Qrio、新型スマートロック「Qrio Lock」を発表。オートロック機能やレスポンスを改善

2018.07.05 VR・AR・IoT ライター:__agar

Qrioは7月5日、新型スマートロック「Qrio Lock」を発表しました。都内某所で開催された発表会に参加してきたので、実機の写真を含め、新製品についてお伝えします。

「Qrio」のこれまでの展開


(初代「Qrio Smart Lock」)

2014年12月にWiLとSONYのIoT合弁会社として設立されたQrioは、2015年8月に最初のスマートロック「Qrio Smart Lock」を発売。その後、スマートロックを外出先から遠隔操作できるようにする周辺機器「Qrio Hub」や、バッグなどに取り付けて紛失を防ぐスマートタグの「Qrio Smart Tag」などのIoT製品をこれまでに送り出してきました。会社としてのQrioは、2017年にソニーネットワークコミュニケーションズの子会社となり今に至ります。

主力製品である「Qrio Smart Lock」は、既存の鍵の上からかぶせる形で取り付けることができ、工事不要、賃貸物件でも気軽に利用できることが強み。Amazon.co.jpで販売されているスマートロック製品の中で1位の売上を記録するなど、日本で最も普及しているスマートロックの1つです。

新製品「Qrio Lock」の特徴


今回発表された「Qrio Lock」は、Qrioの最初の製品である「Qrio Smart Lock」の後継機。旧機種と同様、既存の鍵に被せるようにして取り付け、スマートフォンからの操作による解錠/施錠を可能とするスマートロックです。


(左:旧製品「Qrio Smart Lock」、右:新製品「Qrio Lock」)

シルバーを基調とした「Qrio Smart Lock」に対し、新しい「Qrio Lock」は目立ちにくいブラックに変更。ドアへの取り付け方法は従来通り両面テープでの貼り付けとなりますが、ユーザーからの不満として「テープが剥がれて落下してしまう」といった声が多かったことを受け、空気などを間に含まず確実に貼り付けやすいように。テープを4分割する改良が施されています。

従来機種では、アプリ操作から施錠/解錠までの動作に数秒かかっていたところ、新型ではレスポンスを大幅に改善。さらに、ビーコンとGPSを組み合わせて、帰宅時にはスマートフォンを持ってドアに近付くだけで解錠できるハンズフリー解錠の機能を実装しました。

また、鍵の閉め忘れを防止するオートロック機能を改良。従来は解錠から一定時間が経過すると自動で施錠する機能を提供していましたが、新たに、ドア枠に設置するマグネットセンサーによってドアの開閉状態を記憶する仕様とすることで、ドアが閉まったことを検知して自動で施錠できるようになりました。

なお、新型用のスマートフォンアプリは従来機種のものとは別で提供され、これらの新機能は「Qrio Lock」専用の機能となります。


(Qrio Hub)

「Qrio Smart Lock」で提供されていた主な機能は、「Qrio Lock」にも引き続き搭載されます。例えば、合鍵を発行して友人などが一時的にドアを解錠できるようにする機能や、別売りの「Qrio Hub」と組み合わせた遠隔操作機能などは変わらず利用できます。

「Qrio Lock」の発売日は7月19日。価格はオープン価格で、公式ストア「Qrio Store」での販売価格は23,000円(税抜)です。

スマートフォン無しでも使える「Qrio Key」を発売予定


これまでのQrioはスマートフォンからの操作を基本としていましたが、新型「Qrio Lock」の専用アクセサリーとして、スマートフォン無しでも施錠/解錠の操作ができる「Qrio Key」の発売も予定されています。

「Qrio Key」は、施錠/解錠のための2つのボタンが付いたシンプルな小型のリモコンで、スマートフォンを持っていない家族のいる家庭に「Qrio Lock」を導入するケースを想定した周辺機器です。「Qrio Key」を紛失した場合に備え、登録者のスマートフォンから鍵の権限をリセットできる仕組みを用意しています(裏を返せば、Qrio Keyを使う場合でも最低1人はスマートフォンを持っている必要があるようです)。

「Qrio Lock」の発売予定日は8月16日。価格は4,500円(税抜)です。

「Qrio Lock」フォトギャラリー