という1日乗車券を使ってみました。

「baybike」とは?


「baybike(ベイバイク)」は、ドコモ・バイクシェアが神奈川県横浜市で運営する自転車シェアリングサービスです。横浜駅付近からみなとみらい地区、山下公園や中華街などのエリアに設置されたポート(専用駐輪場)で自転車の貸出・返却を行います。ポートは2018年6月末時点で62ヶ所あり、借りたポートとは別のポートでの自転車の返却も可能。短距離・短時間の移動に適した30分単位での課金体系となっており、市街地での移動や観光スポットを巡るのに適したサービスです。

「30くりパス」とは?


「30くりパス」は、そんなbaybikeを当日の午後10時まで自由に利用できる1日乗車券です。価格は1枚1,500円(税込)で、1回30分以内なら何度でも繰り返し利用できます。サービスエリア内の各所にあるローソンなどで購入できるほか、baybikeの運営事務所限定で、1,000円の「学生・シニアパス」や800円で14時以降に限り利用できる「午後パス」も販売されています。

baybikeの通常の料金プランである「1回会員」や「月額会員」と異なり、Webサイト上での事前のユーザー登録は不要。専用のICカードを受け取ったら、すぐに近くのポートから自転車を借りて移動できます。

「30くりパス」を実際に買ってみた


「30くりパス」の販売店は、公式サイトで確認できます。今回は横浜駅付近のローソンで購入しました。


買い方としては、簡単な書類にサインして代金を支払うだけ。ICカードと案内冊子が渡されます。


使い方は簡単で、自転車の操作パネルにある「START」ボタンを押し、ICカードをかざすだけ。通常プランと同様の操作になります。

「30くりパス」を使ってみた感想


通常のbaybike会員になるのとは違い、事前登録が不要、そしてクレジットカードも必要とせず誰でも手軽に利用できるという点では、旅行者などに適したサービスかと思います。しかし、あまり認知・利用はされていないようで、購入した店舗で少しお話を伺ったところ、ほぼ月末に訪れたにも関わらず筆者を含めてその店舗では今月5枚目、とのことでした。

あまり1日乗車券の利用が伸びていなさそうな理由を考えてみると、やはり月額会員に近い料金がかかってしまうという割高感が原因ではないでしょうか。baybikeのエリア自体そう広い範囲ではないので、1日の移動に1,500円も出すのであれば、公共交通機関を多用して観光してもお釣りがくるはずです。

また、パスの認知度向上にもあまり力を入れられていないのではないかと思います。というのも、仕様があいまいで実際どのような運用になっているのか分からない部分すらあり、大々的に売り出す以前に、先に挙げた料金設定も含めてプランとしての詰めが甘いと感じました。

例えば、“30分以内なら繰り返し使える”というのが「30くりパス」の名称の由来と思われますが、公式サイトなどを見ても「1回30分以内」と明記されている箇所とそうでない箇所が混在しています。実際、利用者に買い切りのパスを渡してユーザー登録もしないこのシステムでは、仮に30分を超えてしまっても課金のしようがないのではないでしょうか(もちろん悪用は厳禁です)。また、割高な料金の一因には、立派なICカードを買い切りで配ってしまうシステムであることも関わっていそうですが、実は、案内冊子の片隅にひっそりとICカードの回収への協力のお願いが書かれています。ここももう少しうまく徹底できれば料金を下げられそうです。

「30くりパス」はICカードで利用できる分、セブンイレブンやファミリーマートで購入できるコード式の1日パスと比べると利便性は高く、ユーザーにとって決して悪いサービスではないと思います。それだけに惜しいと感じる部分も多く、もう少し仕様が詰められれば人気が出るプランなのではないかなと感じました。