ドコモ・バイクシェアのシェアサイクル(ちよくる・baybikeなど)の借り方・返し方

2018.07.06 乗り物 ライター:__agar

全国各地で提供地域の増えてきている、ドコモ・バイクシェアの自転車シェアリングサービス。街中に設置された赤い自転車を目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。基本的に無人のポート(専用駐輪場)から借りていく仕組みなので、「見たことはあるけれど使い方は知らない」という方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、登録方法や借り方、返し方など、最低限の使い方をまとめました。

そもそもどんなサービス?


そもそも、シェアサイクルあるいはコミュニティサイクルなどと呼ばれるこの手のサービスは、どのようなものなのでしょうか。

観光地などで古くから展開されている従来型のレンタル自転車と比べた大きな違いとしては、エリア内の各所に多数設置された「ポート」と呼ばれる無料の専用駐輪場から好きな時間に借りられること、そして借りた場所以外のポートへの返却(乗り捨て)もできることが挙げられます。短時間のレンタル、短距離の移動に適したサービスで、都市部で有効な移動手段として注目されています。

ドコモ・バイクシェアの自転車シェアリングサービスの場合、多くのエリアは各自治体から受託して運営されています。このため現状では各エリアで独立したサービスとなっており、料金プランや営業時間などが異なります。

基本的には、30分刻みでその都度課金される「1回会員」と30分以内の利用が月何回でも無料の「月額会員」、観光などに適した1日乗り放題の「1日パス」という3種類の個人向けプランが用意されており、目的や利用頻度に応じて使い分けられます。千代田区の「ちよくる」をはじめとした都内各区のサービスや、大阪府の「大阪バイクシェア」などは24時間利用できる一方、横浜市の「baybike」や仙台市の「DATE BIKE」など、エリアによっては営業時間が定められています。

東京・横浜・大阪・仙台などでサービス展開中


ドコモ・バイクシェアの自転車シェアリングサービスは、東京都(千代田区/中央区/港区/新宿区/文京区/江東区/品川区/大田区/渋谷区/練馬区)、横浜市、仙台市、広島市、大阪府、奈良県、青森県/岩手県、那覇市などで展開されています。また、ドコモ・バイクシェア自身が運営するこれらのエリアのほかに、システム提供を受けて他の会社が運営しているエリア(神奈川県西部の「Let’s Bike」など)もあります。

登録方法や使い方は基本的にどのエリアでも同様ですが、登録は利用エリアごとに必要なので注意。ただし、東京都内のエリアのうち、練馬区を除く9区に関しては「東京・自転車シェアリング広域実験」という名目で相互利用が可能となっています。広域実験中のエリアでは、1つの区で会員登録をしていれば他の区で自転車を借りたり、区をまたいで乗り降りすることもできます。

まずは会員登録をしよう


先述の通り、ドコモ・バイクシェアの自転車を借りるには、都度課金の「1回会員」と30分以内の利用なら定額の「月額会員」、1日乗り放題の「1日パス」という3通りの利用方法があります。これらのうち、「1日パス」に関しては販売店へ行ってパスを購入すればすぐに利用できますが、「1回会員」や「月額会員」になるには事前の登録が必要です。

各エリアのサイトで、利用者の情報や支払いのためのクレジットカード番号などを登録し、プランを選んでおきましょう。

ドコモ・バイクシェア公式サイト

借り方は2通り。ICカードでの利用がおすすめ


自転車を借りる際の操作は2通りあり、交通系ICカードやおサイフケータイなどのFeliCaカードをかざして借りる方法と、自転車の操作パネルにパスコードをその都度打ち込んで借りる方法があります。

ICカードを利用する場合は、初回の利用時だけ自転車に登録用のパスコードを打ち込み、利用したいICカードをリーダーにかざして登録します。2回目以降はボタンを押してICカードをかざすだけで簡単に借りられます。

パスコードを利用する場合は、自転車を借りる前にスマートフォンなどで会員サイトにログインして、利用したい駐輪場を選んで自転車を予約、現地で自転車にパスコードを入力するという手順となります。少々手間なので、おサイフケータイ対応のスマートフォンやSuica・PASMOなど、何かしらのFeliCa規格のカードを持っているならば登録しておいたほうが便利です。

借り方


ここからは、ICカードを利用する場合の実際の操作手順を解説します。なお、写真は横浜市の「baybike」の車両ですが、他地域のものも同様の手順となります。


まずは、車体後部にある操作パネルの「START」ボタンを押します。


液晶画面に「カード/コード」などの文字が表示されたら、登録済みのICカードをかざしましょう。照会が済むと自転車のロックが自動で解錠されます。


車両管理のための装置と電動アシスト自転車としての装置の電源は連動していないので、走り出す前にハンドルの左側にある電源ボタンを押しましょう。この際、バッテリーの残量が表示されます。

小技としては、貸し出し前でも自転車本体の電源は入れられるので、複数の自転車を選べる状況であれば、いきなり借りるのではなくバッテリーが多く残っている車両を探して借りることもできます。また、レンタル車両は工具不要でサドルの高さを調節できるので、極端に低い/高い場合は調整しておくと良いでしょう。手順としては、サドルの下にあるレバーを回して緩め、高さを変えた後に締め直すだけです。

返し方


返却はサービスエリア内の各ポートで出来ます。借りたポートと同じ場所である必要はありません。


まず、後輪に付いている鍵をかけます。


鍵をかけた状態で、操作パネルの「ENTER」ボタンを押し、液晶画面に「返却」と表示されたら完了です。

なお、「駐輪場外」と表示された場合には、正常に返却できていないので注意。必ずしもポートの車輪止めに自転車をセットしないと返却できないわけではない(車輪止めでポートを検知しているわけではない)のですが、ポートに設置されているビーコンと通信できる範囲に自転車を停めていることが返却の条件となります。少し移動させて再度返却の操作をしてみましょう。

補足

・一時的に施錠しておく方法

必ずしもポートのある場所に出かけるとは限らず、一般の自転車のように一時的に施錠しておきたい場合もあるのではないでしょうか。このような場合、まずは後輪に付いている鍵のレバーを下げます。


すると、液晶画面に「施錠」という表示が。再度乗り出す際は、借りる際と同様に「START」ボタンを押してカードをかざします。

裏を返せば、ポートで返却したい場合にも、鍵をかけた後に「ENTER」ボタンを押し忘れると、この施錠状態となってしまい返却できていないことになるのでご注意ください。


・利用時間の確認方法

レンタル中に、返却や施錠の操作をせずにボタンを押すと、液晶画面に現在の利用時間が1分単位で表示されます。料金が変化する30分のボーダーが迫っていそうな時はこちらをチェックしてみましょう。

まとめ


ICカードの登録さえしてしまえば、簡単に貸し借りできるサービスです。混雑しているポートなどでは返却時の位置取りにやや慣れが必要なところはありますが、すぐに慣れて使いこなせるかと思います。繰り返しになりますが、都内の一部エリアを除いて、基本的には地域ごとに登録が必要なので注意。使い方や配備されている車両はどのエリアでも大体同じなので、一度使い慣れてしまえば旅行先などでも違和感なく使えるでしょう。